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10月1日21時31分配信 読売新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081001-00000057-yom-soci
滋賀県東近江市の金貝(かなかい)遺跡で、9〜10世紀の神社本殿と見られる掘っ立て柱建物跡が出土したと、県文化財保護協会が1日、発表した。
正面に長いひさしがある、神社建築の基本様式ともされる「三間社流造(さんげんしゃながれづくり)」では最古の遺構で、神社建築の起源を考えるうえで貴重だ。
三間社流造は正面の柱(4本)の間が三つあるのが特徴で、京都市の下鴨神社本殿が有名。これまでの最古は香川県坂出市に現存する神谷(かんだに)神社本殿(1219年)とされ、国宝に指定されている。
今回の遺構は、幅約6メートル、奥行きはひさし(約3メートル)を含め約7メートルの建物とみられ、周囲で見つかった須恵器などから9〜10世紀の遺構と判断。一般的な三間社流造は、柱の下に木材で土台を組むが、この遺構は土台がなく、より古い掘っ立て柱の建て方だったとみられる。