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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080909-00000000-mai-soci
米卸売加工会社「三笠フーズ」(大阪市北区)の事故米転売問題で、同社から「工業用」として佐賀県の仲介業者に出荷されたコメが、福岡県内の3業者を経由した後に「食用」として佐賀県の米穀店に販売されていたことが8日分かった。佐賀県が国との合同調査の結果として明らかにした。県は「なぜ工業用のコメが食用になったのか。福岡県の調査を待ちたい」と戸惑っている。
佐賀県によると、県内の仲介業者は07年11月〜08年8月、約880トンを三笠フーズから仕入れ全量を福岡県の仲介業者に「のり原料用」として販売。その後このコメは福岡県内の2米穀店を経て、07年12月〜08年7月に佐賀県の米穀店に計約82トンが納入された。この際、コメの表示は食用を示す「もちの精米」となっていた。
佐賀県の米穀店はこのコメを08年1〜5月、大阪府の米穀店に「食用」として販売。この際の選別で生じた「割米」は福岡県の米穀店に、ぬかは佐賀県の農家にそれぞれ売ったといい、現在、約45.5トンの在庫が残っている。
【関谷俊介】