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(回答先: 多分テレビ至上初めて、「たらい回し」ではなく、「受け入れ不能」だ、って事が放送されました。 投稿者 どっちだ 日時 2008 年 3 月 16 日 11:47:27)
公式ブログ
あの番組のコーナーは公式ブログ(http://www1.ntv.co.jp/action/theme/02/)が熱くて泣けます
六号[URL] 2008/03/16(日) 10:02
そこで、全文引用↓
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公式ブログ
http://www1.ntv.co.jp/action/theme/02/
医療崩壊 過酷な勤務医をサポートせよ!
本日5月5日午後4時から、「ACTION」は3時間生放送です。
今年1月6日の「キックオフ特番」から丸4か月。果たして「医療崩壊」は食い止められたか・・・というと、
残念ながら、そう簡単に事は運びません。医療崩壊という問題は、長い間、時間をかけて土台が蝕まれ、ここにきて一気に目に見える崩落が始まった、と言えるのではないでしょうか。
きょうの3時間番組では、「救急医療の窮状」を改めてつぶさに見つめた上で、
もっとも有効な手立ては何か、を紐解いていきます。
私たちに出来ることは、とにかく現場の実態をお伝えし、皆さんに考える機会を持っていただくことです。
今回の放送をご覧になっていかがでしたでしょうか?
「医療を救う」ことは私たち自身の命を救うこと。他人事ではなく、ひとりひとりが真剣に考えることが何よりも大切です。
そしてもはや先送りは許されない状況です。
ご感想、ご意見は下記フォームよりお書き込み下さい。
また過去の取材ノートもご一読いただければと思います。
posted at 16:00|コメントを読む/書き込む (78)Comment
K(非医療従事者) さん
私の質問に答えていただいた医療従事者の方々、ありがとうございます。 私も調査委員会のメンバーに患者を入れる事が適切かどうかという点に関しては、否定的な見方をしています。ましてや不幸にも医療事故にあっ方の遺族等をメンバーに入れる事は現状、明らかに害の方が多いと感じます。はっきり言って被害者感情が入る可能性が大きく、報復的な方向に結果が歪められる可能性があり、本来期待されている役割である医療事故の防止(医療の発展による私も含めた将来の患者の利益)にも、原因解明にも貢献するのか疑わしく思うからです。
それと、私は国民がこの委員会のメンバーの絶対条件として「医療側の人間でない」という事を期待しているとは感じていません。おそらくこのような条件を考えているのは一部(ですがすごく目立つ)の被害者団体のみだろうと思います。少なくとも私は「医療側の人間ではない」事が絶対条件に入るとは思ってません。
少し話は変わりますが、また提案したい事があります。まずここにコメントされている皆さん、聞くのではなく、実際に見るように心掛けませんか?聞く時は何か見えにくい事を見る事ができるようする為に聞くようにしませんか? ここに寄せられているコメントを拝見していますと、聞いた事を鵜呑みにして、それが事実だと認識されている方が少なくないと感じています(もちろん私も例外ではないと思います。ですからこれは私も含めて見るように心掛るようにしませんか?という事です)
それと医療従事者の皆さん、もし医療に関する事で注目するに値する動きや出来事(例えば以前コメントにありました「医療現場の危機打開をめざす国会議員連盟のシンポジウム」等です)があれば、注目に値する理由とともになるべく早くここにコメントしてもらえませんか?(もちろんここ以外にもメディア全般の方が良いと思いますが、ここなら私もその要請がなされたか確認する事ができます) もしその理由が明快なのに報道されなかった場合、私は何故取り上げなかったのか質問をさせていただく事にします。報道関係者の皆さん、その時はよろしくお願いします
2008年05月24日 13:51
内科医O さん
>Kさん
「私が思うこの役割を担う方の絶対条件は医療従事者側からも患者側からも信頼される事だと思います」
賛成です。しかし、そんな人いるでしょうか?
医療従事者側から信頼される絶対条件は医療の現実をしっかり理解していること。その中には患者側が目を背けたい現実も含まれます。たとえば「医者は神様ではない」とか、「医療技術が未熟でなくても事故は起きる」とか、「日本の医師は世界的に高レベルで低賃金である」など、口先では「分かっている」と言っても絶対に受け入れられない事柄です。
逆に患者側から信頼される絶対条件は「医療側の人間でないこと」です。「患者の自己責任」とか、「訴訟による医師の萎縮」とかを口にする人は決して患者側から信頼されません。それはすべて彼らにとって「誹謗中傷」「被害者バッシング」の範疇に属するからです。
従って、医療事故調査機関が公平に機能することはあり得ないと思います。現実に被害者団体を組織して全国に公演行脚できる患者側が「弱者」で、不眠不休で働いている医療従事者を「強者」としている現行のシステムがあるのです。
医療崩壊がますますひどくなることは避けられないと思います。一度医療制度が完全崩壊するまでは国民は目が覚めません。東京が空襲で焼け野原となり、広島・長崎が原爆で破壊されてもなかなか目が覚めなかった日本人ですから、1つや2つの診療科が崩壊したぐらいでは何も変わらないでしょう。将来国民年金がもらえなくなることが不可避な現実であるように、将来医療保険制度が存続しなくなることも不可避な現実なのです。
我々医師にできる最大限のことは、過酷な条件のもとでもせいぜいサービス残業を頑張って、医療が崩壊する日を一日でも遠ざけること、一般患者に出来ることは、せめて自分だけはモンスターペイシェントにならないように心掛けることでしょう。そして、海外出産、海外治療が当たり前になるその日のためにせいぜいお金を貯めることです。
2008年05月22日 16:24
Level3 さん
>個人的に医療従事者の方に質問があります。私は医療事故調査の役割を担うメンバーが不適切だというご指摘が多いと感じています。そしてそのご指摘が的外れだとは思いません。そこで皆さんに質問です。医療事故調査に関わるメンバーに適切だと思う方はどのような方だと思いますか?
Kさんの質問に対する1医師としてのコメントです.
モトケンブログでも以前似たようなことを書いた記憶がありますが,医療側としては,一般市中病院で臨床医として働いている10-20年目くらいの医師を複数(できれば10人くらい)集めるのがよいと考えられます.少数では意見に偏りが出る恐れがありますが,多くの医師でディスカッションすればおおよそ妥当な考え方が出来ると思われます.実際に一般的に行なわれている医療を担っている医師が最適です.大学の教授の多くは自分の専門分野にはやけに深く,それ以外の分野は平均以下ということも多いです.肩書きは臨床のレベルとパラレルではありません.むしろ上の方にいけば一線から退いて行きますから,現状に即さなくなる可能性をはらみますので避けるべきです.
法曹の方には,議論が中立的に行なわれているはどうかの監視役になっていただければよいかと思います.患者側の人間は医学的議論には入れないと思いますので,基本的には入れる意味はないと考えます.感情的なフィルターが入ったのでは学問的な議論はできません.中立性を法曹の方に監視して頂ければ患者側の人間は入れない方が,問題が生じないと考えます.
あくまで私見です.
2008年05月22日 16:02
既に廃業 さん
K(非医療従事者)さん:
事故調は、本来当該事故が医学的にどういうことだったのかを調査・検証する目的に存在するべきです。ですから、その構成委員には、大学教授などの肩書きによらず、広く一般臨床医から招聘すべきです。
患者側の代表を委員に入れるというのは反対です。
たとえば鉄道事故調査委員に被害者代表がいますか?航空事故調査委員も同様です。
事故の調査は科学的に行なわれるべきものであり、不幸にして被害にあった方々の感情で調査結果が変わってしまっては意味がありません。勿論調査の対象として被害者、被害者家族が調査を受けるのは当然必要でしょうが、被害者やその家族、または被害者団体が委員になるのは害が大きいと考えます。
2008年05月22日 12:57
K(非医療従事者) さん
久しぶりにコメントさせていただきます。まず、私からこちらにコメントされている皆さんに提案があります。
皆さん、これからコメントされる時はできる限りご自分が置かれている状況やご覧になった光景、立場(医師や患者、看護士、開業している等々)等を明らかにしませんか?
ネットの利点の一つはハンドルネームで普段なかなか表現できない意見や状況等を表現でき、匿名性が高い事ですのでこれは単なる提案ですが、この提案を支持していただける方はお願いします。
報道スタッフの皆さん、「#8000」をもっと広報した方がいいと思います(医療崩壊を取り上げる時に画面の下の方に常に表示する等、もっと徹底的に知らしめるべきだと思います。)
個人的に医療従事者の方に質問があります。私は医療事故調査の役割を担うメンバーが不適切だというご指摘が多いと感じています。そしてそのご指摘が的外れだとは思いません。そこで皆さんに質問です。医療事故調査に関わるメンバーに適切だと思う方はどのような方だと思いますか?
医療事故調査の役割は医療従事者側、患者側の両方の視点から重要だと思います(患者側から見ると本当の死因を知りたい、医療従事者からすると医療の発展に役に立つ等)
私が思うこの役割を担う方の絶対条件は医療従事者側からも患者側からも信頼される事だと思いますが、それ以上具体的な条件を思い浮かべる事ができません。ですので教えて下さい。
2008年05月21日 22:25
暇人28号 さん
既に廃業様:
私なんか、数年間大学病院に勤務していましたが、給料など貰えませんでした。むしろ、大学院生となって、授業料を年間45万円払っていましたよ。そのくせ、仕事が忙しすぎて博士号は取得できませんでした。
勤務医の平均年収1200万円、というのはあくまで常勤医の平均であり、大学院生活しているものや、国立病院の多くでされている不当な雇用契約者などは含まれていないはずです。国立病院の勤務医は10年目の医師でも月収20万円でしたからね。ふざけています。
2008年05月16日 13:26
一視聴者 さん
これだけ医療現場から悲鳴に近い声があがっているのに、いまだに朝の「スッキリ!!」内で「神の手を持つ名医たち」という特集を続け、患者にいつでもどの病院でも「神の手」の治療を受けられるかような妄想を抱かせ、地道に働いている医師の士気を低下させ、医療現場の荒廃に荷担しているのはなぜですか?
