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(回答先: 戦中派「黙っておれぬ」九条の会、保守層も護憲訴え[nmw] 投稿者 秋吉悠加 日時 2007 年 5 月 03 日 15:56:24)
http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/0000321976.shtml から転載。
「守る」に賛同「9条の会」県内に続々
2007/05/03
戦力不保持と戦争の放棄を定めた憲法9条を守ろうと、「九条の会」が全国各地で次々と結成され、兵庫県内では200を超えた。職場や主婦の会、趣味のサークルと形はさまざま。町内会単位の小さな集まりもある。9条以外の条文への評価は一様ではないが、共通する思いは「憲法をもっと知り、学ぼう」。きょう3日は憲法記念日。(徳永恭子)
「九条の会」(事務局・東京)は二〇〇四年、作家の大江健三郎さんら九人が呼びかけ人となって発足。趣旨に賛同するグループが全国に広がり、現在約六千団体に上る。
憲法改悪ストップ県共同センター(神戸市)のまとめによると、県内では〇五年ごろから増え始め、四月現在で準備中も含め二百三団体を数える。大学、弁護士会、医師の会などのほか、スキーサークルや、旅行会社の「旅で9条を守ろう会」も。但馬や丹波など郡部にも広がり、神戸市須磨区と西区内では十近くの会が活動している。
四月二十七日に発足したばかりの「九条の会・宍粟」。宍粟市内の農家や牧師ら九人が結成。チラシや口コミで広がり、発足集会には約六十人が集まった。「都市部と違って保守的な地域のはずなのに」。世話人の元小中学校教諭、鈴木三千翁(みちお)さん(64)は予想以上の反響に驚いた。
鈴木さんは「戦争への道をどうすればせき止められるか意識を高めていきたい」というが、「集まるのは中高年が多く、若い世代への浸透が課題」という。
加古川市野口町でつくる「野口9条の会」の世話人、幹(みき)栄盛(えいせい)さん(69)は聖徳太子ゆかりの古刹(こさつ)として知られる鶴林寺の住職。「会の趣旨は、徹底した平和主義であり、仏教の精神とも共通する」と話す。「九条は悲惨な戦争を体験した日本人から生まれた唯一の宝物。日本だけでなく世界に活動を広げたい」
憲法をめぐっては、安倍晋三首相が改正に意欲を見せ、国民投票法案の月内成立が見込まれる。施行から六十年の憲法は「還暦」を迎え、分岐点に立っている。
同センター事務局の速水二郎さん(70)は「団体の性格や政党色は千差万別。天皇制など各論ではまとまらないが、九条を守るという一点で、ゆるやかに広く、つながっている」と分析している。