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東和銀で不適切融資か 審査不十分で不振企業に 前頭取を告訴も(東京新聞)
2007年10月12日 夕刊
群馬県の第二地銀「東和銀行」(前橋市、吉永国光頭取)が、旧大蔵省OBの増田煕男(ひろお)前頭取時代に、行内審査が不十分なまま、経営不振企業に不適切な融資をした疑いがあることが十二日、分かった。同行は有識者らによる調査委員会を設置、増田前頭取の関与などについて調べる方針。調査結果に基づき増田前頭取を商法の特別背任罪などで刑事告訴することも検討する。
金融庁は近く同行に業務改善命令を出す方針。渡辺喜美金融担当相は同日の閣議後の記者会見で「天下り頭取が情実融資をしたということであれば、とんでもない話だ。厳正に対処する」と話した。
複数の関係者によると、同行では、経営が悪化していた関連会社の不動産会社や、地元の建材販売会社など複数の融資案件について、企業の担当支店などから融資に慎重な意見があったが、増田前頭取や一部役員らの意向を受ける形で、最終的に常務会で融資が決められたという。正規の手続きを経ずに、前頭取の独断で融資を実行したとの指摘もあり、融資先には、前頭取が個人的に親しくしていた取引先も含まれていたとみられる。
増田前頭取は東京新聞の取材に対し、「融資の賛否については一つ一つ精査し、確認してきた。銀行の方針に従っており、融資に全く問題はない」と否定している。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2007101202055912.html