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(回答先: 温室効果ガスによる地球温暖化理論のウソ(その33)=京都議定書は直ちに破棄すべきだ! 投稿者 スパイラルドラゴン 日時 2008 年 3 月 24 日 06:35:31)
http://blogs.dion.ne.jp/spiraldragon/archives/6898449.html より全文転載。
「らくちんランプ」の管理人スパイラルドラゴンです。今日は、2008年3月24日です。本日は、2005/12/28に発行された「サマータイム制導入に反対する」 vol.169を転載します。
(以下転載)
【サマータイム制導入に反対する】 vol.169 2005/12/28 発行者:media
http://archive.mag2.com/0000144953/20051228171019000.html?start=580
◎温室効果説に対する疑問(その33)
サマータイム導入の論拠となっている温室効果(による地球温暖化)説に対する疑問を述べるシリーズの第33回目です。
●つつましさの演出
前回の続きで、11月3日のNHK・ニュース10で放送された、北極圏の氷消滅により住み慣れた島を追われる先住民の悲劇についての番組検証です。
予めお断りしておきますが、私は決して、こうした現象がおこるのは、この先住民のような寒冷地の人たちだけのせいだ…と主張しているのではありません。
マスコミが、それとは正反対の布教をするので、このような指摘を行っているだけです。
実際、NHKは、北極圏の氷消滅を、何が何でも、温帯の先進国だけのせいにしたがっています。
ま、NHKが信奉してきたマルクス主義は、経済思想として資本主義・自由主義に敗北してしまったのですから、敵の足を引っ張るには最高のネタなのでしょう。
そして、そのために、悲劇の先住民という“弱者”を担ぎ出すわけです。
この“弱者”は、あくまで被害者でなければなりません。
そこで、この先住民が行っているアザラシ漁について、次のような解説をするわけです。
「必要な分だけを狩猟し、決して無駄にはしません。」
これだと、いかにもつつましく生きているかのように聞こえるでしょう。
そして、彼らが温暖化の原因になるはずがない!と思わさるでしょう。
ところが、前回も指摘したように、実態はそうではないのです。
となれば、そんなイメージ操作を行うこと自体、この番組が悪意に満ちた洗脳番組である何よりの証拠でしょう。
●「必要な分」って、どれだけ?
まず、「必要な分だけ」という表現がクセモノですね。
いかにも、自給自足のために必要な分、すなわち、ほんのわずかしか狩猟していないように聞こえるでしょう。
でも、実際はそうではないことは明らかです。
なぜなら、前回述べたように、彼らは驚くほど近代的な生活をおくっているからです。
自給自足的な狩猟生活では、あのような生活スタイルは、絶対に手に入れられません。
それとも、連邦政府は、先住民たちに特別な補助をしてるとでもいうのでしょうか?
近代的な生活のために必要なものを購入するためのカネが稼げる分も狩猟しなくてはならないはずです。
ま、確かに、それも「必要な分」と言えるのかもしれませんが…。
視聴者を惑わす表現であることは確かでしょう。
●「無駄」にしてるのはNHK
「無駄にはしません」という表現もクセモノですね。
贅沢は一切していない…というふうに聞こえるでしょう。
ものを「無駄にし」ないのは、何も、この先住民たちだけではないでしょう。
言っておきますが、日本企業だって、「無駄にはし」てないのですよ。
無駄は、儲けを減らす要因になりますからね。
何かと「無駄にし」ているのは、NHKです。
NHKにいると、外の世界のことが見えなくなってしまうのでしょうね。
自分たちが「無駄にし」ているから、他の(先進国の)人たちも「無駄にし」ているはずだと思うのでしょう。
自分たちと一緒にすんなーっ!
●寒冷地の宿命
前回も申し上げましたが、寒冷地の人たちが温暖な地域の人たちと同じような生活をしようとすると、どうしてもエネルギー使用量が多くなってしまうのです。
これは、何も、暖房に限ったことではありません。
たとえば、北海道では、冬になると、車の燃費がかなり悪くなります。
また、冬でなくても、北海道仕様車は、耐寒や雪対策のため、効率が悪くなっているのが普通です。
そんなこんなで、寒冷地の人たちは、温暖な地域の人たちよりも多く、熱を自然界にばらまいてしまうことになってしまうのです。
これが、いわゆるヒートアイランド現象を引き起こしてしまうのです。
●温度差の問題
さらに指摘するならば、寒冷地では、ただの排水でさえ、温暖化の原因になります。
なぜか?