2008年05月16日 12:15
どうでもいいですよ さん
もうここまで来たら犠牲を払わずに事態を解決するのは困難だと思います。マスコミのみなさんには「これまで通りは不可能だから医療になにかを期待するのは当分やめてください」と報道してほしいです。収入が下がっても消費水準をなかなか下げられないように、見たくない現実を受け入れることは厳しいことですが、直視しないと再生はできません。細かい議論をしてもガス抜きにしかなりません。
2008年05月16日 01:54
既に廃業 さん
たとえば、国立大学病院の医師の待遇の件。
国立大学には多くの医師が勤務していますが、実はそのほとんどが非常勤医員という「日雇い労働者」です。日給12000円前後で働いています。当然ボーナスも退職金もありません。定期昇給もありません。しかも、3月末日でいったん雇用契約を解除して4月1日に再度雇用契約を結ぶという脱法行為を行ない、正規職員には絶対にしない、という体制をとっています。
一方看護師をはじめ他の職種は全くの新人でも正規職員で採用されます。
非常勤医員として採用されない医師もいて、そのような医師は、大学に「お金を払って」研修を受けるというような形で治療に当たっています。今まで、このような劣悪な雇用形態を甘受してきた医師にも大いに問題がありますが、このような点もぜひ社会として考えて貰いたいと思います。
2008年05月15日 16:52
医療従事者 さん
医療現場で一番重要な指示者は医師である事は間違いありませんが、医師が全ての作業をなしてるのではありません。ほとんどが他の医療従事者をもって作業なされております。救急隊には多くの救急救命士のかたがいらして、最前線の命が守れる状況になり、遅々と想われますが私たちがはたらいてた20年前と比べるとかなり改善されております。
何が医療危機をもたらしたかと言いますと、私の個人的な感想ですが、莫大な医療費収入を、マンパワー(人件費)に使うよりも建物をHOTEL並みに立派にしてきただけでした。やはり医師を筆頭に多くの医療従事者に見合った報酬を与えなかった結果、驚愕の医療荒廃をまねいたように思います。勤務医、などなど重要な救急現場で働く人にもっと感謝の報酬を。今更おそいですがそうでなければ厳しい現場で働いてる方々が気の毒です。
私は今は開業医で働いてますが雲泥の差です。勤務医師にもっと手厚い行政を願います。建物ばかり立派な病院はいりません。中味のない箱物行政そのものです。
2008年05月15日 09:17
大藪 さん
>ガルフさん
ガルフさんが、非医療関係者だと推測してコメントします。
ガルフさんが、元経企庁長官である、堺屋氏の意見を信じたいお気持ちはよくわかります。しかし著名人の意見だからといって、決して鵜呑みにしないでください。
今年2月、堺屋氏は某月刊誌上で、医療問題を論じていました。彼は産科医不足問題対策として、「短期間の研修のみで、産科医の資格を内科医に与えればよい」との奇説を述べています。おそらく彼の頭の中では、医師免許の上に、産科免許、内科免許などがあり、医師の業務はその専門範囲内に限定されると思い込んでいるのでしょう。実際は、医師免許は全ての科の診療に対し、オールマイティーです。外科医が麻酔をかけたり、内科開業医が小児科を診たりすることは、よく聞きますよね。また、短期間の研修で、産科業務がこなせるようになるわけがありません。そんなに産科は甘くないです。
他にも、「日本の医療は高コストで低レベルである」などと、実際と真逆なことを平気で述べていました。日本の医療費が先進国中最低レベルであることは有名ですし、日本の医療レベルも、米国医療経済・政策専門誌「Health Affairs」によれば、フランスに次ぎ、世界第二位であることを、彼は知らないのか、意図的に無視しているのか・・・。
堺屋氏に限らず、マスメディア上で医療問題を発言している評論家の中には、資質を疑わざるを得ない低レベルの人がいます。
ガルフさん、メディアリテラシーを磨き、いろいろ考えていきましょう。
2008年05月13日 14:27
内科医ですが さん
現在、医療はまさしく崩壊の岐路に立っています。今のままでは、間違いなく医療制度は崩壊するでしょう。これをどうするかは、まさに国民の選択に掛かっています。
そして、その選択肢は、三つしかありません。
1、医療費・医師数をこのまま増やさず、医療は崩壊するに任せる。しかし、その場合は、数年後には、産科・小児科・救急・外科等の診療科は、すべて壊滅的な状況になり、悲惨な未来が待っているでしょう。
2、医療費と医師数を大胆に増やし、医療の再生を行い、国民皆保険制度もそのまま維持する。但し、必要な費用負担は、税金又は社会保険料のかたちで賄うことになります。
3、最低限の医療のみ公的保険給付の対象とし、それ以上の高度の医療やサービスを望む場合は、全額自費診療とする。但し、その場合、高度の医療を受けるために、民間保険に加入する必要が出てきます。
要するに、アメリカ型の医療制度です。しかし、現在、アメリカでは、高額の民間保険の保険料が支払えない無保険者が4000万人以上も存在し、さらに、医療サービスを受けた場合の高額の医療費負担による破産者が、カード破産者よりも多いという現実を知る必要があります。マイケル・ムーア監督の映画「シッコ」に見られるような悲惨な医療制度です。
以上の選択肢のうち、あなたは、どれを選びますか。
2008年05月13日 12:35
医療関係者ではありません さん
>ガルフ さん
堺屋太一などの経済官僚や経済アナリストは経済の専門家であり、物事を経済から見たら、どう見えるかが求められ、それを許されている人達です。つまり彼らの発言は経済という一面からだけのものであり、それ以上でも、それ以下でもありません。
2008年05月11日 13:09
F さん
開業医です。日曜日に診療しています。
勤務医のときにも毎週日曜日にサービス出勤をさせられていたので、日曜開業は苦ではありません。
皆さんの日曜日に診療したらよいじゃない? 夜に診療して診療の値段を上げればいいじゃない?という意見はもっともです。
では、誰が仕事をしますか?
開業医に勤務を希望する看護師は日曜日に休みたいもしくは、病院で当直をしたくない看護師さんです。
だんなさんの休みと合わせたい、夜は子供のために5時には帰りたい。
日曜日に仕事をしている職種は今ではそれほど珍しくありませんが、看護師や受付などのスタッフの確保はとても大変です。
だから開業医は日曜日に診療するのは大変です。ましては夜遅くまで診療するのはスタッフの確保がとても大変です。
高い給与を支払ってあけていても、かぜの人がポツリポツリ来院する程度では、今の医療経営はまったく成り立ちません。
2008年05月10日 01:05
病院管理者 さん
一番の不幸は、国民が医療をサービス業とかんがえていることが原因と考えています。もちろん、医療をサービス業にすることは可能です。しかし、そのためにはサービスに対する対価を制度として支払うことが不可欠です。現在は、採算割れの状態でまっとうなサービスを提供しろと言われています。根本は医療費総額の問題です。
国民は、夜間にも医療を十分受けることができる、患者のニーズに十分対応できるサービス業としての医療を、医療費増額の負担を許容して認めるか、措置に近い最低限の医療レベルを、今の先進国最低の医療費レベルで許容するのか。それとも、金持ちはサービス業としての医療を、貧乏人は最低限の医療を最低限受け入れる米国型の医療をうけいれるかの選択しかないと思っています。
アクセス、コスト、クオリティーのどれか二つしか選択できないという医療経済学では当たり前になっている原則のどの二つを選択するのかが日本人には問われています。
2008年05月09日 19:56
覚悟を決めろ さん
以前内科勤務医をやっておりました
体が弱く、そのことが医師を目指した原点でもありましたが
ここ数年喘息が悪化し、前線からは離れることとなりました
不満は一杯です
でもそれは病院の体制によるものよりは現在の与党政党政治、
官僚によるご都合主義的な通達の連発横合いから利益をかすめ取ろうと企む経済財政諮問会議含む企業
決して今の労働状況を正しく報道しないマスコミ
結果が悪ければ感情に訴える原告側に与する理論すら理解してない司法
必要な医療の原資すら払おうとしないが最高級の結果を要求する国民
今の救急指定の補助金では看護婦年間1人すら雇えるお金ではないと聞きます
連続36時間勤務が週に1〜2回、酷いと週3回回ってくる
週の労働時間は80時間は当たり前、重症患者が多ければ120時間超
それだけならまだしも、帰宅しても安心して眠れる夜はないこと
それが他の方達にどの程度理解してもらえてるか
税金を払ってるんだ、お前等は奴隷のごとく働いて当然だ
もっと国のことを考えるなら多少痛いことは我慢するということを覚えて頂きたい
税金で補うという痛みか、受診機会を制限されるという痛みか
それとも質が低下するかもしれないという痛みか
助からなかったのは運が悪かったと思う程度の覚悟は必要と思いますよ
ところが現状はどうですか?よくよく考えて覚悟を決めて下さい
少なくともどんなに利益があろうと医療側
特に医師側はかなりの不満をそれこそ軍隊さながらに耐えてきましたよ
2008年05月09日 13:52
SORA さん
>>ガルフさん
医師(人間)は神ではないので一人の医師(人間)ができる事は限られています。
それ故医療が高度化すればそれだけ一人の医師(人間)でカバーできる範囲は狭くなります。深く狭くという事ですね。
医師が余るといわれていた時代の医療水準よりも今の医療水準のほうが確実に高くなっているわけで、当時足りるとされていた人数でも今では足りないというのは普通にあり得る事です。
厚労省が専門医に小分けしたのもこういった医療の高度化に対応する為ということもあり、いわば必然でしょう。
境屋さんの発言にはこういった医療の高度化への対応という視点が抜けているように思います。
2008年05月07日 23:24
山口 千穂 さん
どうも「開業医は儲かっている」という分断政策に乗せられている人が結構いらっしゃるようです。
私の父は開業医でしたが、一番儲かっていたときでも一流企業の部長だった叔父に収入では負けていました。
新小児科医のつぶやきhttp://d.hatena.ne.jp/Yosyan/というブログでも以前検討されて論破された論理ですよ、それは。この手の話の時は平均でなく、最頻値(もっともたくさんの人が集まる値)を見るべきです。前記ブログによると赤字が数割、月収100万未満くらいがもっとも多く、しかも開業医はそこから建物や人件費などの維持費、開業時の借金返済などを行わねばならないのです。月収=給料ではないんですよ。
さらに学校検診や保健所の健診など予防活動はほぼ開業医がやっています。救急を輪番で引き受けているところも多数あります。
「分断して統治せよ」は統治する側の鉄則です。開業医を叩けば勤務医が増えるというのは錯覚ですよ。コメントする一般人の皆様、お気をつけください。
2008年05月07日 17:34
箕輪伝蔵 さん
もう四半世紀も前ですが、私が進学を考えていた頃、意外に多かったのは「第一希望医学部、第二希望法学部」でした。所得が保証され地位も高い医者が第一希望、でも学費の安いところは難関なので、第二希望は就職につぶしの利く法学部というわけです。その動機をどう思うかは別として、多くの人ってこんなものではありませんか。そんな動機でも、当事、無事に第一希望に入った人達は今では中堅、いやベテランの域に到達しつつあるでしょう。最近では学費の関係もあって、2世、3世の医者が増えているといいますから、自然勤務医が減るわけです。
110番同等、119番の救急医療も「便利屋」がわりになっている現実があるわけですが、ほとんどの日本の医療制度は公的保険制度の範疇にあります。だからこそ、医者、とくに開業医は(以前ほどではないにしろ)枕を高くして眠れるわけですが、その制度において、救急医療の手当てを他の十倍にしたらどうでしょう。(より正確には開業医の報酬を十分の一にするということですね。)たぶん、別の問題が生じるでしょうが、救急医療希望の医者が急増えるのではありませんか。
もう一つの解決策は批判は覚悟の上で、出動拒否権を救急部隊に与えることです。症状のヒアリングに加えて、何度も救急車を病院までのタクシー代わりのように使う人はリストアップしてしまい、出動拒否するのです。効果あると思いませんか。
二つともきわめて暴論ですが、このくらいの荒療治も対策を考えるときには頭に入れておいたほうがいいのでは、と考えます。
2008年05月07日 15:15
地方公立病院勤務医 さん
医療費を増やさないといけないのは、全体の共有意識となってきており、消費税を含めた税金の導入が不可避とよく言われます。
ここで一言です。
ここ数年は財政経済諮問会議を主体としての財界の利益誘導の姿勢が目に余りすぎています。派遣の問題しかり、社会保障費の財界の負担軽減等しかりです。
ここ10年来で企業減税は150兆円、消費税の総額も約150兆円。社会福祉関係を充実させるために消費税が導入されましたが、企業減税の原資分のみとなっています。
現在の企業の社会保障費の負担は外国に比べて少ないものになっています。財界は所得税の更なる減税を要望していますが、その姿勢は守銭奴(企業の姿勢としては当然かもしれませんが)といってもいいものです。
新自由主義の悪弊だと思いますが、マスコミもふくめて間違えた議論の誘導に乗るべきではないことが重要だと考えます。
所得税の議論をする前に企業の所得再分配の問題、社会保障費の企業負担の増額の再検討が必要だと考えます。
(特別会計の再検討も当然必要だとも考えます)
2008年05月07日 10:52
暇人28号 さん
利用者側の御意見も沢山掲載されていますね。
今の状況を維持するだけでも1.5−2倍の医療費が必要です。費用は同じでこれ以上良くして欲しい、と言われても出来ません。
必要だから救急車を呼んだ....確かに御本人にとっては必要だと思うから呼んだのだと思います。しかし、その要求を満たすためには沢山の人・物・金が必要になります。税金を何倍にも高くしてもっと救急車や人員を増やしますか?
