★阿修羅♪ > 憲法1 > 165.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: Re: こんなんでどうですか 投稿者 こげぱん 日時 2007 年 3 月 27 日 23:45:30)
こげばんさん、ていねいは返答をありがとうございます。
とても興味深く読ませていただきました。
憲法の中でも、やはり人権規定や国会のところではなく、9条が主な改憲理由なのですね。
私は、こげばんさんや救国の草莽の志士さんや他の方の 「戦力を持ってもいい、でもアメリカ追随も侵略戦争も反対だ」という意見の人はたくさんいるのではないかと思っています。
侵略戦争も、他民族支配も、そういう勢力との協力関係も否定した人の中で、自前の武力をもとう、という主張をするのは、ある意味わかるような気がするのです。
そういう意見を持つ人々と、いや、武力は持ってはだめだ という意見の間で時間をかけて、きちんと論争して、考えが深まっていくのだと思います。
今は自民党を中心にアメリカへの売国勢力が(右翼と呼ぶのはおかしい)、アメリカの世界侵略のための、9条改悪をしようとしているので、大同団結で反対するべきだと思いますが、本来は日本人全員でどうしたらいいのか、を冷静に話し合うべきだと思います。
私自身まだ考えが定まりません。もちろん今の自民党の改憲は絶対に反対です。
その後、冷静に話しあう時期がきたとして、9条そのままがいいのか、変えたほうがいいのか。
だから、こげばんさんや、草莽の志士さんなどの意見ももっと参考にしたいのです。
実は私は、押し付け憲法かどうかなんてどうでもいいのです。中身が問題だと思うから。
たとえば、押し付け と思う人が ほぼ同じ内容の憲法が 今、民主的手続きで成立したとして、それなら納得するなら、今のままでもいい と思うのですね。またその逆でもいいです。
私は若い頃は教師で、都教祖のメンバーでしたし(ォホホ)9条も絶対に守るべし、と思っていました。しかし、日本から離れて住むようになり、日本の理想論は、世界の強国から利用されているのではないか、と思いはじめました。力の支配の点ですが、歴史をみれば、戦ったもの、勝った者が残ってきていますね。これは武器を近代化した方が強いという意味ではなくです。ベトナムも戦って自立を勝ち取りましたし、インドネシアも武力でオランダに抵抗し、自立しました。
私が一番衝撃を受けたのは、いわゆる先住民といわれるマオリ人と結婚し、彼ら、彼女らと深く関わるようになったことで、多民族との戦いに負ける ということの意味を身近で知ったことです。
ポリネシア人はお互い強い親近感を持っているので、当然サモアやタヒチやハワイのことも気になります。そして豪州アボリジニーもです。(アイヌや沖縄人も)。
きっと9条を守ろうとしている人々は 自衛権まで否定していないよ、というかもしれません。
ならば こういう部分もきちんと話し合っていきたいです。すべての武器はいらない、という人もいるかもしれません。
私は、いざという時は戦える自衛力はもっているべき と今は思います。
でも、国土をもまるのだから、遠くまで飛ぶミサイルもいらないし、大型の破壊兵器も生物兵器もいりません。進入してきたならず者と戦うのですから、小型で動きやすく扱いやすいものでいいと思います。そして、外国で訓練する必要もなしです。予算もガラス張りだし、秘密も要りません。みんなの国土、文化を守るのが目的なので、日本人全員がある時期訓練に参加する でもいいと思います。
どうでも解釈できるような条文を変え、自衛権を明記し、しっかりとその目的と限度、限界を書き、国会なりでしっかり国民が管理、監視できるようになった方がいいと思います。
ただこれは、こげばんさんの言う、極東分割への抵抗にたる戦力とは言えませんね。
これらの点で、様々な人の 正直で、史実や事実 そして世界分析も交えながらの論争があればいいな、参考にできるのに、と思っています。
また、(3)で述べられた内容もきちんと分析、調査すべきだと思います。とても大切だと 今は思います。むかしは、金儲けなどの為、日本自身を貶める目的で被害者を利用するとか、”正義感”、”罪悪感”、を利用する なんて発想はありませんでしたが、今はそういうこともあると確信しています。
そして、世界は欺瞞と偽善に満ちていて、日本人はついていっていない、と感じております。
捕鯨問題、慰安婦問題などをとってもです。
反戦平和の考え方は、必要ですし、本当に行動をおこすべき と思います。でもこげばんさんがおっしゃるように、日本文化を虐げるの為に利用されているような気がします。
日本人の謙虚さなどは、完全に利用されいるようです。自虐史観はその第一歩ですね。
だから 侵略戦争を2度としない、といいながら、根本原因の資本主義や近代化のためにの帝国同士のエネルギー、資源、土地奪い合いが問題にならないで、的外れの”天皇制”があんなに大騒ぎになるのかは、きっとこげばんさんが指摘するように、この反省さわぎで、日本の文化を消滅させていきたいからでしょう。
もちろん私は、天皇が日本文化でもっとも大切なんて思っていません。なくてもOKです。あってもいいし。
でも、戦争にからみ、あそこまで批判されているのをみると、天皇制がなくなり、9条さえ守られれば、侵略戦争はおこらない との錯覚しているように見えるのです。
