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既に、当方自身の仮説として、マグマ溜まり内部が天然の原子炉であり、火山爆発の原理が、放射性物質が濃縮化された際に、臨界点に達して核分裂反応を生じさせる結果であることを指摘した。そうだとしたら、当然に投げ掛けられる疑問は、爆発後に放射能も殆ど検出され得ないのは何故なのであろうか、放射能は何処に消えたのであろうか、というものだろう。確かに、問題の放射性物質であるウランは、火山噴出物(火山灰)中には極めて微量にしか含有されていず、原子核分裂反応による爆発の際に生じたと思われる放射能は空中にも存在していない。それでは、一体、如何なる原理による物理化学反応であったのだろうか。
思うに、当方にも詳細な反応原理は未だ分からないが、聖心先生がご指摘されたように、恐らく、火山爆発の瞬間に、即ち核爆発の際に、放射性物質が別の核種に変化するなどして、放射能は消滅するのではないかと思われる。また、一部は微細な結晶になった直後の火山灰によって放射能は吸着されるのではないかと思われる。それが実に火山灰の不思議な各種の性状にも影響を及ぼしているものと思われる。火山灰の性状の研究に関しては、放射線、高エネルギー粒子、素粒子等が吸着されているといった観点から解明していく必要があるだろうと思われる。
ところで、核反応の際に放射能が消滅するというのは、決して有り得ないことではない。今日、様々な核兵器が、熱線、爆風、核反応によって放出される中性子線とガンマ線、核反応で生ずる放射性物質、放射線によって周辺の物質に引き起こされる放射化作用等の力で、破壊殺傷することが知られ、また放射能を多量に発生しない「きれいな核爆弾」も出現して来ている。その中には、核反応によって、放射線の一種である中性子を大量に発し、その強力な物質透過力で人間の細胞を破壊し、建物や遮蔽体には何の損傷も与えない中性子爆弾や、またそれとは対照的に、多大な爆風を発生させて建物等を破壊させるにも拘らず、放射能の残留が極めて少ない残留放射能低減爆弾がある。火山の核爆発の原理も、これらの核爆弾の核反応の原理またはその組み合わせや、あるいは類似した未知の原理によるものではないかと思われる。これには、先程の写真の光線群の謎を解明し、素粒子の諸性状を分析することが必要となるであろうと思われる。そしてこれら光線群が未知の素粒子・放射線群であると仮定すれば、火山の爆発原理の解明に何らかの可能性が生じて来るものと確信する。
ところで、以前に、産業上利用可能かどうかの特許性の有無を論じる事例を掲げた某政府文書の中で、火山の爆発が放射性核物質による原子核分裂反応であるという見解を目にしたことがあった。それは火山の爆発を防止するために、噴火直前の火口に中性子を大量に放射する物質、例えば、硼素(ほうそ)等を多量に投下すれば、それによって、爆発噴火を防止し回避できるというものであった。当方と同様に考える人がいたのかと興味深い思いがしたものである。ところがこうした見解も、政府当局によって、全くあり得ない事例で、産業上利用できないということで拒否されていたようだ。火山の爆発で放射能が何処に消えたかが解らないし、どうして放射性物質が生じるのかが解らないからでもあるようだ。更には、どうして放射性物質が核分裂反応をするのかも解らないからだ。当方も筑波の政府の研究機関の専門家に電話で質したが、相手の方も、万一、そうだとしても、放射能は一体何処に消えるのかと言って、一笑に付していたものだ。しかし、何時の日か世界の何処かで、誰かがこうした当方の火山噴火の原理に関する仮説に対して、否、聖心先生がご指摘される真理に対して、解明することもあろうと確信するものだ。
http://www4.ocn.ne.jp/~mukzke98/kazanbainokosatu.html
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