トリアージは非常に大事です。しかし、トリアージをする前提として必要なことがあります。それは「トリアージをした人を結果で責任を負わせることはしてはならない」ことです。外からパッと診ただけで診断できれば高価な診断機器は不要です。トリアージとは限られた情報の中で瞬時に判断を下していく作業です。正確な診断は出来ません。当然黒タグが付けられたとしても後で振り返ってみたら救命できた可能性もあるかもしれません。それで責任を取らされたらトリアージは出来なくなります。
1次診療・2次医療機関は非常に大事ですが、1次医療機関でも限られた情報の中で判断しています。そこで結果を元に責任を負わされたら診療は成り立ちません。
まずは診療行為の刑事免責・民事訴訟も上限設定。これをしないと日本の医療は立ち直ることが出来ません。そして、今政府で検討されている医療事故調査委員会は医療崩壊を助長する可能性が非常に高いです。
2008年05月07日 08:33
ガルフ さん
今年の2月に堺屋太一の講演を観に行きました。堺屋さんは、「自分が経済企画庁長官の時は医者が余ると言われていたのに、厚生労働省が専門医などに小分けにした法律を作ったので医者不足になった。」と言っていました。
2008年05月07日 04:28
医師です さん
たとえばウイルス性疾患
冬になり特に嘔吐下痢や感冒が流行るシーズンになれば2次救急の外来は患者であふれかえります.次から次に来る軽症患者を機械的に(ほぼ同じ内容で)みる中で,その中でたまーにいる重症患者を見逃しそうになります.
特にウイルス疾患は病院にかかっても根本的な治療法はなく,時間が経てばよくなるものばかりです.抗生剤も効きません.嘔吐下痢などで近くの病院に頻回に訪れ,結果として止瀉薬など強い下痢止めを処方されたことにより腸閉塞になった患者をみることもあります.
こういった知識を市民につけて,薬局で嘔吐下痢セットを販売するなど,混乱する外来を改善する方法もあるのではないでしょうか.
とくに時間外,深夜に朝から嘔吐下痢などが押しかけられるといやになります.水分さえとれれば何もせずとも治るのに.
2008年05月06日 22:41
2718 さん
> 上記のような事を言っている勤務医に限って、開業したら
>「こんなはずではなかった」と言います。
> それが全てを言い表しています。
討論の場において、論拠を提示しない決め付けは『詭弁』とされます。つまり、あなたの発言は詭弁です。
2008年05月06日 21:14
ある内科勤務医 さん
SYさんの以下の記述は間違っています。
>A勤務医不足の原因として、勤務医から開業医になる人が多いことがあげられます。これは国の強力な開業医優遇策の当然の結果です。過酷な勤務と大きなリスクを伴っている勤務医の方が収入が大幅に少ないのですから、国の誘導通りに皆開業していっているのです。改善は簡単で、勤務医の収入が開業医より多い報酬体系をつくりあげれば状況はたちどころに改善します。
>B開業医が勤務医なみに救急医療に参加すれば、救急の問題は解決します。どうして勤務医だけがリスクの高い、厳しい救急医療を担っているのでしょうか。皆さんに疑問をもってほしいと思います。
わざわざ論述するのも疲れますが、上記のような意見は全く事実とかけ離れていますし、偏見に満ち溢れており不適当です。
上記のような意見は開業医も経験してから言うべきだと思います。
私は多数の開業医の内情を知っております。
上記のような事を言っている勤務医に限って、開業したら「こんなはずではなかった」と言います。
それが全てを言い表しています。
これ以上開業医を国が締め付けると、医療界の質そのものが本当に悪化すると思います。
疲れますので、ここまでにします。
2008年05月06日 20:25
医師です さん
国民皆保険制度という助け合い制度が崩壊しかかっているわけですが,次のことを検討してみたらどうでしょうか.
1.自己負担率を疾患によりかえる
感冒など軽症で高く,慢性疾患や重症疾患など
医療の必要性が高いので低くする.
2.鍼灸あんまなどクリニックや病院と同じ自己負担額ですが,医療経済が破綻しかかっている今適切といえるのか.
3.医療への税金投入
お金をかけないとよくならない.もうどうしようもない.
道路がなくても生きていけるが,医療がなければ生きていけない.
4.感冒は薬局で対処
欧米のように抗生物質やアレルギー薬などを薬局で販売する.
病院にかかった方が安く済むとはけしからん.
病院にかかった方が高くつき,薬局で風邪薬を買った方が安く済むようにする.
病院での自己負担額を減らす.
2008年05月06日 15:57
RT さん
今まで数々の報道番組を観ていろいろと感じてきましたが、今回のように投稿したのは初めてです。
全く医療に関係せず生活している30代の主婦ですが、医療の危機以前に、日本国民の危機さえ感じました。
これは、若者だからとかご年輩者だからとか全く関係がなくなっていると思います。自分のことしか考えず、何かあったら人任せ、責任転嫁して、自身のことを棚に上げ平気でクレームを言う人たちが多くなっています。教育現場での問題も同じ事が言えると思います。
私が小さい頃は、とげが刺されば母が針を焼いて消毒してキレイにとってくれました。目にゴミが入ったらホウ酸を水で薄めて洗い流してくれました。
のどが腫れれば、割り箸にガーゼを巻き付けて市販薬をひたし、膿をとってくれました。
たとえ知らなくても今のネット社会、簡単なキーワードで調べれば、解決や治療に良い方法など幾らでも調べられるのに、それさえもせずにすぐに病院へ駆け込むのはどうでしょうか。
安易な救急車・病院の利用で、本当に助けを必要とする人が後回しになっている現実。安易な利用の末、全てそれが自分に降りかかってくることなど考えていないからでしょう。
人間が本来持ち合わせている自己防衛本能もなくなっているのではないでしょうか?。大音量の音楽を聴いていて接近する車に全く気が付かない若者、道いっぱいに広がり、おしゃべりしながら歩く主婦。後ろから来た自転車に気づかず、接触するのを見たことがありますが、あやまりもせず逆ギレです。
いくら気をつけていても、お互いが譲り合う気持ちがなければ接触するのは当たり前です。自分の命さえ人任せで、自分をも守れない人が多くなっていると思います。もちろん自分を守れない人が他人を守ることなど出来ないですから。自分や家族が本当に救急車が必要になったときでは遅いのです。
下記に投稿されている、救急車の有料は私も賛成です。「タダより安い物はない」という考え方の人が多すぎますから。
私は今回、夜間に医療相談を受けてもらえる番号があるのを初めて知りました。ほとんどの方が知らなかったのではないかと思います。
今やいろいろな報道・伝達の手段があふれているのにナゼこんな大事なことを知らないのでしょうか?
現実離れしたドラマや、楽しいバラエティ番組の中にも、ほんの数秒でも組み込める内容だと思います。
沢山の原因が重なって招いた現状ですが、一人でも多くの人が危機を実感して欲しいと思います。
局のサイトの中でも紹介したり、手軽に印刷して持ち歩けるような便利帳、イベントでの配布など伝えるという立場のテレビ局の皆さんには、現実を報道する・過去の事をとりあげて議論するだけでなく、今後の未来のために何かを発信し続けて頂きたいと思います。省庁にお願いしても無理だと、残念ながら不信感がありますので。。。
私も今の発言だけではテレビ局任せなので、自分に出来ることは何かを考えたいと思います。
2008年05月06日 14:54
久住 さん
救急医療について
1,救急車の安易利用を避けるため救急車は有料とすべきでは。
2.通常時間外の救急医療も特別診療として経費を若干多くとるべきではないか
2008年05月06日 06:24
SY さん
勤務医です。医師不足について3点述べたいと思います。以下の3点を特定の団体の視点でなく、国民の視点から考えていただければ、今の医療崩壊の危機は回避できると思います。
@今の医師不足の問題はすべて勤務医不足の問題です。マスコミは勤務医不足の実態を「勤務医不足」と正しい名称で報道してほしいと思います。国は医師不足という名称に置き換えることによって、各県で5名医学部入学者を増やすなど首をかしげるような対策でお茶を濁そうとしています。開業医は過剰です。
A勤務医不足の原因として、勤務医から開業医になる人が多いことがあげられます。これは国の強力な開業医優遇策の当然の結果です。過酷な勤務と大きなリスクを伴っている勤務医の方が収入が大幅に少ないのですから、国の誘導通りに皆開業していっているのです。改善は簡単で、勤務医の収入が開業医より多い報酬体系をつくりあげれば状況はたちどころに改善します。
B開業医が勤務医なみに救急医療に参加すれば、救急の問題は解決します。どうして勤務医だけがリスクの高い、厳しい救急医療を担っているのでしょうか。皆さんに疑問をもってほしいと思います。
2008年05月06日 05:59
北の小児科医 さん
医療にはお金がかかるということをまずみなさんに認識してほしい。そしてどっちが得なのかをそれぞれが考えていく必要があると思う。(どのようにお金を使うかは選挙でしか決めれないのだから・・・)いつでも、だれでも、保険証さえあれば安価に受診できる権利というのがまず、贅沢であり、他の国にはまねできない便利さであるということを知ってほしい。実際WHOより世界一の医療制度と評価を受けている。そのうえで、最低でも他の先進国並みの医療費を負担してほしい。それには1.5倍程度の増額は必要と思う(それだけ日本の福祉予算は低い)。現在の30兆円では15兆円は足りない。日本の労働人口一人あたり年25万円程度の負担が最低でも必要。(税金をあげてもいいし道路をがまんしてもいい。日本の税金の使い方のおかしさにもっと関心をもってほしい。)現在は必要なお金も払わずに権利だけをさけんでいる状態だという認識がまずほしい。(自己負担が高いので感覚としては日本の医療費は高いと感じるが、それは国にだまされているのだと気がついて欲しい。)
そのうえで、他の方がいうように夜間や休日も平日と同じようにみれる病院をというならさらにお金が必要となる。(ちなみに、そんな贅沢な体制をとってる国は世界にはない。)現在は週40時間労働という前提での医療費なので(実際は週80時間以上働くけれど・・・)週168時間分をすべて昼と同じにみるなら最低でも(ほんとに最低でも)2倍の医療費がかかる。45兆円×2なので90兆円、現在より60兆円ほど(労働者一人あたり年100万円ほど)追加負担が必要だけど、それなら病気のときは仕事をやすんで昼間に病院にいったほうが得だとおもいませんか?
小児の自己負担無料というのが、とくにお母さん方は国にだまされている。たとえば子供がかぜを引いたとき、料金が、4000円だったとすると自己負担2割を地方などが負担してくれ、3200円は保険料から。自己負担がないので一見無料だけど、実際は、普段は保険料をはらっているので、結局3200円を払っているのと同じ。薬局で風邪薬と座薬を買って治せば(あわせて2000円もしない)、待ち時間もなく、さらに病院で変なバイキンをもらわないですむ。現状では小児科の少なくとも9割は病院にこなくても治る。
もっとひどいのがワクチンで、他の多くの国で無料でうけれるのが、日本ではなんと全額自己負担だったりする。たとえば水ぼうそうのワクチンを受けるのに4000円だったりすると、国や地方はワクチンを無料にするより、発症してから、自己負担分を払うほうがやすあがりだ。しかも無料と錯覚させているので有権者の受けはいい。約1週間も本来しなくてよかった看病のために失っているのに・・・うまくだますものだと思ってしまう。
今回の貴局の報道で、いままで明るみにでなかった問題が、ひろく知られるようになり、非常にうれしく感じています。ただ、問題解決には、国民に隠されている事実がまだまだたくさんあります。多くの情報を正確に国民に伝えることが、それにより政治家を選ぶことが、時間はかかりますが、問題解決の唯一の道と思います。これからもよろしくおねがいします。
2008年05月06日 02:26
30代内科医 さん
医療訴訟と長時間労働についても取り上げて頂きたいと思います。これらが解決しなければ、勤務医不足は解決しません。
2次救急病院で専門外の患者さんの診療を引き受けにくくなった原因の1つに、医療訴訟があります。福島県の大野病院事件や奈良県の五條病院事件のような、医師の不当逮捕や医師への不当判決について、多くの方々に知って頂きたいので、是非取り上げて下さい。
勤務時間についてですが、勤務医は当直明けも通常業務をするため、36時間連続勤務をしていることについては最近少しずつ知られてきましたが、36時間連続勤務が終了し自宅に戻った後も、病院から携帯電話で呼ばれれば病院へ行かなければいけないという、24時間365日常に拘束された状態にあることはあまり知られていないと思います。1ヶ月に1日も休めず、年間の休日が14日前後という医師もいます。医師不足を解決するには、医師の絶対数を増やすことも重要ですが、勤務医がバーンアウトしてやめないようにすることが、まず第一です。この劣悪な労働環境を改善するために、実情を伝えて下さい。よろしくお願いします。
2008年05月05日 23:41
ヒロ さん
いつも医療関係の報道を見ていて思うのですが、救急医療センターの受入拒否の報道を良く目にしますが、これは拒否ではなくて受入不可と報道するのが正しいのではと思うのです。
医師たちは一生懸命やっているのに受入拒否と報道されると医師たちの頑張りも報われないし、行政も真剣に対策に取り組まないのではないでしょうか?
