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(回答先: チベット反政府デモ、今後の対応を解説(日テレのテレビニュース) 投稿者 忍 日時 2008 年 3 月 16 日 10:08:06)
たけ(tk)はアイヌを尊敬しているので、明治期に併合されて歩んだ彼らの悲劇とチベット問題とが重なってしまい、ちと重たい問題である。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=745312824&owner_id=545566
在日琉球人さんの日記
琉球人として「チベット独立」を応援したい
中国とインド、2つの帝国に挟まれたチベット。
中国と日本、2つの帝国に挟まれた琉球。
とても他人事ではない。ホントは他人事だが(笑)。
「琉球は日本から独立しよう!」なんて言うと、「独立琉球の経済はどうする?琉球人だけで食っていけるのか?」という反論が来る。私も確かにその通りだと思う。
しかし「チベットは中国から独立すべきだ!」と主張する日本人は、「独立チベットの経済はどうする?チベット人だけで食っていけるのか?」という想定はしないのだろうか? チベット独立後の生存計画はあるのだろうか?
もし、そんな未来の現実よりも目の前の理想が大事だ!というのなら、琉球人だって独立を空想する権利がある事になる。
ラサ暴動 ダライ一派が策動か
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=433190&media_id=4
私は《帝国》を一概には否定しない。
ラッキョの皮むきのようなユーゴスラビアの民族独立内戦よりは、オーストリア・ハプスブルグ《帝国》の多民族調整型帝国の存在意義はあったと思う。
アメリカ《帝国》だって、無茶苦茶はするが、その肯定的側面は評価する。
実は、大日本《帝国》だって、それほど悪くなかったという面はある。
昭和初期にあんなマヌケな戦争さえしなければ(というか普通の近代国家ならありえない展開である)、今でも、琉球だけでなく、朝鮮も台湾も南樺太も領有していた可能性がある。
で、それがアジア民族抑圧の地獄になるか?といえば、そうでもなかったと思っている。
もし、大日本帝国が「大正デモクラシー」のまま推移していったなら、朝鮮にも台湾にも選挙権が公布されただろうし(政党が権力拡大の為その方向に動くだろう)、帝国議会に朝鮮人議員や台湾人議員がたくさん生まれた可能性がある。
まあ、軍事コストは現在とは比較にならないくらい重いが(笑)、そういうデモクラシー帝国・日本を想定する事も、また面白い。
じゃあ民族独立が悪いか?といえば、そうではない。
アイルランド、ポーランド、バルト三国、キューバ、などなど独立の意義があった国もまた数多い。
しかしアフリカのように、独立後に内戦地獄・飢餓地獄が待っていた地域もまた少なくないのだ。
チベットもまた、独立したいなら独立しておかしくない、独立の権利がある地域だろう。
しかしチベットが、アイルランドになるのか?アフリカみたいになるのか?一応は考えておくべき問題である。
さて、ニュースを見て感じたのが、ラサ中心部の近代化である。
なんだか、日本の駅前再開発(笑)みたいな、プラスティックな小奇麗さがあった。
少なくとも多大な資本投下はされているようだ。
大日本帝国が、植民地である朝鮮半島に資本投下して近代化した事を評価するのなら、
中国共産党が、植民地であるチベットに資本投下して近代化した事も評価するべきだろう。
中国共産党のチベット近代化がチベット文化の抹殺なら、
大日本帝国の朝鮮近代化も朝鮮文化の抹殺という事になってしまう。
結局、中国共産党にとってチベットとは何なんだろう?
コスト・ベネフィットの帳尻は合っているのだろうか?
別に、石油が出るわけでもない、穀倉地帯でもない。
おそらく相当の「赤字経営」ではないのか?
それでも中央アジアの地政学上、国防上のメリットがあるとは思うが。
逆にいえば、大して儲からない地域であるチベットが独立した後、その経済はどうするのか?チベット人はちゃんと食っていけるのか?
もろもろの問題はあるとしても、とりあえず、同じ少数民族として、チベット独立を応援したい。