たとえば、排水の温度が10度だったとしましょう。
そして、温暖な地域の河川や海の水温が、たとえば10度だったとしましょう。
すると、10度の排水が流れ込んでも水温は上昇しませんね。
では、寒冷地ではどうでしょう?
寒冷地では、河川や海の水温は、これより低くなりますね。
たとえば5度ぐらいだったとしましょうか。
そこに10度の排水が流れ込むと、どうなるか?
温暖な地域の場合と違い、水温は上がっちゃうでしょう。
排水の温度は、温暖な地域でも、寒冷地でも、そんなに変わらないものです。
そして、人が住む限り、排水は必ずあるものです。
このように、寒冷地では、近代的な生活スタイルは温暖化を招きやすいのです。
●なぜ温帯に先進国が多いのか?
ここで気付かなければならない事実があります。
それは、先進国は温帯に多いという現実です。
では、なぜ温帯に先進国が多いのでしょうか?
ま、理由はいろいろあるでしょうが、その中の一つに、余計なエネルギ−消費を必要としないということがあるはずです。
温帯は、寒さも、暑さも、それほど厳しくない。
だから、冷暖房も必要ない。
故に、余計なエネルギー消費が必要ない。
故に、熱のばらまきも少なくてすむわけです。
人が沢山集まったり、その地が発展したりするのには、ちゃんと理由があるのです。
温帯は、人が暮らすのに最も適した場所です。
そこから遠ざかれば遠ざかるほど、暮らしにくくなる。
そうしたハンディを補うために、エネルギーが必要となる。
結果、熱をばらまいてしまう。
ま、科学技術が無かった昔は良かったのですよ。
温帯以外の地域の人たちは、せいぜい、エネルギー消費を必要としない古い知恵によって生活環境を整えていたわけですから。
もっとも、そのために、随分と不自由したわけですがね。
それが、科学技術により、温帯と同じような恵まれた生活が手に入るようになってしまった。
それで、熱のばらまきによる温暖化が進んでしまったのです。
こうしてみると、やはり、温帯以外の地域で、温帯のような恵まれた生活スタイルを望むのは、やめるべきであることがわかるでしょう。
●自然は不公平
もっとも、こんなことを言うと、「それでは不公平じゃないか。
温帯以外の地域の人たちがかわいそうではないか。」という反論が出てくるでしょうね。
確かに、理想的には、その通りです。
ですが、現実の壁というものの存在を忘れてはなりません。
「全ての地域の人が、同じだけの恵みを受けられるようにすべきだ」という平等論は、理想論としては非常に美しいのですが、あまりに非現実的な空想です。
なぜなら、自然は不公平・不平等なものだからです。
社会だって、そうです。
よく、声優になるのには東京(近辺)の人が有利と言われますが、このように、世の中は、自然なままでは不公平・不平等なものなのです。
それを公平・平等なものにしてきたのは、ほかでもない、人為のおかげなのです。
温帯以外の、たとえば寒冷地の人たちが、温帯の人たちと同じような恵まれた生活を手に出来たのも、人為のおかげです。
ところが、その人為の正当性が、ここに来て、ゆらぎ始めているのです。
これまでのような安易な科学技術、すなわち、大量エネルギー消費による生活水準の平等化は、やはり駄目だったわけです。
全く次元の異なる科学技術や知恵が、今、求められているのです。
ですが、そういうものの開発・発展に力を入れようとする動きは、ほとんど全くと言っても良いほど見られません。
みんな温暖化問題を政治的に利用しているだけです。
●役に立たぬマスコミ
さて、ここからは今回の話とは関係の無い余談です。
少し前、気象庁が今季の予想を暖冬から厳冬に修正しました。
予想になってないじゃん。
ま、それはいーとして…
なんで今季は厳冬になっちゃったの?
気象庁によれば、偏西風が南に大きく蛇行しているからだそうです。
ほ〜ぅ、…んで、なんで偏西風が南に大きく蛇行しちゃったの?
それ説明しなきゃ、厳冬の原因を説明したことにはならないじゃないか!
ところが、マスコミは、そのことを追求しません。
役立たず!
ま、あまり追求すると、気象庁の御機嫌損ねて、取材できなくなっちゃって困るからかな?
情けな〜い。
発行者:media( mediawoutagau@yahoo.co.jp )
お手数ですが、件名(Subject)に ST とご記入願います。
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http://www.mag2.com/m/0000144953.htm
http://mediax.hp.infoseek.co.jp/mm8/mm.htm
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(転載終わり)
スパイラルドラゴン拝
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