医療制度改革や医師の再教育など変えなければならない事は沢山あるでしょうが、マスメディアも報道の仕方も考えなければいけないのではないのでしょうか。
今のままでは医師の悲鳴が100%伝わらないような気がします。
2008年05月05日 20:26
ルナ さん
医療はサービス業と宣伝しすぎたのではないでしょうか。サービス業にしては厚生労働省の締め付けが厳しすぎると思います。患者さんは当然サービスするのは当たり前と考え要求がエスカレートしてきております。根本的から患者と現場医療従事者の思惑がことなるのではないかと思われます。お互いに思いやりが必要と考えます。
2008年05月05日 20:16
30代医師 さん
●医師の偏在
医師の偏在をあたかも最近の若い医師は田舎ではなく都会で暮らしたいからという報道をたまに目にします.医師が都会の大病院に偏在する理由の一つには他の職業とは大きく違った,「常に学び続けないと,どんどん発展していく医療の進歩から取り残されるところ」にあると思います.
医師は卒業した段階,つまり医師国家試験に合格した段階では一人ではまともに働けません.それから10年がかりで培う実地の経験が,医学生を医師にさせるわけです.そのためには指導者も必要ですし,より重症な患者を治療できる設備が整っている病院でのトレーニングが必須です.そのため都会の大きな病院に人が集まるのだと思います.
その証拠として地方の中規模病院や老人病院の方が圧倒的に都会の研修医に人気のある病院より労働時間が少なく,余暇が多いのに,給料が高いという事実があります.生活の質やお金で惹かれるのであればそういった病院に人が集まるのではと思いますが,そうでないところに,若い研修医や我々医師たちの医学や医療への熱意,勉学への熱意,様々な病気を診れるように,また,重症な患者を救いたいという熱意があるというところを主張したいと思います.そして病院のコンビニ化や心なき報道は今の状況ではこの熱意が失われかねない状態だと思います.
正直,ある程度第一線の医療を行うことに満足したら,田舎や老人病院でゆっくりするのも良いかなと感じ始めています.疲れました.
2008年05月05日 20:00
30代医師 さん
●ただほど悪いものはない
小児や乳幼児は地域により医療費が無料,生活保護受給者も医療費が無料である.一度,無料である人と無料でない人の受診回数を統計にとってほしい.
国民のモラルの低下がいわれる中,医療費の無料はそれに拍車をかけるだけで,決して医療費の無料化により少子化が改善されるようには思わない.子供の医療費負担額は大人と同じで無料化にする分のお金を保育園を充実させたり働くお母さんに補助金を与えたり,産休をとらせた会社に補助金を与えたり,子供が生まれるために税額を減らしたりした方がよっぽど少子化対策,子供を持つ家庭のためになると思う.
生活保護者の中には時間内は人が多いから敢えて時間外に来る人や(時間外加算もただであるため),救急車で来てタクシーで帰る患者さんが一部では多い(大体が決まった人).また,体は元気なその筋の人はどうしてコンビニアルバイトでも働けるわけであるからどういった基準で生活保護受給になったのか,基準はどうなっているのかと首をかしげることも多い.
日本はどうなる事やら.
2008年05月05日 19:46
貝塚 さん
自分は救急車を呼ぶ事は、ホントに緊急時!死ぬかもしれないくらいの時に呼ぶというイメージがあった。「コンビニ感覚で・・・」というのが信じられない。しかし家族の不調を救ってくれるのが医者だけしかいないというなら、いつでも医者に行きたい気持ちも理解できる。番組でもあったが、救急病院以外の場所、「相談所」のようなものを作り、医者以外に頼る場所を作り。119番以外の救急番号の定着をはかってほしいです。
2008年05月05日 19:37
30代医師 さん
●医療スタッフの問題
日本はOECDの中でGDP比の医療費がほとんど最下位と医療にお金を使わない国であることは周知の事実である.そして,医師の数もアメリカの半分と,少ない人数で,少ない人件費で,少ない医療費で,世界最長の平均寿命,世界で最低の乳幼児死亡率を保っている,素晴らしい国であるが,いまや破綻寸前である.
日本の医師数が少ないことはよく指摘されている.医師はアメリカの人数の1/2に過ぎないが,看護師もアメリカの1/4程度,医療を支える事務スタッフに至っては1/10程度という話もある.医師の仕事量と他のスタッフは労働基準法内で働いていることから考えると,あくまで計算上であるが,医師の人数は見かけ,アメリカの1/8から1/80になりやしないか.医師を育てるのには10年以上の年月がかかるが,ひとまず事務員や看護師を増やすところから始めてはどうか.
そして,あくまで医師数や看護師数,事務員を増やしても,今の状況では病院は雇えない.なぜなら保険収入が少なく,今の状況でも既に多くの病院が大幅赤字であるからだ.
安物買いの銭失いと同様,お金を払わずして良い医療は提供できない.つまり,現状態においても,医療費を上げていかないと医療は改善しないのである.これから高齢化や医療の高度化が進み患者が増えていくのであるから,なおさらのことである.高齢化が進む割合の倍程度の医療費の増加率があって良いと思う.
2008年05月05日 19:27
オレンジ さん
救急への地域の人の意識が変化していると思います。
救急車がサイレンを鳴らしながら、走っているのに車を路肩に寄せない、交差点に救急車が進入しているのに、平気で車で突っ込んでくる、といった行為も最近増えていると思います。救急車の正しい使い方もそうですが、救急車がいかに大事かということを、再確認する必要があると思います。
2008年05月05日 19:18
30代医師 さん
●病院,医院のコンビニ化を防ぐためには
時間外の外来受診の自己負担割合を大幅に増やすことであると思う.さらに,特に医療スタッフが疲弊する深夜(通常人が寝る時間帯)には更に時間外の加算額を増加させる必要がある.なぜなら,飲み屋のおばちゃんが仕事帰りに定期薬が切れるともらいに来たり,前の日からの感冒症状が気になるから仕事を終えてご飯を食べてから受診したりなどというモラルのない受診が多いからである.まさにコンビニ感覚である.
現在は病院毎に時間外加算を設定できることになっているが,加算するすることによる風評をおそれ出来ない病院も多い.また,時間外に外来をあけることにより,収益が上がるということになれば,時間外に開ける開業医も増えるかもしれない.
受診料負担割合の増加を命の切り捨てと批評する人が多いかもしれない.しかしながら,今ここで何とかして国民のモラル改善や意識改革をして,無駄な受診増加による医師の疲弊を防ぎ,無駄な受診によって生じた無駄な医療費を削減していかないと,医療は必ずや破綻し,アメリカのように自由診療が中心の,本当に必要な医療がお金を払えなくて受けられない国になるに違いない.
本当に医療が必要な状態と,擦り傷や風邪(ウイルス感染)など医療機関にかからずとも治るような状態とを区別して考える必要がある.そして,保険料を一律に上げるのではなく,特に後者においては自己負担額を大幅に上げることにより適正な医療機関受診を勧めていくべきである.
2008年05月05日 19:17
U さん
医師の増員、待遇の改善、クレーム、コンビニ化・・・
いろいろと問題はありますが、
増員や給料を上げるだけで問題は解決するとは思えません。
たしかに、日中働く人にとって病院の勤務時間に病院にかかることは
難しいことだとお思い増す、しかし、だからといって夜病院に
かかることは医師の疲労がたまる一方ではないでしょうか?
給料を上げれば医師が働くというわけではないと思います。
どこかの番組で、医師だから夜もはたらけばいい、というような
番組を見てこれだから医師の数は減るのだなと思いました。
医師だって人間です、ストレスもたまれば、休みたいときもあります。
ましてや、一つのミスが人名を奪うこともあれば、訴えられることも、
医師の感じているストレスを理解して病院にかかるべきではないでしょうか?
2008年05月05日 19:12
M さん
数年前に医療関係のソフトウエアに関わっていた頃、数々の医療機関や医学系大学、医学関連学会などに出入りしていたのですが、その頃は今問題にされているように医師不足ではなく、「数年後にはレベルの低い医者で飽和状態になる」とあちこちで聞かされていました。
私の近くでも、聞いていたようにある医学系大学などは、卒業生を他所に出せないので、周囲の精算処理された国公立病院を買い取り、付属病院を増やすところもありました。
そんな問題は世間には出てこないのでしょうか?
(それとも医学界の嘘だったのでしょうか?)
本当に飽和状態に成るというのなら、そのレベルの低い医学生を再教育仕直して世に出すと言う事も考えても良いのではないでしょうか?
2008年05月05日 18:54
こじろう さん
番組やみなさんのコメントをみて、
「医療がこのままでは、国民の健康が危ない」
というのは、一致した意見であると感じました。
では、どうすればいいのか?
極論ですが、2つの選択肢しかないと思います。
・医療費や保険料、税金を上げ、医療の質の向上に使う。
・お金がかかるのは嫌なので、医療崩壊を甘んじて受け入れる。
みなさんはどちらを選びますか?
番組でもテレコングや国民調査を行って、立法と行政に働きかけてほしいです。
2008年05月05日 18:27
地方の市民 さん
医療関係の問題はいろいろありますが、老人医療問題にはあまりスポットが当たらないのは何故でしょうか?拡大する医療費の国の負担はかなり深刻な状況で、このままでは保険制度自体が維持出来なくなります。救急病院と同じく、あまりに気軽に病院を利用し過ぎだと思います。こういう現実とそれによる弊害をもっと番組で取り上げて下さい。
2008年05月05日 18:21
ひまわりボーヤ さん
現場で働く救急隊です。
病院のコンビニ化は、医師はおろか検査技師、受付、看護師を日中と同じ人数にする必要があるので、その分患者側にも負担が(大きく)増えるでしょうし、病院の運営が成り立たなくなります。
夜間の受診は「大人の都合」だと感じています。
子供の病気に正しく対処できない、日中は時間が取れない(仕事があったとしても体調不良による欠勤は安全衛生上法律で許されている)は、知識不足が招いていることです。
深夜に連れてこられる子供は、睡眠不足で体力を奪われるので不憫です。熱があっても冷やす親はほとんど見ません。
都会に住む人は、防災も含めて些細なこと−生きていく知識が乏しいですね。
わからなければ教育していくしかないと思います。
現状では東京は阪神淡路大震災の二ノ舞−知識不足による被災難民のトラブルになるでしょう。
2008年05月05日 18:04
こじろう さん
番組とみなさんのコメントを見て、
「医療がこのままでは、国民の健康が守れない」
とほぼ全員が感じているのだと思いました。
では、どうすればいいか?選択肢は2つに限ると思います。
・医療費や保険料、税金をあげて、医療の質を向上させる。
・お金がかかるのはいやなので、このまま医療が崩壊するのを我慢する。
みなさんはどちらがいいですか?