そうなったって、今でも日本がやっているように、武器のある国にお金で追随し、貧しい国の資本家らとつるみ、人々や資源を搾取することは可能です。戦争ではありません。でも、貧しい国にとっては、平和ではないし、広義の買春婦もたくさん出てくるでしょう。天皇制があってもなくても関係なく起ります。
また、あの時代、天皇制がなくても、日本がアジアに侵略したと思います。
だから 個人的希望は、憲法に食料とエネルギーの自給の原則を入れて欲しい。(もしどうしてもだめでも、80%以上とか、米、大豆、野菜は100% と、エネルギー50%とか)生活はそれにあわせていくべき)。 国土をできるだけ昔にもどし、外国のものがなくても最低限生活できるような環境にするべきではないでしょうか。他国を侵略した理由が、エネルギー欲しさだったのだから。
教育については 現場にいたもの、今でもいますが、としていろいろ意見はあります。
長くなったでの それはまたいづれ書きます。
これからもよろしくお願いします。
豪州は水不足です。心配していただいて、ありがとうございます。
東京音頭さん、こちらこそご無沙汰しております。
私事で恐縮ですが、私がネットウヨになったのは10代の頃、日教組支配が異常に強い小学校で受けた偏向教育(たとえば国語では教科書の代わりに上田卓巳(極左国会議員)&部落解放同盟が作成した「副読本」が使われ、「特殊部落」の人間が仕掛けたけんかを買ったら日教組狂死に一方的に「お前が悪い」と言われたなどなど)の後遺症で左翼をあまり信用していないことと、その反動でその後下賎極まりない環境でノンポリ軍事オタクになってしまった影響、といえばそれまでです。が、下賎極まりない環境を出た後も基本的には改憲に賛成するようになったのは、
(1)ヨーロッパ戦史を読みまくっているうちに「平和を愛する諸国民の公正と信義を信頼」して「戦力不保持」に踏み切るのが恐ろしくなったため
(2)アメリカ覇権力衰退により将来ありうるアメリカの極東撤退(これ自体は喜ばしいが)に続くかもしれない米中「不可侵条約・極東分割」に抗するに足る戦力を保有する余地を残すべき(もちろん、軍事力だけが抵抗手段ではないし、軍事力以前にまず国家頭脳力を強化してほしいのはやまやまですが)
(3)現行憲法支持派の中には残念ながら亡国指向の人物が少なからず混じっているのではないか、という疑念を個人的に有しているため、現行憲法を保持することも緩慢なる亡国への道ではないか、と疑っている
ため、改憲したほうが本当はいいのではないかと考えているからです。
(1)(2)についてはほかの論客も再三論じているので(3)についてだけ具体例を一つだけ。(またまた私事で恐縮ですが)以前某所でヨハン・ガルトゥングという国際平和屋の通訳をしたことがあります。その席で結語として「日本が真の平和国家になるためには」と前置きして、「日本語は天皇崇拝・侵略イデオロギーを美化する言語だから、日本人は日本語などさっさと捨ててしまえばよい」との日本亡国のご神託を迷える日本の平和屋どもに投げ与えたのには仰天しました(余計なお世話だ。その時非番でよかったわいw)。
ちなみにこのオッサン、他所では
http://www.geocities.jp/nanmin_now/peace-training.html
<創価学会について>
組織は封建的だが文化的には美しい可能性を内在している。
ナポレオンに傾倒している点は矛盾だが、ある意味では世界一の平和団体である。
世界を巡回する人権展、核の脅威展を見てきたが創価学会インターナショナルのものほど素晴らしいものはない。
-------------------
などと実に興味深い暴言を吐いているところを見ると、このオッサンが日本の平和屋をけしかけ、そのエネルギーを国際金融資本などの真の敵に向かわせる代わりにあらぬ方向へと誘導して、日本を法華経神政国家にしようとしているのがなんとなくわかります(これが私の思い過ごしならいいのですが)。反戦平和は大賛成ですが、(「玉」と言葉を捨てるという)日本亡国につながる犠牲を払っての反戦平和は受け入れられません。これで土地まで失えば、日本人はパリサイ人のように世界中に離散した上で他民族に寄生して生きるか、チベット人などのような悲惨な流浪生活が待つだけを送る可能性が高くなる。現行憲法がこのような連中のイデオローグに利用される余地を多分に与えているのは極めて残念です。
----------------------
しかし、本来は、憲法のここ、そこがおかしい、不備だからこういうふうに直したい、といって議論するべきだと思います。
----------------------
全く賛成です。憲法論議など本来は平時にこそ国の未来像にもとづき、たとえ数十年かけても侃々諤々議論を重ねるべきものです。非常時にあわてて変えても改悪になる公算が高いと思います。
これは余談ですが、現行憲法「押し付け」が教育崩壊の元凶、という意見が保守には強く見られますが、現行憲法「押し付け」と教育崩壊の因果関係は個人的にはよくわかりませんので、現時点ではこの見解には賛成いたしません。ただし(アメリカの影響が感じられる)戦後の学制改革や元祖売国政権・中曽根内閣で導入が決定されたセンター試験などが日本の教育に及ぼした悪影響を考えれば、改憲以前に教育分野での対米独立こそ必要だと確信します(こんなこと考えているから、改憲派ネットウヨではなく、堕落した護憲派へタレウヨのように見えるのでしょうw)。
日本は記録的暖冬でしたが、そちらは記録的旱魃とのこと。
くれぐれもお体をお大事に。