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(回答先: 良くも悪くもすべては昭和天皇の政治的無条件降伏に起因しているのでしょう。 投稿者 如往 日時 2007 年 4 月 19 日 19:24:11)
>如往さん こんばんは
>【時には観点が接近することがあるものだと感じ、幾許か複雑な気持ちになっています。】
Kからすると、その言葉が最大の驚きです。
多分ですが、Kと如往さんの見ている先は「そんなに違わない」だろうと、Kは前から考えています。
でも、Kの方が若干「方法論に固定的ではない」だけだろうと思っています。
Kは元から護憲派ですし、人権派です。
さて、憲法無効論ですが、天皇は「自らの保身とかではなく、日本国民のために何を選択すべきか?」という視点で、降伏の玉音放送から、新憲法公布を「全て、自分の判断において選択した」のだろうとKは考えています。
つまり、主体性を持てなかったのではなく、状況と現実を分析した上で「自らの主体性を持って、自分の為すべき事を判断し、選択の決定をした。」と言う事です。
多分ですが、取り巻きが「ご決断を」とか「降伏しかありません」と進めたのではなく、自らはどのようになっても「日本国を存続させる事が天皇の責を果たす事」との思いがあり、その思いに従って、責を果たそうとした。のではないかと思うのです。
ですから
【これを天皇の自らの手なる無血開城の結果と捉えるべきか、革命(八月革命説)の産物とみるべきか、判断は分れるところですが、何れにしても政変があったと見るべきでしょう。】
というよりは、摂政状態でも何でもなく、当時の状況下において、出来るだけの体裁を整えながら「憲法改正は帝国憲法下において、正式に改正された」と考えています。
今後、どのような証拠が出てこようが、どのような解釈が提示されようが、天皇が「自らの意志とは違う事を強制されて言わされていた」のではない限りは、日本国憲法は成立しているのだと思います。
当時の憲法では「天皇は現人神さまなのです。どのような状況下であっても、天皇が判断すれば、それで決まりなのです。」
それを、おかしく思うのは、現代の憲法下での「解釈」でしかありません。
革命でもないし、政変でもなく、摂政下でもないだろうと思っています。
仮に日本の憲法家が「どこかの国の憲法草案を作ってほしい」と依頼されれば、その人は「その国のために全力で作るでしょう」
日本国憲法は「占領下」という異様な状況下にも関わらず、GHQのエゴが完全に除去されています。
「権力が権力の都合を含みながら制作した憲法より、100倍、国民のためを目指した憲法」なのだろうと思います。
天皇もそれを感じ取ったから、勅語を持って公布したのでしょう。