番組でも、ぜひテレコングや市民調査で政府に訴えてほしいです。
2008年05月05日 18:03
一勤務医 さん
まずは、コンビニ受診の抑制のために、救急医療の現場の声を視聴者の皆様に届けて頂いた事に感謝します。
しかし、個人の道徳観を取り戻す努力はとても大事ですが、大変時間のかかる事です。
その先までたどると結局は、厚生労働省の怠慢・責任逃れがを今の医療崩壊を招いている事までちゃんとえぐって欲しいと思います。
例えば、厚労省の「医師不足」を「医師の偏在」だという言い分を検証してみてください。大学病院にどれだけの医師が働いているか。なぜこんなに大学ばかりに医師が必要なのか。
また薬価・医療機器の値段がどうやって決まっているか。どれだけ厚生労働省の利権が絡んでいるか。など、検証・報道していただきたいと思います。
2008年05月05日 17:55
佐藤 さん
私は数年前、物凄い腹痛に見舞われ救急車で病院に搬送されました。
医師が来ました。
疲れているのか、眠そうで不機嫌でした。
薬を投与してもらい、レントゲン検査をしてもらい結果、症状は治まりました。
帰る際、「こんな事で救急車を使わないでください!」と
言われました。
確かに、死ぬ生きるの状態だったわけではありません。
どうにもならない時に呼んだだけです。
医師、看護師不足が不足していますが、医療を安心して
受ける権利はどうなるのでしょうか?
一昨年、やっと厚生労働省が「世界アンチエイジング世界大会」を
お台場で実施しました。
医師不足、医療費のパンクと叫ぶ前に、国民ももっと勉強して
病気にならないように心掛けるべきだと思います。
2008年05月05日 17:53
JUNKO さん
自身、家族とも医療関係者です。30年前私が研修医だったころ夜間に受診する人はほとんどが入院の必要な重症患者でした。今見聞きするのはまさしくコンビニ受診。モラルの低下を痛感しています。お金の配分を考えなおしてはどうでしょうか。小児医療費をただにしても子供は現に増えていません。どうせ無料だからと夜間に軽症患者が多数押し寄せ、必要のない検査まで要求します。医療でなく、子供手当ての形で補助し、医療は無料にしないほうがよいと思います。また医師会を開業医が牛耳っているため、医師会に出る時間すらない勤務医の声はなかなか届きません。優遇税制、救急を担当しない、など楽して収入ははるかに多い、勤務医からみれば腹のたつことが多いです。せめて一次救急を担ってもらい、二次・三次の病院がそれに専念できれば、と思います。救急隊、ご苦労様です。経験豊富な方々ですから、救急車の必要のない人は断れるようにできないでしょうか。また軽症患者が二次、三次病院を受診した場合、某病院のように一律お金を払ってもらうこともいい考えかと思います。救急車も、そのような場合は有料にしたらよいと思います。
2008年05月05日 17:52
救急救命士 さん
ゆうさんと同じ私も消防士(救急救命士)をしています。
救急利用者のモラルが崩壊しているとおっしゃいましたが、
現場に行く救急隊員もその通りだ思っています。口に出したいのは山々ですが、市民サービスということで、口をつぐんでいます。
さっさと病院に送って次の事案に出動といった具合です。
タクシー代わりとはよく言ったもので、救急車は利用料タダですし、タクシよりも早く迎えにも来ますから。
本当に常習の軽症患者も一杯いますよ。
私ども救急隊が一番気にしている事は、寸刻を争うような心肺停止患者が
出たときに、タクシー代わりに管区の救急隊が出動していて、遠くの救急隊が出動することがたびたびあります。最近はPA連携といって消防隊も応援に出動しますが、絶対的に救急車が要請件数に足りないための苦肉の策です。消防隊員も満足な処置は出来ません。
1人の命を救うのが、救急救命士としての仕事です。その仕事を十二分に
発揮させて欲しいのです。
どうか国民のみなさん1人1人が、家族で病院にクルマで運べるなら自分たちで行ってください。消防署では、当番病院の案内もしています。
現場の医師や看護師だけでなく、救急隊員も悲鳴をあげています。
2008年05月05日 17:50
小児科の医師 さん
モンスターペイシャントが増えています。
救急車で心肺停止の子供が運ばれてくると、しばらくの間、救急外来の診療が止まってしまいます。「心肺停止の子供の処置中だから待ち時間が長くなっています」、と待合室の患者さんに説明すると、「何で先に病院に来ている自分たちが待たないといけないのか!」と怒鳴られます。
じゃあ、自分のお子さんが心肺停止状態や重体になって救急車で運ばれてきた際に、先に処置をしなくても構わないのでしょうか?
「自分さえ良ければ・・・・」という考えはやめてほしいです。
2008年05月05日 17:45
28歳の看護師 さん
1次・2次救急の問題もあると思いますが、まずは国民一人一人の意識の問題だと思います。常識が無い人が多すぎます。
「しんどくなったら病院にいけばいい」「病院なんだから、サービス業なんだから、してもらってあたりまえ」という患者が最近は本当に多いです。自己中心的な、自分だけが助かれば、楽になればいいという人が多いです。しんどい時はそう思ってしまうのは仕方が無いと思いますが、あまりにもワガママな訴えに、医療従事者は疲れています。
個人個人が病気にならないために、自己管理をきちんとする、そんなあたりまえなことができていないから、2次救急に常識外れの人達が来る、そして受け入れ拒否をしざるおえない現状になってしまっているんです。
「しんどいときに助けてもらえればそれでいい」なんて考え方は本当に甘いです。そんな人が多すぎます。
現場の医療従事者は本当に苦しい思いをしています。
私は現在2次救急病院に勤めていますが、その大半は1次、ほぼ0.5次の人達であふれかえっています。とくに高齢の方が大半をしめ、療養型病院もしくは老人ホーム化しています。入院患者・その家族すべてがそうとは限りませんが、退院可能と伝えても「もう少し入院させといてほしい」とあれもこれもと次々に言ってきます。退院を促すとすぐにクレームがきます「元気になっていないのに無理やり退院させようとする」と。医療が必要でないから退院し、あとは家で療養・自己管理していく、というふうにはならないのが現実です。常連客のように毎日・毎週病院に来られる人もいます。本当に医療が必要な人が通うのは仕方がありませんが、いかにも「自己管理を怠っている」人が悪気も無く外来・夜間救急に来ます。本来病院はそういうところではないはずです。
医療報酬改正、なんて「どこを改正した?」って感じで現場には少しも反映されていません。一生懸命やったって報われない。何をやってもクレームばかり。ますます医療従事者のモチベーションが下がってしまいます。
個人個人の意識の改革、まずはこれが必要だと思います。そして各世代に合わせたできる範囲での自己管理を行う事で、本当に医療が必要な患者を救う事につながるのだと思います。
小さなことでいいと思います。「風邪をひかないために」「筋力が落ちない為に」「健康であるために」「持病が悪くならない為に」…
お願いです。私達医療従事者は救うべき人を救いたいのです。そのために日々頑張っているのです。これ以上苦しませないで下さい。
2008年05月05日 17:42
K5 さん
夜間救急の深刻な問題を取り上げる報道を見る度、医師の疲弊が取り上げられるが、看護師や技師そして病院に搬送する救急隊も疲弊している事には触れていない。
実際最近の消防では、同じ消防士でも救急隊は割が合わないとの理由で、救急隊を志す職員が減っているのも事実です。救急隊にもクレームは多くあり、その中には収容できる病院が決まらないため、連絡だけで1.2時間掛かり、患者関係者に隊員や救急車に暴力を振るわれる話も有るくらいである。
そして救急車が無料である事もコンビニ化に拍車をかけていて。24時間、救急車を呼べば無料で病院に行け、早く診察してもらえる。モラルの問題にもなるが、非常に便利な「アシ」として使っている人が後を絶たない・・・。
2008年05月05日 17:41
薬剤師MR さん
新研修医制度、医局崩壊による診療科毎の偏りが問題になっている。それに付随して、新卒医師の男女比に問題がある事に注目して欲しい。20年前から女性の医学部進学が増え始め、地方の国立医学部では半数が女性である医学部が出ている。女性医師は、子育て、体力、組織・仕事に対する考え方などの性の違いによる理由で、外科、脳外科、循環器、小児科、産婦人科等の救急医療と密接に関係する診療科への専攻を嫌う。逆にマイナー科と呼ばれる眼科、皮膚科などを専攻する傾向がある。対策として子育てしながら勤務できる体制を作る。又、即効性を求めるのであれば、医学部の定員に男性を増やすなどの荒治療が必要である。女性医師ならではの特徴を捉えた分野での優秀性は理解でしているが、救急医療を考えた場合、男女差別であるなどと言ってはいられない。
2008年05月05日 17:39
JM さん
命に関わるといわれるアレルギーを持っています。
アナフィラキシーショックという症状になると危険なのですぐに病院に行くようにと言われていますが、必ずしもショック症状まで行かないので、救急車ではなく自家用車で夜間に連れて行ってもらう事が何度かありましたが、3次救急でも先生が居ないと断られる事が多々あります。先生が居ないというのは、専門医が居ないという理由です。だから他へと言われますが、行く先が無く、いつ病気が出るか分からないので、夜間休日医療ダイヤルなど色々な電話番号をリストにして、電話をしてもらっていますが、ようやく受け入れ病院が見つかって病院に到着しても、受付で通常の診療時と同様に書類を書き、保険証を提出し「名前が呼ばれるばで待っていてください」と言われ、呼吸が困難になり血圧が下がり始めても、先生も看護婦さんも来てくれず、病院の待合ベンチに寝ている事が多いのです。主人は何度も何度も先生や看護婦さんに訴えますが、順番だといわれます。でも、周りはどうみても風邪の患者さんや怪我の患者さんが殆どで急を要するような感じでは無いと言います。
待っている間に、ショック症状は出ないまま済んでいる時の話ですが、これが3度もありました。その3度とも同じ病院で、その都度治療後に先生と看護婦さんからお詫びをされアタマを下げられます。命に関わらなかったからよかったものの、もしもの事があってもアタマを下げて終わらすつもりなのでしょうか?3次救急で危機管理が出来ていない現状も考えて欲しいと思います。せめて様子を聞くとか、何らかの対応があってもよいのではないでしょうか?
初めてこの病気を発症した時に、先生に気にせず救急車を呼ぶようにと言われました。ショック症状になったら救急車でも間に合わないかも知れないと言われていますが、ショック症状になる前に病院に到着しようと主人は考えています。ところが、最近のTVなどの話で救急車が呼びにくいというのも現状です。ショック症状が出ない場合は、当日に帰り体調は万全では無いものの、通常に生活出来るので安易に救急車を呼んでいるというふうにご近所に思われるのでは無いか・・・。などという思いもあります。知名度も認識も低い病気なので余計にそう思う部分もあります。そんな中で、病院でもこういう対応を受けてしまうと、今後どうすればよいかと悩むばかりです。
2008年05月05日 17:36
小さな病院 さん
外来で勤務していました。
確かに核家族や近所の連携がないこともありますが、発病が翌日や朝からでも、夜間や休日を選んでくる人が増えています。これが小児科だけでなく、社会人、老人もです。「待たず見てもらえるから」が理由が多いのです。
確かに通常の診察より先になりますが、そのために他の患者さんは待たされるわけです。
しかし、重症患者が優先になり待たされると「先に救急車で着いた」
訴訟だ」「権利だ」と、看護師はその対応に苦慮する場面が多いのです。
医療者だけでなく、周りの人たちにも思いやる気持ちがあればコンビニ受診はないはずなのですが・・
休日や夜間受診は、患者からの支払いを増やす・・って簡単なことではないのは分かってますが、何か手立てがほしいです。
2008年05月05日 17:20
千葉和夫 さん
救急体制が3−2−1次の3つしかないのも現実的ではない。2次でも人の生死にかかわる脳外科専門や循環器専門などの3次的救急もある。専門病院が存在している以上、専門救急の分類も必要である。
また、一般市民に対する理解を深めるためには、電話帳や広告あるいは看板などに対応する救急レベルの表示も徹底させる必要がある。
どの救急を適用させるかのトリアージ権限は救急隊にもたせることも欠かせない。
個人レベルでの3次救急受診は禁止するしかない。コンビに受診者については、医師会などの夜間急病センターなど1次救急対応の情報供給の工夫が足りない。119番も人命に関わるものとそうではないものに区分する受付体制が必要である。
最後に、人命に関わる2次救急以上の救急管理加算料が1日600点で7日間算定できるが、これでも全く不充分で、当直医師に支払う料金だけでも数万円が相場であり、重症度によって2000点から5000点程度の評価は、中等度レベルの救急対応にとって必要なのである。
2008年05月05日 17:18
現役小児科医師 さん
コンビニ受診の患者さんがどんどん増えいています。
夜中の2時に「子供の髪の毛に白いものが付いているのを見つけた。シラミじゃないか?」→子供は無理に起こされて、眠そうです。
「手に一つだけ、発疹が出来ているのを見つけた。」→明らかに虫さされです。
30分待った段階で、「急患で来たのに、何で待たされるんや!」→子供は走り回っています。症状は鼻水だけです。
病院に来て、待ち時間が少しあるとわかった段階で、病院の玄関で119番に電話をして、救急車を呼ばれます。
平日の午前7時過ぎに、「今日は遠足があるから・・・」と軽い咳で子供を時間外受診。
時間外診療では2日分など、応急的にしか薬を出せないというと、「なんで7日分の薬をもらえないのか?普通の時間に病院に来ると混んでるやないか!!」
親御さんによっては、「少子化対策で乳幼児の医療費は月額200円になっているので、ちょっとしたことでも、夜中でも病院に来た方が安心やわ。私たちの懐が痛むわけではないし・・。」といわれます。少子化対策の制度が変に利用されている気がします。
一晩で80人の小児科受診患者のうち、入院が必要なのは1人いるかどうかです。
コンビニ受診の患者さんが多いと、本当に重症の患者さんの待ち時間も長くなり、とんでもない事故がいずれ起こりそうです。何とかしてください!!
