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9条のある国に生きていてよかった 自衛隊イラク派兵は違憲 名古屋高裁判決(JANJAN)
http://www.asyura2.com/07/kenpo2/msg/252.html
投稿者 クマのプーさん 日時 2008 年 4 月 18 日 14:11:51: twUjz/PjYItws
 

(回答先: なぜ憲法違反なのか−「自衛隊イラク派兵差止訴訟の会」代表・池住義憲氏に聞く 投稿者 クマのプーさん 日時 2008 年 4 月 12 日 17:33:06)

http://www.news.janjan.jp/world/0804/0804175157/1.php

条のある国に生きていてよかった 自衛隊イラク派兵は違憲 名古屋高裁判決

上野数馬2008/04/18

17日午後、名古屋高裁は「自衛隊イラク派兵差止請求控訴事件」で原告・実質勝訴とする判決を言い渡した。法廷から走り出た若手弁護士が示す垂れ幕に、降り続く雨の中、1号大法廷に入りきれず、法廷外で待っていた100人を超える関係者から、腹の底から響き渡る歓声が湧き上がりバンザイ、バンザイの声がしばし鳴りやまなかった。


入廷する原告・弁護団。前列左から市川弁護団長、池住会長、天木元大使。以下17日筆者撮影

 17日午後、名古屋高裁「自衛隊イラク派兵差止請求控訴事件」で、原告側を実質勝訴とする判決が出た。法廷から走り出た若手弁護士が示す垂れ幕に、降り続く雨の中、1号大法廷に入りきれず、法廷外で待っていた100人を超える関係者から、腹の底から響き渡る歓声が湧き上がり、バンザイ、バンザイの声が鳴りやまなかった。多くの関係者が涙ぐみ、なかには地面に伏せて喜びの涙にむせぶ原告すらいた。

 04年2月の1次提訴から5次まで3,251名の1審原告の中から控訴した原告と、1審途中で分離した天木直人元レバノン大使、そして第6次・7名の、合計1,122名の原告による3つの控訴審に対し、民事3部部青山邦夫裁判長ら3裁判官が下した一括採決の主文は「1、本件控訴をいずれも棄却する 2、控訴費用は控訴人らの負担とする」というものだった。



走り出てきた弁護士が掲げた垂れ幕。あらゆる場合を想定して6本用意したという。

 「イラクおよびその周辺地域への派兵禁止と、その行為の違憲確認を求めた」訴訟は全国で初めて04年1月28日に元郵政大臣・箕輪登氏(故人)が提訴して以来、全国で12件に上り、原告総数約5,800名、弁護団は800名を超えている。今回の名古屋高裁判決は形式的に原告敗訴ではあるが、内容で実質勝訴となっていることから原告側は上告しないため、このまま判決が確定する。

 判決後、中区桜華会館で開かれた原告団集会では報告する原告、弁護士、支援者、いずれも1人の例外もなく涙ぐみ「日本の司法の良心が示された」「9条がある国に生きていてよかった」「戦後61年、初めて憲法違反の判決が出た」などと喜びの渦に沸きかえっていた。

 集会の最後に川口創弁護士が読み上げた声明に基づき、判決が結論として控訴人の請求を退けたものの、憲法9条と平和主義を確認した「実質的な勝訴」と判断した根拠となる「判決文の一部要旨」と原告団見解を以下に引用する。

 「自衛隊が現在行っている米兵等の輸送活動は、他国による武力行使と一体化したものであり、イラク特措法2条2項、同3項、かつ憲法9条1項に違反する」と判決文にあり、これは自衛隊のイラクでの活動が違憲であると司法判断を下したものである。加えて「平和的生存権は全ての基本的人権の基礎にあってその享有を可能ならしめる基本的権利である」とあり、平和的生存権の具体的権利性を正面から認めた。

 また声明で「憲法と良心に従い、憲法を守り平和と人権を守るという役割を認識し、勇気をもって裁判官の職責を全うした名古屋高裁・青山邦夫、坪井宣幸、上杉英司の諸氏に敬意を表するものである。同時に、本判決が我が国憲政史上、高く評価される歴史的判決として長く記憶されことになるであろう」と述べている。


集会の最後、撮影の要請に応じ「笑顔の原告と代理人代表たち」18日に上京し政府に申し入れをするという。

 集会で弁護団長の市川弁護士は「裁判の判決では四日市公害裁判のとき以来、初めて法廷で涙を流しました。よくぞここまで踏み込んだと…。司法はまだ生きているとしみじみ痛感しました。3裁判官は命を懸け、職を賭して、あの判決を書いたと思います」

 「自衛隊イラク派兵差止訴訟の会」の池住会長:「私の人生のなかで誇りを持って語れる日です。生きているものの1人として誇りを持って語れる判決がでました。全国の人々に訴え続けて4年2ヶ月。原告の方、弁護団の皆さん、そして支援者の方々、本当に多くの皆さんの声がうねりとなり、力となって戦い続けた結果がこの判決です。この違憲判決を元に、後は実質的に政治を動かすこと。これから本当のわれわれの行動が始まります」

 「憲法9条は生きている。力があると認めた画期的な判決です」と述べた川口弁護士が、会場のほぼ全員が涙ぐみ、そして笑顔がこぼれるなかで、閉会を告げた。参加者の拍手はいつまでも鳴り止まなかった。平和を求める多くの国民の訴えは見事に通じ、4月17日は憲法9条再生の日となった。



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