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静岡空港工事、対照的な落札率 本体造成46.6%、滑走路は99.8% 【中日新聞】2007年7月4日
静岡空港(島田市、牧之原市)の本体用地造成工事のうち、5月に実施した2007年度第三工区の制限付き一般競争入札の落札価格が予定価格の46・6%だった一方、滑走路・誘導路工事は99・8%の高率で落札されていたことが3日、分かった。同日開かれた県議会6月定例会で花井征二氏(共産党、静岡市清水区)による質疑で県が明らかにした。
県空港部によると、5月23日に行われた入札には、5つの企業共同体(JV)が参加。5JVとも県が定めた基準価格の26億3717万円(消費税抜き)を下回っていたため、入札を保留とし、JVや下請け業者に対し見積書の提出など積算根拠を求め、工事が可能かどうか調べた。県は「調査の結果、適正な工事が執行できると判断した」とし、一番低い価格の15億円(同)を示したJVと6月4日に仮契約を結んだ。
一方、5月14日に実施された同空港整備工事の滑走路・誘導路工事の制限付き一般競争入札では、予定価格17億9367万7000円(消費税抜き)の99・8%に当たる17億9000万円(同)で落札されていた。落札したJV以外の5JVの入札価格はいずれも予定価格を上回っていた。県は参加した6JVに見積書などの提出を求め調査した結果、問題ないと判断したという。
花井氏は「予定価格を下回る札を入れたのは1JVのみで、しかも予定価格すれすれの離れ業のような入札」と指摘し、談合の可能性を示唆した。
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20070704/CK2007070402029519.html