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□朝青龍診断に医学者から“物言い”「神経衰弱」は戦前の病気 [スポーツ報知]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070806-00000008-sph-spo
朝青龍診断に医学者から“物言い”「神経衰弱」は戦前の病気
8月6日8時3分配信 スポーツ報知
2場所連続出場停止と謹慎などの厳罰を受けた横綱・朝青龍(26)が5日、精神科医の診断で「神経衰弱及び抑うつ状態」と診断されたことについて、医学者から異論が出た。精神科医の香山リカさんは「今回の重い処分や厳しい批判を受けた反応性のうつ状態ということだろう。針のむしろでストレスが多い環境が、症状を悪化させかねない、ということも理解できる」とした上で「この状況を招いた本人が謝罪会見もしないうちに診断結果が発表され、批判しにくいような状況になるのは、精神科医として複雑な気分だ。診断が隠れみの的に利用されるようなことはあってほしくない」と厳しい。
一方、世田谷井上病院の井上毅一理事長は「神経衰弱は夏目漱石がかかったことで有名な、戦前の病名。米国の診断基準からもすでに消えている"亡霊"のごとき病名が出てくるとは、さすがは歴史のある相撲界ですね」と苦笑。胃腸科が専門の同理事長は、胃かいようで亡くなった文豪・夏目漱石の研究を長年続けてきたが「神経衰弱の漱石に夫人が胃薬だと言って睡眠薬を飲ませていた」というエピソードを紹介。特効薬は「休養するのではなく、あるがままに生活させること」という。つまり「神経衰弱」は「モンゴル帰国」を後押しする診断名ということになる。
最終更新:8月6日8時3分
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□朝青龍 「神経衰弱、抑うつ」診断 親方は「辛抱も必要」 [毎日新聞]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070806-00000002-maip-spo
朝青龍 「神経衰弱、抑うつ」診断 親方は「辛抱も必要」
8月6日9時58分配信 毎日新聞
日本相撲協会から2場所出場停止処分を受けた横綱・朝青龍(26)は5日、東京都墨田区の自宅で精神科医の往診を受け、「神経衰弱および抑うつ状態」と診断された。報告を受けた師匠の高砂親方(元大関・朝潮)は「朝青龍に会って確かめたい」と語り、6日に朝青龍と面会した上で、故郷のモンゴルに帰国させて療養するかどうか判断する。
知人を通じて往診を依頼された東京都内の開業医、本田昌毅医師は「うつ病の一歩手前。今のままなら3、4日で発症する。本人が望む最良の環境で休養するのが一番」と病状を説明した。
朝青龍は不眠を訴えて食事ものどを通らない状態といい、「母の料理が食べたい」などと帰国を望んでいるという。
処分決定後、朝青龍と会っていない高砂親方は「ある程度、辛抱や我慢するのも必要」と話し、7日に北の湖理事長に報告する予定。
北の湖理事長は「(病状が)心配だ。協会から罰則を受け、気持ちの整理がつかない時に外出できないのでは息も抜けないだろう」と語った。【飯山太郎】
◇なぜ思わぬ事態に?