2008年05月05日 17:18
岡部 健一 さん
2年前に鬼北町立病院を指定管理者として引き受けました。100床の病院ですが2人の医師が辞めて現在は4人(内科3人青桂1人)で当直をしています。コンビに感覚で時間外に来る患者のことを報道されていましたが、個々の例をみますと不安感が根っこにあり、安心を求めて来院する方が多くいます。家族が小さくなっていることが原因と思います。「明日まで待てばいい」状態でも相談相手がいないので待てないのです。
私は気軽に講演会や地域の会合に出かけて病院の現状と、待てる場合には「病院が開いてから来てほしい」ことを機会あるごとに対話をしてきました。その結果は大変な効果がありました。本当に重病の時には責任を持って3次救急に紹介しています。病院と住民の対話と互いの思いやりが救急医療を救う鍵になると思います。
2008年05月05日 17:15
k さん
医療のコンビニ化といわれますが、昼間に受診できくて夜中に悪化する場合はよくあります。
症状の重い軽いはあるにせよ、一日の休みがその人の状況を左右場合もあります。
今の日本人の働く状況を考えると、もっと休日や夜の遅い時間帯まで受診を受けられる体勢を整える必要があるのではないのでしょうか。
そのために、医師の充足、看護士の充足等が必要と思いますが、患者も困っているのも事実です。
2008年05月05日 17:14
MM子 さん
某所で看護師をしています。救急の現場の大変さをもっといろんな方に知っていただきたいです。来るべき人が診察にこれず、今この緊急の時間帯に受診しなくてもいいんじゃないかと言う人が受診していたり。番組でも話していた通り、正直受診する患者さんたちも少し考えてほしいです。「モンスターペイシェント」が増えてます。
多くの患者さんを助けたいと思っても、人が足りない、時間も足りない、入院のベッドも足りないのが現状です。そして、過酷な勤務をしていても報われない。国を動かす方々は、もっと現場を見てほしい。Dr達は本当に休みなく働いています。寝不足が続く毎日。このままじゃ医療者の体の方が先に限界に達します。
2008年05月05日 17:13
えりこ さん
医師不足、特に産科医の不足が何かと問題になっていますが、出産は病気ではないという意識が訴訟につながる要因になってはいないでしょうか?昔から出産に母子の死亡というリスクはありました。出産は命に関わる大仕事です。最近は医療の進歩によりだいぶ死亡率は下がりましたが、出産で亡くなるリスクがあるのは現状です。妊娠、出産が病気ではないから危険ではないという事ではないのです。医師がリスクを負うのを恐れて産科離れしない為にも私達がもっと出産のリスクを自覚する事も必要なのではないでしょうか。
2008年05月05日 17:09
うみな さん
症状の軽い重いだけを判断する「アジリティー?」医師を
設け、最初に受信するのは必ずこの医師にしなければいけないようにしてはいかがでしょうか?
2008年05月05日 17:06
A さん
10年ほど前に、当時の厚生省が医師は充足しているという報告をした記憶があります。医師不足を招いたのは厚生省のミスです。厚生省に限らず各省庁の見通しは、直後も含めてほとんど結果的に間違っています。10年も掛けて医師を減らしたのを戻すには、指導医も減っていることを考えると10年では利かないと思います。
また救急外来の混乱に対して医師不足は報酬を引き上げても当面充足されるわけではないので、入院を必要としなかった場合は全て医療保険適応除外にするべきかもしれません。当然1点10円相当ではなく15〜20円が適切かと思います。また救急車利用も利用料を設定するべきかと思います。
2008年05月05日 17:06
深谷 さん
「多くの国民が、暗黙に了解していたことが、だんだん崩れてきている」とシンボウさんが言っていましたが、これは、戦後教育の失敗にあると考える。国旗、国歌、愛国心をタブーとし、道徳教育を軽んじ、自己の権利だけに重きを置いた教えや態度が、多くの国民に植え付けられた結果なのではないかと考える。学校教育における道徳教育の充実を急ぐ必要があると考える。
2008年05月05日 17:05
開業医で働く看護師 さん
2次救急の 悲鳴をみて、
私ども開業医の平日・祝祭日・日曜の体制で
まずは1次的救急をまもること
即ち、多くの開業医が輪番制で1次をひきうけること。
そして、さらに2次へまわすべき患者さん・3次へまわさなければならない患者さんを、適宜に判断して各病院・救急救命センターへ
適切におくるネットワークを早く作りたいです。
電話相談ももちろん、開業医が対応すること。
そして 軽い症例は1次(開業医院)が、対応していくと
いいのではないでしょうか。開業されてる医師は経験豊かで
とても信頼できる医師が多いのにもかかわらず、
日曜祭日等々 やすんでます。
これは輪番制ですべてを補うことが重要課題ではないでしょうか?
2008年05月05日 17:05
M さん
患者の過度な権利意識、これが医療崩壊の本質だと思います。
病気だからいつでも診てくれて当たり前。
病気は必ず治って当たり前。
手術して治ることが当たり前。
保険料払ってるんだから!
医療費払ってるんだから!
入院しても、今度は転院拒否。
いくらリスクを説明しても医療に完璧を求める時代。
いくら医師を増やしても、患者側が今のままでは医療崩壊は続きます。
2008年05月05日 17:04
ゆうさん さん
私は地方で消防士をしています。
番組内で救急利用者のモラルが崩壊しているとおっしゃいましたが、その通りだと強く感じます。
「タクシー」と言う言葉は我々の中でもよく使います。最近多いのは年寄りが病院にいくために使うことが多いです。救急車はタダですし、順番も待たなくていいためよく使われます。ひどい人になると、診察後に家まで送ってほしいと言う方もいます。断りタクシーやバスなどで帰ってくれと説明すると、「私らの税金で飯食ってるくせに、えらそうなこと言うな。」と言われたことがあります。
救急利用者全員がこのような人ではありませんが、一部の非常識な人のために助かる命が助からないと思うと非常に腹が立ちます。
もっともっとメディアで救急の適正利用を訴えてほしいです。
2008年05月05日 17:03
よさぼうず さん
救急医療の現場をとある二次救急病院で見たし実を伝えます。沢山の患者が入院しているのに、医師はたった一人。その階には看護師は3人でてんてこ舞いしてました。がん患者の病状が悪化したと思われたため、看護師を呼び確認させ医師を呼ばせようとしましたところ、今救急が入ったので、その後に先生を呼びますと言われ3時間も待っていましたが、結局医師は来ませんでした。救急の対処は終わっているのに。多分その他の患者の対応に追われていたのでしょう。これは千葉市や周辺市町村に住む人なら必ず知っている有名な病院での事実です。
結局救急の問題は単に救急医療のみならず、既存の入院患者のろくな診察さえしない、というか、よく言えば出来ないのが今の医療の真実です。ここも忘れないで下さい。
2008年05月05日 17:02
石橋賢一 さん
医者が仕事をかかえすぎている。パラメディカルへわりふるべき。救急も薬局で対応できるのがほとんど。保健薬がOTCより安いのをあらためるべき。開業医が救急を含めてもっと高度な医療をするように、ゲートキーパーは薬局で十分。開業医が多すぎ。病院の医者が足りないのが問題。レベルの低い開業医をまもる医師会を重視しすぎ。
2008年05月05日 17:00
深谷 さん
「コンビニ受診」の現象を拝見しました。
全く悪いと言えないのではないかと思います。
自営業など、なかなか休みが取れない人もどんどん増えている中で、夕方で終わり、土日は休診、という病院の体制こそおかしいと思います。
医療とは、3次産業なのだから、働いている人が行きやすい状況を作らなければ嘘なのではないでしょうか。
行く先がないから、救急へ行くと言うことになると思います。
私自身、昨日から連休をとりましたが、昨日から体の具合が悪く、休日診療をしてくれる病院を探しましたが、遠方ばかりで困っています。
歩いていける所に旧都立病院があります、救急じゃないからという理由で車で20分以上も先の病院に行かねばなりません。
本来なら近所の中小病院がやっていれば、それで済むのではないかな、と思います。
2008年05月05日 16:59
匿名 さん
医療の崩壊、医師不足について
今、拝聴させていただいています。
しかし、その前に国民のモラルの低下がひどすぎる
コンビニ感覚で病院へ行くなんて本当に困りものです
そこまで地に落ちているなんて医師が足りないの以前にもっといざと言うときの情報を集めるように厚労省が情報を出してほしい。
官僚はその場の繕いばかりでなく、もっと先を考えなくてはいけないのでは?そして、国民はそのような情報をしっかりキャッチ出来るように心構えを変えていかなくてはいけないのでは?
特に若い者はインターネットがこんだけ広まっているのでつまらないことで使わなくてもしもの時の為に使ってほしい
医師も人間なのだから自己中でなくそこをよく考えてほしい
2008年05月05日 16:58
よっしー さん
救命救急をコンビニ感覚で利用する患者に対して、逆転の発想で、コンビニ病院のようなものをつくってみるのはどうでしょう。
24時間営業とし、簡単な治療のみ対応する病院(と言ってよいかは微妙ですが)です。
世の中のモラルが崩壊していく中で、意識の向上も大切ですが、これでは効果がでるまでに膨大な期間を要すると思います。したがって、「風邪ひいた」とか、「水虫がかゆくて」みたいな患者はコンビニ病院に行かせるようにして、”病院の区分け”をするのも一考の価値があるのではないでしょうか。
2008年05月05日 16:57
救急医療 さん
私も医師ですが、コンビに受診は非常に多いです。特に”常連”化したコンビニ受診者や風邪(朝から症状があるにもかかわらず夜間に来る)や現状はひどい状況です。いくら予算を工面して医療費補助を救急体制につぎこんでも、実務している医師やスタッフに渡ることはなく、リスクが高く、労働環境がひどいところは、医師も自然と去っていくものです。@風邪や夜間のコンビ二受診患者や救急医療をまったく必要としないものには自己負担金の増額が必要と思います。A救急当直医、スタッフへの夜間手当ての増額。B翌日の勤務時間の短縮&そのサポート体制の確保の義務化などが必要ではないでしょうか。ぜひ、日本中に理解してもらいたいです。少なくとも医師不足というのは最後の要因だと思います。単純に割に合わないところには医師も行かないというだけですので。
2008年05月05日 16:56
おおた さん
1次、2次、3次とわけられているがその境目がわからない。現状、我々患者側の知識が不足しているが、境目を判断するのは我々の役目なのか救急隊員の役目なのかもわかっていない。その辺をメディアが放映してほしい。
2008年05月05日 16:54
白土 浩司 さん
まさに、危機だと思います。
救急医療、小児科医療、産婦人科医療について診療報酬の増額し
充実を図ってほしいです。研修医制度も必須で救急医療を入れるなどの
工夫があってもよいのではないでしょうか?
