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(回答先: 静岡空港工事、対照的な落札率 本体造成４６．６％、滑走路は９９．８％【中日新聞】 投稿者 そのまんま西 日時 2007 年 7 月 07 日 00:35:31)
静岡空港にＡＮＡが新千歳・那覇便 県、“安定飛行”には不十分
【中日新聞】2007年7月6日
全日本空輸（ＡＮＡ）は５日、２００９年３月に開港する静岡空港と新千歳（札幌）、那覇を結ぶ２路線でそれぞれ１日１便を運航する方針を正式に表明した。同空港で具体的な路線が明らかになったのは初めて。県は「潜在的な航空需要が評価された」（石川嘉延知事）と、路線誘致の弾みにしたい考えだが、開港後の経営を“安定飛行”に乗せるには不十分で、さらなる努力が求められる。 （静岡総局・小松田健一）
ＡＮＡの久保小七郎副社長は５日、国土交通省で報道陣に対し「静岡県の人口を考えれば、北海道と沖縄は観光利用がある」などと、決断した理由を話した。
定期便が決まったことは朗報と言えるが、楽観はできない。両路線に投入する航空機では、毎日満席で運航したとしても年間二十数万人にしかならない。実際、ＡＮＡは両路線の年間利用をそれぞれ６万人の計１２万人と見込んでいるにすぎない。さらに路線・便数を増やさなければ、「国内線年間１０６万人」とする県の需要予測に遠く及ばない。それでもＡＮＡ幹部は「現状は小型機で１日１便なら成立するレベル」と、早期の増便や航空機大型化には慎重だ。
また、利用者確保との絡みで県が気をもむのは、２００５年に就航方針を表明している日本航空（ＪＡＬ）との関係だ。県は需要予測の前提となっている国内線就航候補地として、新千歳、那覇のほかに福岡、鹿児島を想定。ＡＮＡは福岡については新幹線と競合するとして、鹿児島は需要そのものが少ないとしていずれも見送る考えで、実現にはＪＡＬの協力が不可欠。県空港部は、ＡＮＡの就航にかかわらず一定の路線・便数を確保するようＪＡＬに要請を続ける考えだ。
ところがＪＡＬは「ＡＮＡの決定にコメントする立場にないが、国内線は他社の参入を想定していなかった。前提条件が変わったので路線や便数を再検討する」という。石川知事は「ＪＡＬには誠意を持って対応したい」とコメントし、配慮をにじませた。
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20070706/CK2007070602030088.html
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