朝青龍が精神科医に「うつ病の一歩手前」と診断された。腰やひじの骨折による休場届を出しながらモンゴルでサッカーをしていたことが発覚して2場所出場停止の処分を受けたばかり。その4日後にはこの診断。事態は思わぬ方向に展開してしまった。
なぜ、ここまで大きな騒動になったのか。朝青龍が先月30日に日本相撲協会の幹部に謝罪し、今月1日に処分を受けてもファンに対しては肉声で謝罪することがなかったからだ。ちょうど前後してフィギュアスケート男子の織田信成がバイクの酒気帯び運転で検挙され、織田は涙ながらに記者会見して謝罪した。だが朝青龍は処分を受けたコメントを高砂親方を通じて出しただけ。1日に診療した平石貴久医師は「話を聞けるし、病名がつくほどのものではない」と話していたから、その段階で手の打ちようがあっただろう。
弟子を監督する立場にある高砂親方はようやく腰を上げて、6日に朝青龍と面会する。処分を伝えて以降は一度電話をしただけ。師匠として、あまりにもコミュニケーションがない。「おれは弟子・朝青龍を信じている」と言った高砂親方は、協会の広報担当理事でもある。いかに騒動を収めるか。難局を切り抜ける手腕が問われる。【上鵜瀬浄】
最終更新:8月6日9時58分
□朝青龍うつ病の手前、放置なら発症も [日刊スポーツ]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070806-00000029-nks-fight
朝青龍うつ病の手前、放置なら発症も
8月6日9時54分配信 日刊スポーツ
横綱朝青龍(26=高砂)が「神経衰弱および抑うつ状態」と診断された。4カ月の謹慎処分などを受けて精神不安定な状態が続いていたため、5日に東京・墨田区の自宅で精神科医の診察を受けた。往診した本田昌毅医師(37)は、放置すれば近日中にうつ病になる可能性を示唆。本人が希望しているモンゴルでの帰国療養を勧めた。診断書を受け取った高砂親方(51=元大関朝潮)は今日6日、処分決定後初めて本人と面談する。北の湖理事長(54=元横綱)も帰国治療に柔軟な姿勢を見せており、早期実現する可能性も出てきた。
朝青龍の病状が「神経衰弱および抑うつ状態」と判明した。往診を終えた本田医師は「うつ病の1歩手前の状態です。このまま3日もすれば、うつ状態になることも考えられる。うつになったら3カ月は治療が必要」と明かした。朝青龍はこの日まで、3日連続でまともに食事が取れず、感情の起伏が激しい状態が続いている。同医師の問診にもすぐには答えられず「タイムラグがある」という。
帰国治療を希望する朝青龍は1時間以上に及んだ治療中に「つらい。モンゴルに帰って治したい」と話したという。同医師は「うつにならないためには、一刻も早く本人にとって最良な環境での療養が必要です。母の料理が食べたいとも言っていたし、最低2週間はモンゴルに帰した方がいいと思います」と帰国治療を勧めた。同医師は横綱の自宅で診断書を作成し、関係者を通して師匠の高砂親方に渡した。
まだ弟子とじっくり病状のことを話していない高砂親方は「近いうちに私が行って話してみます。今日、明日モンゴルに帰すことはない。私にはそういう権限もない」と話し、6日に弟子の元に出向いて「緊急面談」することを示唆した。渡された診断書は「ある程度の辛抱と我慢が必要だし、本人と直接話してから」と、北の湖理事長には報告しなかった。
「緊急面談」の結果、高砂親方が「帰国治療」が必要と判断した場合には、同理事長に診断書を添えて報告することになる。「帰国を許すと謹慎にならない」という反対派もいるが、北の湖理事長は前日に続きこの日も「罰則を受けて、気持ちの整理が付かないうちに外出もできない状況だし。病状がはっきりした場合には真剣に考えたい」と、柔軟に対処する姿勢を示した。今週中にも持ち回り理事会を開き、「帰国治療」の許可が下りる可能性がある。【盧載鎭】
最終更新:8月6日9時54分
□朝青龍に「神経衰弱」の診断、モンゴル帰国を勧める [産経新聞]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070805-00000908-san-spo
朝青龍に「神経衰弱」の診断、モンゴル帰国を勧める
8月5日14時26分配信 産経新聞
2場所出場停止などの処分を受けた横綱朝青龍が5日、都内の自宅で精神科医の診断を受け、「神経衰弱および抑鬱(よくうつ)状態」と診断された。医師は「2、3日中に鬱病に進行する恐れがあり、本人にとって最良の環境で療養した方がいい」として、朝青龍が望むモンゴル帰国を勧めた。
午前11時40分から1時間40分に渡って横綱を診断した本田昌毅氏は「鬱病の一歩手前で、一刻も早く療養すべきだ」と指摘。朝青龍の様子については「不眠、食欲不振、意欲減退。体重も落ち、表情も暗い。自分の考えがまとまらず、会話の受け答えのスピードも遅い」などと話した。
朝青龍は「復帰したい」と現役続行に意欲をみせ「モンゴルに帰りたい。話は心身とも健康になってからしたい」ともらしているといい、本田氏も「会見を開くのは全身骨折の患者に歩けというようなもの。本人が言いたいことを正確に伝えられる状態ではない」との見解を示した。
東京・両国国技館で診断書を受け取った師匠の高砂親方(元大関朝潮)は「モンゴルに帰せばいいというものではない。ある程度の辛抱、我慢は必要」と帰国には否定的。ただ、「限界であれば話は別」とも述べ、6日に朝青龍を訪ね、状態を把握してから今後の方針を決める予定だ。
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最終更新:8月5日18時44分