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(回答先: ゴメンナサイ、たけ(tk)の理解能力の限界を越えています。 投稿者 たけ(tk) 日時 2007 年 8 月 20 日 19:21:27)
たけ(tk)さん どうもです。
まず、押さえておいてもらいたいのは
【小学生という現実と、プロ野球選手になりたいという理想は全く別物である。理想と現実を「合わせる」必要など全く無い。】
が、紹介されている【オルタナティブ通信】での投稿の核(コア)であるという点です。
【《現在の》自衛隊や海外派兵を合憲にするためではなく、《将来の》自衛隊・海外派兵を合憲にするため、という違いを、Kさんは強調したいのかな?】
と考えているのですから、何故理解できないのかが、分からないと言うのが正直なところですが
改憲主義者は「今の自衛隊は違憲だ」とは主張してはいませんね。
仮に「そのように主張してしまえば、罪を認める事になる」でしょう。
「自衛隊が違憲と認めるなら、法律を犯した事を認める」ということですから、法規国家である事を認識しているのなら「法を変えるにしても、今の罪を償うのは避けられません」
ですから
>【実際の場面では「自衛隊が存在する現実があるから改憲したい」と主張する改憲派などいない。
no。そのような主張をする改憲派はいます。】
この意見は「意味を持ちません」
違憲状況に現実を合わせないと「後で面倒になる」と内心で思っている人はいるでしょうが、「今の状況は違憲であり、犯した罪は償うが、憲法を償わなくても良いように変えてくれ」という主張は無いはずです。
>【「自衛隊は合憲である」??かどうかは、「自衛隊」のイメージと「憲法」のイメージとを勝手に定義していれば、なんとでも言える。】
このご意見の通り、合憲であるという解釈を示して「違憲状態ではない」と主張して、ここまで来ているのです。
つまり「自衛隊という存在が違憲なので、憲法改正をしよう」という「考えはあっても、主張をしている人はいない」と言う事です。
これは、現状維持ならば「解釈問題で対処可能」と「改憲派は考えている」と言う事です。
しかし、未来において「アメリカ軍の応援をするために改憲をしたい」という理由で「改憲派」は仕掛けてきているのです。
それは「集団的自衛権の行使」という名目です。
さて、【理想と現実を「合わせる」必要など全く無い。】
というのは「面白い考え方」です。
今現在、国の軍隊を持てない日本に「自衛隊」は事実として存在し、旧社会党も「あるものは認めるしかない」とし、共産党も「共産党政権になっても直ちに解散するのは無理」としているのですから、【理想と現実を「合わせる」必要など全く無い。】というのは、言い得て妙でしょう。
しかし、自衛隊が「違憲」と主張しているのが「左派だけ」だからこその「微妙なバランスの上に成り立っている」という奇妙な状況であることも、また、確かです。
問題は「自衛隊が海外で敵とみなした国に先制攻撃を掛ける状況」では「流石に大多数の人が憲法違反と主張する」という点です。
ここまで来ると、流石に解釈問題ではなくなるから、現実に「憲法(という理想理念)を近づける」という作業をしておかないと「憲法裁判で負け、有罪となる」という「現実」に直面する事になる。
だから、改憲したいのです。
「自衛隊の存在まで」なら「面白い意見」で済むのですが、「自衛隊から海外活動できる軍隊になる」と、この論では「意味はない」のです。
それを「自衛隊の存在」を強調して、その範囲で論理展開しているので「土台が間違っている」という事です。