またコンビに受診については条件を設けて診療を後に回すとか場合によっては断る事も必要だと思います。勿論訴訟リスクは残るのでそれに対応する基金を設立しては?と思います。
救急車についてはトリアージを導入し基準を明確化する事で
利用できるケースを明確にし場合によっては出動しないという事も必要だと思います。
この問題は高齢化社会や少子化などを考えた場合、待ったなしの状況だと思います。
政局どころの話ではありません。
2008年05月05日 16:54
水野丈夫 さん
救急医療の崩壊、医師不足の元凶は、このすさまじいクレーム社会にある。何でも言ったもの勝ちの世の中で、良心的な医師はいいように扱われ、訴訟を起こされ財産を全て取り上げられている。このような社会の中で、誰が救急医療、産婦人科、小児科などの大変な部門の医師になろうとするのか。教師、国家公務員も同様の状況にある。
2008年05月05日 16:42
現役医師 さん
医者不足についての報道がよくなされていますが、報道の内容に本質に迫っていないと思います。医者不足の原因のひとつが新研修制度による医師の配置不均衡ですが、それよりも深刻なのが国民の医療に対する過剰な権利意識です。なぜ都市部で救急医療が崩壊しているのでしょう?新医療制度では都市部に医師がたくさんいるではないですか。新医療制度前よりもむしろ増えているはずです。矛盾していませんか?都市部で救急医療が崩壊しているのは医師が訴訟をさけたい、トラブルに巻き込まれたくないという理由で救急を断るから生じているのです。医者も人間です。わざわざリスクのあることはしたくありません。まっとうな医療を行っていて結果が悪い場合の公的保障制度の確立を急ぐべきです。このままでいくと日本の医療はますます萎縮医療へと突き進んでいってしまいます。医師は待遇の改善を求めているのではありません。国民全体でこの問題を考えてもらいたい。
2008年05月05日 16:39
T さん
まず必要なのは医師の増強。
そして待遇の改善。
医師が少ないからたらい回しになる。だから医師を増やす。
普通の人は待遇が良くない上に激務な仕事をする気にならないでしょう。
だから待遇の改善。
国や自治体がこれに補助を出していく。
時間はかかるが、これが一番基礎になることではないでしょうか。
書いてはみましたが、これが出来ているなら今の現状にはなっていないでしょう。
2008年05月05日 16:37
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本日、医療崩壊に関して「ZERO Village」放送します。(第9回)2008/04/18 22:57いつも貴重なご意見をいただき本当にありがとうございます。
本日4月18日の「NEWS ZERO」(23時40分から放送)の内容について、お知らせがあります。
村尾信尚キャスターが、現場の医師4人と元厚生大臣と「医療崩壊」について交わした激論を、
「ZERO Village」というコーナーでお送りします。
4人の医師は、それぞれ産婦人科医、小児科医、外科医、心臓外科医。
ぜひ見て、ご意見をお寄せいただければ幸いです。
なお、本日のZEROの放送については、実際は1時間半以上にわたって交わされた議論を
編集したもので、時間の制約上カットした場面もあります。
このため、ZEROの中ではお伝えしきれなかったトークも含めたロングバージョン「1時間半版」を
あす4月19日(土)の午後9時から午後10時30分、ニュース専門チャンネルの
「日テレNEWS24」(CS、ケーブルで放送)で放送します。こちらも見ていただければと思います。
posted at 22:57|コメントを読む/書き込む (8)Comment
ネットカフェ さん
ZEROVillageの医療崩壊討論、全編をネットで見ました。現場の医師の皆さんの真剣な討論は大変見ごたえがありました。医療スタッフの増員、医療予算の増額は必要なのでしょうね。南淵先生が例を上げていたうまくいっている地域の実情もぜひ取材してください。
2008年04月29日 14:29
うぃすてりあ さん
今回の議論で明らかになったこと
文民はこの期に及んで医療従事者の不足の問題をあくまでも地域の偏在、診療科間の偏在の問題にすり替えようとしていること。あれだけ本田先生が力説してもこの姿勢は崩しませんでした。
社会保障費はなるべく抑える方向であること。最低限の社会保障を確保しようとすると、消費税の増税が必要であるということをなぜ隠す?
文民は火事を消す努力はしないということ。焼け石に水的な政策ばかり。すべて現場まかせで、現場が頑張るかやけ落ちるかを高みの見物に徹しているということ。
パフォーマンスは得意だが、問題は現場に丸投げ。不満の矛先をそらすことしか考えていないようです。医療の管理者は医師ではありません。国家です。管理者として国民に十分インフォームドコンセントをする必要があるのではないでしょうか。
2008年04月27日 22:50
Dr.Boo さん
先日の「ZERO Village」を、CS、ケーブルの契約をしていないために見られませんでした。
こういう番組こそ、現在の医療状況を一般の方にも広く認識して頂くために、通常のプログラムとして放映して欲しいと思います。
2008年04月23日 12:41
内科医 さん
本日の国会質問で、医療事故調に関する厚労省と法務省・警察の説明に齟齬があることが明らかになりました。
厚労省はウソをついていたわけです。
これまで『厚労省によると、法務局や検察庁などからは、この案(第三次試案)の公表について了解する旨の覚え書きを得ているといい、同省としては「刑事訴追については『謙 抑的』な対応をすることで了解を得ているものと考えている」』(日経メディカルオンライン 2008.4.3)と考えられてきました。
しかし、4月22日の衆院決算行政監視委員会で、橋本岳議員(http://www.ga9.jp/profile/)の「厚労省は法務省・警察庁との間でどの程度まです り合わせをしているのか」という質問に対し、「特段、警察庁と厚労省との間で交わした文書はございません(警察庁 米田刑事局長)」「ただいま文書というようなご指摘がありましたけれど、そのような文書を交わしたという事実はございません(法務省 大野刑事局長)」と法務省および警察庁が答弁しました。
厚生労働省の説明が待たれるところです。
○質疑の映像
http://www.shugiintv.go.jp/jp/wmpdyna.asx?deli_id=39012&media_type=wn&lang=j&spk
id=11744&time=02:39:37.1
○発言内容の書き起こし
http://expres-info.net/acv/2008/04/422.html
過去の厚労省官僚の発言です。
1)日本医事新報 No.4381 (2008年4月12日)
NEWS 死因究明制度で第三次試案−厚労省
p6『捜査機関との関係については「別紙」(9項)として、厚労、警察、法務の3省庁で合意したとする内容がQ&A形式で示されている。』
→この『(別紙)捜査機関との関係について』には、
(問1に対する答として)
『刑事手続きについては、委員会の専門的な判断を尊重し、委員会からの通知の有無や行政処分の実施状況等を踏まえつつ、対応することとなる。』
『その結果、刑事手続きの対象は、故意や重大な過失のある事例その他悪質な事例に事実上限定されるなど、謙抑的な対応が行われることとなる。』
(問3に対する答として)
『この場合、検察の起訴や刑事処分は、行政処分の実施状況等を踏まえつつ行われることになる。』
p8(行政処分に関する記載において)
『佐原室長は、今後行政処分が刑事処分の前に行われるようになれば、「行政処分に追加してさらに刑事処分が行われることはなくなる」との見解を法務省が示していることを明 らかにした。』
2)日本医事新法 No.4379(2008年3月29日) p8
NEWS 死因究明制度 「通知制度がなければ警察が独自に動く」 厚労省の二川課長が講演
(3月14日の日本医療法人協会の代議員会での二川課長の講演)
『二川課長はこの制度を「警察が独自に動くことをブロックする仕組み」と説明』
『(まず調査委員会で調査することを)法律上担保できないか」との質問に対し、二川課長は「 警察は通知の有無を踏まえて対応する。通知がない場合は調査委員会での調査を勧める」と説明した。』
3)日経メディカルオンライン (http://medical.nikkeibp.co.jp/ )
2008.4.3 シリーズ●どうなる?医療事故調《5》
事故調第三次試案、ここが変わった!
医療機関への行政処分や黙秘権など進展、過失の法的判断については変わらず
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/report/200804/505980.html
『厚労省によると、法務局や検察庁などからは、この案の公表について了解する旨の覚え書きを得ているといい、同省としては「刑事訴追については『謙抑的』な対応をすること で了解を得ているものと考えている」という。』
4)日経メディカルオンライン( http://medical.nikkeibp.co.jp/ )
2008. 1. 23 【連載】どうなる?医療事故調《2》
「医師法21条、現状維持でいいんですか?」
厚労省医療安全推進室長の佐原康之氏に聞く
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/report/200801/505352.html
『──謙抑的ということですが、検察が事故調の報告書を見て安易に立件するようになったりしませんか。
佐原 検察は何でも立件しているわけではありませんから。検察も、「事故調からの通知の有無を十分踏まえてやっていきます」と言っています。しかも、「事故調のような仕組みがき ちんとできるのであれば、検察は引っ込む」とまで言っているのですから、そこを信用してもらえなかったらこの話は進みません。』
2008年04月23日 06:37
一医者 さん
4/18の医療崩壊の討論会は、非常にメンバー構成が良く、1時間半に及んだという討論が、短時間の放送だった事が残念です。地上波でのフル放送を期待します。今の医療崩壊の危機が、どういうものなのか、国民にわかってもらうことも急務です。国の政策に期待しても、対応は遅く、結果もきっとお粗末なものしか期待できないでしょう。
今回のような現場医師、厚生省役人が同席の上で、報道を通じ、国民に、医師の実態(足りないのは地方だけではない、給与と勤務実態の不均衡など)、その上で『医療という不確実なものに対し、結果論で、刑事事件となる(民事じゃない)』ことへの怒り、これらをわかりやすく説明し、国民も自ら医療崩壊の危機を知ってほしいと思います。
2008年04月21日 03:11
岡山の内科医 さん
仕事のため、ビデオの録画を拝見しました。
医療崩壊を食い止めるため、各出演者の方の真摯な主張が繰り広げられたと思います。
丹羽議員と本田医師が、医師の養成数不足について激しく議論されていたと思いますが、1986年に閣議決定された医師養成数削減策は明らかに失政であったと認め撤回することを、出発点にすべきであると考えます。交代勤務すら取れず、月数回の当直時に32時間以上の連続勤務を強いられるような医師数は、明らかに少なすぎです。
医療訴訟による萎縮医療も、イメージ先行で実際は少ないという南淵氏の発言も疑問です。病院勤務医を対象にした日本病院会の調査では、勤務医の6.4%が訴訟を起こされ、19.5%が裁判に至らない医事紛争を経験したとされています。普通に仕事をしていて、4人に1人が裁判沙汰に巻き込まれる職業が他にあるでしょうか?
2006年に起こった前代未聞の福島県立大野病院事件事件を境に、医療崩壊は一気に加速しました。医療界の司法不信は最高潮に達しています。これに対して有効な対策を早急に立てないと、救急・小児医療などリスクの高い医療は、回復不能の打撃を蒙ることになります(産科医療は、既に後戻りできない所まで壊されています)。対応策として検討されている医療事故調の3次試案は、崩壊を更に加速させる危険性が高いと考えられます。
2008年04月21日 01:29
内科医ですが さん
昨夜の「ZERO Village」を拝見しました。
崩壊寸前の日本の医療提供体制を、何とか食い止めたいと願う医師側のぎりぎりの意見が出されており、大変興味深く見ておりました。自民党の丹羽議員も、現在の医療崩壊には、かなりの危機意識を持っておられるようですが、医師の側からすると、まだ危機感が足りないように感じました。いい内容だっただけに、あまりにも放送時間が短かったのが非常に残念でした。
国民に、現在の深刻な医療崩壊の実態を知らせるためにも、もう少し時間をとっていただいた上で、再度、地上波での放送をお願いいたします。
2008年04月19日 12:26
ふじ さん
診療報酬の問題は勤務医ばかりではありません。開業医だってぎりぎりです。
どこの資本主義社会で、従業員とオーナーの給料の差を議論する新聞がありますか?
