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(回答先: 四川大地震は、蓄積された水の重さにダム付近の岩盤や地質が耐え切れずに「地震」を引き起こしたのでは無いかと思われる。 投稿者 TORA 日時 2008 年 5 月 16 日 13:56:21)
http://blog.goo.ne.jp/princeofwales1941/e/0ff38bcaa6330cee603c54c3571f9e0d
(以下抜粋)
5月12日午後に四川省で起きた地震について、ベンジャミン・フルフォード氏は米国の地震兵器によるものだと主張している。ただ、明確な根拠は無いようだ。
ブログ「THE!ブロQハイ・ランドパーク」では、都市伝説として、地震発生日の月と日を足すと18になる大地震は地震兵器のサインであるという説を紹介している。ただ、四川省の地震は5+12=17であることから地震兵器によるものとは言えないだろう。
私はかつて、「日本が地震兵器によって脅されている可能性について考えてみる」という記事で、1995年1月17日の阪神大震災が米国の保有する地震兵器による対日脅迫であったのではないかという説を述べた。確実な根拠は何もない。しかし、地震発生日に大阪で第4回日米都市防災会議が丁度開催されており、米国から来日して大阪に宿泊していた多数の米国人地震学者が被災地に向かったという事実は果たして偶然なのだろうか?当時の日米関係は緊迫しており、米国は反日的なクリントン政権で、日本に政治的圧力をかけ続けていた。この背景を考えるならば、日米都市防災会議の大阪での開催日にあわせて地震兵器で神戸が攻撃された、それは「言うことを聞かないならば、次は首都圏だ」という米国政府からの対日脅迫であったという可能性はあり得ると思うのだ。日米都市防災会議が大阪で開催されるのは1995年が初めてであった。大阪の近郊で活断層が動いて大地震が起きる日にたまたま、日米両国の地震学者が集まる日米都市防災会議が大阪で開催される(しかも初日)可能性は、大阪近郊の大地震の頻度が百年に一回として三万六千五百分の一しかないのである。この可能性の低さからも、私は地震兵器の存在を疑っている。
では、四川省の地震は地震兵器によるものなのだろうか?
まず、ベンジャミン・フルフォード氏では三峡ダムのすぐ隣りが震源地であるとしており、ブログ「ネットゲリラ」も三峡ダムが原因だとしているが、これは誤りではないかと思われる。三峡ダムの貯水池は湖北省宜昌市街の上流から重慶市街の下流までであり、四川盆地の東側に位置している。それに対し、今回の地震は四川盆地の西端付近の山岳地帯が震源地であり、あまりに距離が離れているのだ。また、余震の分布を見ると、震源地から北東方向に伸びる直線上に震源が集中しており、活断層が原因であることが一目瞭然である。
あとは、この活断層の活動に地震兵器が使われたかどうかが問題となる。
地震兵器を保有しているか、あるいは兵器使用を決定できる可能性のある国・組織は米国政府・ロシア政府・国際金融資本ぐらいではないかと思われる。これらの国・組織が中国を脅迫する目的で地震兵器を使用すると仮定したならば、北京五輪聖火リレー騒動、現在G8諸国によって行われている中国包囲網などが焦点の候補になるだろう。
聖火リレーは5月8日に世界最高峰のチョモランマに登頂したあと、5月11日から13日にかけては福建省でリレーが行われている。このことから、聖火リレーとは無関係であることが想像される。
一方、G8諸国による中国包囲網については、スーダンなどのアフリカ諸国に資源を求めて中国が進出していることに欧州諸国が特に神経質になっており、中国をアフリカから撤退させるための脅迫として地震兵器が使われたというシナリオはあり得ないものではない。ただ、問題は地震の震源地がアバ・チベット族チャン族自治州という、チベット族の多く住む山岳地帯であり、死者の多くが漢民族ではなく少数民族であると想像されることだ。中国では漢民族優位、都市戸籍の優位が社会的に徹底していること、チベット族が3月の暴動によって漢民族から白眼視されているであろうことを考えると、震源地の選択が対中脅迫目的としては不適切である。もし中国を脅迫する目的ならば、漢民族の住む中国の大都市を狙うべきであろう。震源地は中国有数の大都市である成都市の近郊ではあるが、成都市での被害は大きくなかったようである。また、成都市に「日米都市防災会議」の様な欧米の地震学者が集まる会議が開かれていたという情報もない。
地震兵器が存在すると仮定しても、震源地が対中脅迫目的としては不適切であることから、今回の四川省の大地震は地震兵器によるものではなく、自然発生したものであろう、というのが現時点での私の結論である。