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Re:
http://www.asyura2.com/07/lunchbreak9/msg/449.html
投稿者 日 日時 2007 年 12 月 14 日 02:04:20: IR1H95zbmUf8k
 

(回答先: ↑上記本文中の脱字の訂正:[誤]考察者kの異論⇒[正]考察者k氏の異論 <本文なし> 投稿者 如往 日時 2007 年 12 月 12 日 00:38:15)

思えば3年前のやり取りでも如往さんはやはりそのことを求めておられましたね。その時の日の返信投稿を憶えておられますか?

Re: 組織にとっての「俗」と「聖」 [日さんへ]
http://www.asyura2.com/0505/idletalk13/msg/1190.html
投稿者 日 日時 2005 年 7 月 19 日 03:07:06: IR1H95zbmUf8k です。

どこかに書かれた如往さんの原体験と似た原体験を綴った物でしたが、あらためて見ると、不思議な事に投稿内容が半分以上消失された形で出て来ます。日がミス投稿したのでしょうか?
もう一度、記し直します。

それは三歳頃に頻繁に見た二つの夢の一つ。自分ぴったりの鋳型にハマッテ、五体感覚はあるのに動かせず、視力はあると思うのに視界には何も無い。
多分光はあるのでしょう。しかし映し出す物体が無いから闇も無い乳白色の世界でした。
移動感はありながら、時速1ミリなのか光速なのか、はたまた落下なのか上昇なのか、前進なのか後退なのか見当もつかず、何時終わるとも知れぬ孤独な永遠の一人旅です。
寂しくて苦しくて発狂しかかりながら、何時しか絶望し、やがて疲れ果て、自我を保有し続けられなくなり無に溶け込もうとする時に、ある種安らぎすら感じつつリラックスし始めました。
するとその時遥か彼方に微かな点が視界に現れるのでした。まだ物体は点でしか無いというのにそれが何かはすぐに悟りました。
それは寸分違わぬもう一人の自分だと。
同じように孤独な飛行をして来て同時に互いの存在に気づいたことすらも理解し合っている。
両者はやがて接近し目を見交わすと、「やあ、ようやく遭えたね。でもこれが永遠のさよならだね」と心で挨拶すると、再び点となって行きました。
涙が溢れてしようが無かったけれど、この旅の終わりを感じるものでした。
やがて何かを語りかけるような見知らぬ顔と親しい顔とがパッパとフラッシュバックで浮かび出し、交差する映像の中で目が覚めました。
傍らには両親がいて泣き叫ぶ私をあやします。
「よっぽど怖い夢を見たんだね。でもほらお父さんもお母さんもここにいるよ。一人じゃないよ」
しかし私は泣き止まなかった。
(それが何だ。父母が何だ。そんなもので癒されはしない。)と思えてしまう程に強烈な、それが三歳にして感じる孤独と絶望でした。そこがスタートです。

次に白昼夢の原体験も書き添えねば繋がりません。

確か中学又は小学か、ともかく晴れた日の校庭の自由時間だったと思います。不意にある感覚に襲われました。
それは周りを取り巻く草木や風や太陽までもが擬人化し、それぞれにまるで顔があるかの如くに笑っているように思えるものでした。その時全てを受け入れられて、包まれていると感じました。
しかしそれは一秒にも満たない一瞬だったのです。
それがあっという間に過ぎ去って、同時にその感覚も消えた時は、何にも代え難い宝物を失ってしまったように残念で、必死にその感覚を呼び戻そうとしたのですが、二度目がやって来たのはそれから十年以上も経ってからの事です。
その時も今度こそは失うまいとしたのですが、去ってゆく力の前にはあまりにも無力でした。

そして高校生にもなった頃、幼い日に繰り返し見た夢の正体が、母親の胎内から出産した時の記憶であることを理解しました。フラッシュバックで現れた映像は、肉親やその交友関係者の笑顔だったのです。
それを理解した時、輪廻転生などを疑う大人たちの主流である社会常識というものを、全く信用出来なくなりました。

そして白昼夢...あれは何だったのだろうか?と。

決して不快な現象では無かった。と言うよりも、出来る事ならずっと感じていたい至福であったのに、それがわずか一秒足らずで消え去ってしまった事が許せなかった。
そう、その原因は自己にあると、うっすらと気付いていたからかも知れません。

救い難い孤独と絶望の記憶の夢。そして至福極まる得難い宝物を、二度までも失った白昼夢。

その時々に受けた衝撃がその後の現実を測る価値観になって行きました。
全てを疑いざるを得ない。何事もまやかしで、永遠足りえない。愛と自由も100年と持たない幻だと。

何かが違う。何かが間違っている。それを求めなければならない。
ならば帰着すべき場所に妥協は無い。あの苦しみは二度とごめんだからだ。

そこを目指して見れば、この世の生活などはひと時の瞬く間の遊びに過ぎない。この一生などは何ほどのことも無い。
この世の栄華盛衰も来世の途上の通過点に過ぎない。

白昼夢。あれは全てを許していた世界だった。その世界が、今ここには無いということだけがはっきりと分る。
全てが疑わしい。全てが腹立たしい。

それはたとえるとカラマーゾフの兄弟の冷血な次男イワンが作る事件スクラップ(悲惨な子供達の報道記事)と似ていました。
神が居るならば、何故この世の悲惨はあるのか。
この世への怒りは、神の造りたもうこの身を滅ぼす事によって安寧を得る。そんな即身仏を目差し、段階的に食を断っている最中でした。
福岡正信の「藁一本の革命」と出会います。しかし、それを更に超える二転があり、その実践は七年続きました(これこそは溶鉱炉の情報ですので、公開では無理です)。

そんな時、ある友人の奥さんの徹夜での説諭により、明くる朝の感覚に三度目のそれが訪れました。
以来、その素晴らしい感覚は自由に呼び込むことが可能になったのです。
日が神を受け入れた途端、神と言う示し申しの世界からのトレースがこのシステムの由縁です。

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