上場企業の社長と従業員の給与を比べるNewsがありますか?
受付と医師しかいないクリニックで、皆さん安心ですか?
開業医は儲かっているのではないのです。勤務医が安い給料なのです。
今日の番組で2400億円を勤務医の対策に当てているとのこと。
10万人以上いる勤務医に全額割り振っていったいいくらの年収の増加になりますか?
後期高齢者の定額医療について、いくら検査を受けても一定額の医療がよいですか? 食べ放題の焼肉店では高級素材は扱いませんよ。
2008年04月19日 00:36
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とても大事な「制度作り」です。大いに注目しましょう。(第8回)2008/04/04 23:56医療崩壊の流れを変えられるか、という観点からも注目される
新しい制度作りの議論が進んでいます。きのう大きな動きがありました。
医療事故死が起きた場合に原因究明をはかるための新たな第三者機関、
仮称「医療安全調査委員会」の厚生労働省第3次試案が公表されたのです。
厚生労働省が昨秋公表した第2次試案については、
現場の医師から「第2次試案ではかえって訴訟案件を増大させ、
医療の萎縮を加速させてしまう」と、強い反発の声が聞かれました。
今回の第3次試案は、第2次試案に比べると、ずいぶんと医療界の窮状に
配慮したものになっていると言えるのではないでしょうか。
まず、医師法21条を見直し、今はすべてを警察に届け出ることになっている
「異状死」のルールを変えるとしています。
「異状死」については日本法医学会がまとめたガイドラインに定義が示されています。
そのガイドラインを見ると、「異状死」の分類として、まず「不慮の事故(死)」があげられ、
「交通事故」「火災」「窒息」「中毒」などが例示されているほか、
「自殺」「他殺」などが列挙されています。
これらについては、医師が警察に届け出るということについて異論がある人は少ないと思います。
問題は、異状死ガイドラインの中で【4】として分類されている
「診療行為に関連した予期できない死亡、およびその疑いがあるもの」というカテゴリーです。
このカテゴリーについては次のような説明が付されています。
「注射・麻酔・手術・検査・分娩などあらゆる診療行為中、または診療行為の
比較的直後における予期しない死亡。診療行為中または比較的直後の急死で、
死因が不明の場合。診療行為の過誤や過失の有無を問わない」
医療現場から話を聞くと、こうした「死」の中には、
医療行為を「過誤なく」行なっていても避けられないものがあるといいます。
しかし、医師側はそのすべてを警察に届け出なければならない、
というのが医師法21条に基づく現在のルールなのです。
そして、これが、「医療」に警察が介入しやすくする構図を生み出し、
医療の萎縮につながっている・・・このあたりの実情は、当ブログへも
医師の皆さんから多数の意見が寄せられているところです。
今回、厚生労働省がまとめた第3次試案では、
この医師法上の異状死の届け出のしくみを大きく見直す前提で組み立てられています。
病院側が届け出るべき「診療に関わる患者の死」の範囲は
「誤った医療を行なったことが明らか」などの場合に限定し、
その届け先も警察ではなく、新設する「医療安全調査委員会」に一本化する、とされています。
ただし、調査委員会が「警察に知らせる」というルートは残しています。
調査の結果、「カルテの改ざんや隠蔽」や、「医師が過失を繰り返していた場合」、
さらには「故意」や「重大な過失」があった場合など、
「悪質な事例」に限って、警察に通知するということになっています。
一方、亡くなった患者の遺族が直接、「医療安全調査委員会」に調査してほしいと
依頼、つまり訴え出ることもできるとしています。
制度のしくみはもっと細かく記されていますので、ぜひ一度、
厚生労働省のホームページなどで確認していただきたいと思いますが、
この第3次試案に対しても、早速、医師側、患者・遺族側の双方から、
不満や批判の声が聞こえてきています。
医師側からは、なおも警察への通報のしくみが残っていることへの不満など。
遺族側からは、医療側に寄りすぎている制度ではないかなどの不満です。
どんな調査委員会を望んでいるか、という点で、
医療側と患者・遺族側では根本的に考えが大きく違っています。
その中で新しい制度を作るというのは本当に至難の業です。
ただ、これだけは願うのは、
医療事故の原因究明のための「第三者調査機関(委員会)」は作るべきだし、
作るからには納得できるものを作らなければならないということです。
この制度・しくみが私たちにとってとても重要なものであることを忘れてはいけません。
もし、自分の家族が、死亡する可能性がさほど大きくないと思われていた手術を受けたあと、
予期せぬ容態の急変で死亡してしまった・・・そういう事態に直面してしまった時、
私たちはどうするか、ということを思えば、その重要性がわかります。
何よりも、死に至った本当の原因が知りたいと思うのではないでしょうか。
病院・医師側には出来る限りの真摯な説明を求めることでしょう。
しかし、納得がいかない時、医学的見地からきちんと調べてくれる機関があれば頼りになります。
そんな信頼に足る制度・しくみを、みんなで知恵をふりしぼり、ぜひ創出を、と心から思います。
それから、やはり忘れてはならないのは、医療事故が起きた後のしくみも大切ですが、
医療事故自体をいかに少なくしてゆくか、という視点です。
結局ここでも大切なのは、医師不足の解消ではないでしょうか。
余裕のない診療体制の中でミスが増えるということは容易に想像がつきます。
医療事故に関する「調査委員会」新設の問題については、
まだまだこれから活発な議論が行なわれていくものだと思いますし、
私たちも大いに注目して、今後もACTIONなどで取り上げていきたいと思います。
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暇人28号 さん
昨年のよみうりテレビの日曜昼のバラエティー番組で某コメンテーターが、「テレビは『画(え)』がないと報道しないが、反対に報道していないからと言って世間で何も起きていないと思わないほうがいい。」と発言していました。恐らく、テレビというのはいい映像が無ければ報道できないのでしょうね。反対に、これだけ世間が騒げばいい画が取れれば報道できるというわけです。確かに、一般市民も数年先の難解な法律を報道しても理解できないし、視聴率も稼げないわけです。
しかし、昨今の後期高齢者医療制度の報道を拝見していると、政府に対してマスコミが「もっとキチンと広報してくればこんなことにならなかった」と仰っているのに違和感を覚えます。確かに直前まで制度も決まっていませんでした。準備不足は否めません。しかし、病院にはポスターが貼ってありましたし広報はそれなりにしてきていると思いました。他にどんな広報の仕方があるのでしょうか。小冊子を配る?高齢者に配ってもそんなのを読みますか?読んでも理解できますか?
今の世の中は広報=テレビでの報道なのです。つまり、こんな大問題を全く報道してこなかったマスコミの責任は重大なのだと思いますがいかがでしょうか。まさに「『政府はもっと広報するべきだった』なんてマスコミが言わないで欲しい」と思っている人も非常に多いと思います。
こういう重大な内容は視聴者に分りやすいように早めに噛み砕いて報道してください。
2008年04月17日 14:12
べんべん さん
私もDr.Boo先生と同じ意見です。まさに書こうとしていたことそのままです。
私は総合病院の産婦人科に勤務する女性医師です。
4月12日に医療現場の危機打開と再建をめざす国会議員連盟のシンポジウムが開かれました。医療崩壊を防ぐための活動として歴史に残るシンポジウムでした。森田さん、ご存知でしたか?しばらく待ってみましたがどの大手新聞を見ても、ヘッドラインを見ても何にも触れられていませんね。まるでなかったことのよう。ほんと、報道規制でもとられているのですか。徹底していますね。どうして報道しないんですか。都合が悪いことでもあるんですか。
後期高齢者医療制度の話が重なります。テレビをつければ朝から晩まで同じ話題ばかり。私たち医療者からすれば「何を今さら」ですよ。高齢者医療制度について強行採決があったときもマスコミほとんどだんまりに近かったですよね。ましてや、今回の後期高齢者医療制度の内容が明らかになってきたとき、私たち医療者はブログや意見メールなどで「大変な制度だからこのままではいけない。」と盛んに働きかけていましたが全く無視でしたね。地方でも「反対」の意見が盛んに出ていましたがこれもほぼ無視でしたね。始まったら大混乱するなんて、始まる前から分かりきっていたことですよ。何も国民に周知徹底されていないのですし、現状なんて全く知りもしない人々が作り上げた制度ですから。
周知徹底されたら絶対に国民から大反対にあうことが明らかだから周知徹底されなかったのですよ。こういうふざけた制度をあぶりだすのがマスコミの仕事ではないのですか。
いい加減、何を報道することが大切か気づいてください。
最近、急に救急車の受け入れ先がない・最前線の医師が現場を去っている・何とかしなければ!などという報道が出てきていますが、このような状況になったのはあなたがたマスコミの責任が非常に重いということを十分に理解してください。
2008年04月16日 18:54
Dr.Boo さん
どたばた続きの後期高齢者医療制度。
大手メディアの報道は、百花繚乱、まさにブームです。
しかし、違和感があります。
この法案は、2年前に小泉政権で自民党の強行採決で決まったものです。このとき大手マスコミは、内容について全く無視していました。
その後も地方議会でこの制度についての反対議決が沢山出ていたし、医療系ブログや地域の医師たちは問題が大きい「姥捨て山法案」と訴えてきていました。このことも大手マスコミは無視続けていました。
この期に及んでこの報道のありかた。マスコミっていったい何なの?先が見えないの?と感じた医療関係者も多かったはずです。
一方で、自民党の国会議員といえば、「採決に賛成したけど、内容までは知らなかった。」と恥をさらす始末。こんな方たちが、国会議員をしていていいの?内容も知らないままに大切な議案を強行採決していたの?と思ってしまいます。突き詰めれば、このような国会議員に投票した国民の責任なのですけれど。結局、与党が議決した後、厚労省の官僚が皆に知られないうちに、官僚の意図したシステムを作っていたという構図です。今後、厚労省は姑息な修正を次々と送り出して時間を稼ぎ、嵐が通り過ぎるのを待つだけです。
同じことがまさに「医療安全調査委員会」でも起きようとしています。厚労省はいろいろな設定を曖昧にしたままで、議決後に官僚の意図したシステムを作ろうとしています。施行されたら大混乱、後の祭りの状態です。医療従事者はそれが分かっているから今の案に反対し、具体的なあり方を提言しているのです(しかし多くのパブリックコメントは官僚の意図することと違うため無視されていくのです)。医療従事者の中には厚労省が期待しているように騙されてくれる「現場から離れた偉い先生たち」もいますけれど、今まで医療従事者がどれくらい厚労省に騙され、現場の混乱を来しているかに目を向けなければいけません(例:医療の消費税問題など)。マスコミは、表面しか見ないから将来が想像できず、混乱を来してから初めて大騒ぎという構図です。
森田さん、いかがですか? マスコミの役割って何ですか? 真実を真実とする報道、偏向しない報道、将来を見据える報道を期待しています。
そういえば、4月12日に「医療現場の危機打開と再建をめざす国会議員連盟のシンポジウム」というのがありました。しかし、大手マスコミには全く取り上げられていませんでした。これはどうしてなのでしょう? 報道規制が引かれているのですか? それとも医療危機はたいしたことではないとマスコミの方々は思われているのですか?
2008年04月16日 18:09
くまひげ さん
医療行為とはメスや薬を使って患者を傷つけることです。
ただ、医療行為で起こる害よりも得られる利の方が
相対的に多いため、その危険性を了解した上で
医者は医療行為を行っています。
完全に害の無い医療なんて有り得ません。
完全に安全な医療なんて有り得ません。
中には害が利を上回ってしまうことも有ります。
それを罰として、医者を処罰してしまうならば
そんな危険を冒す医者は居なくなってしまうと思いませんか?