★阿修羅♪ > 医療崩壊1 > 523.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: 国民の誤解 『薬価差益で病院が儲かるからこんなに薬が多いのだ』は真っ赤なウソ!!(天夜叉日記) 投稿者 忍 日時 2008 年 3 月 06 日 16:20:22)
薬を処方してもらうお金は、院外薬局であれば、「処方箋料」のみ。
それが現行診療報酬体系では、7種類以上のくすりを出すと、安くなる。「7錠ルール」がある。
更に、くすりを出すだけ、レセプトに処方理由の病名を書かねばならない。
更に、多くのくすりを出していると、複雑怪奇な決まりに合致しないとレセプト返礼(つまり、国保連合や社保庁から保険分の負担をしません)とくる確率が上がる。
更に、多くのくすりを出すにはくすりの在庫が必要で、めったに出さないくすりは期限が切れて、デッドストックになる危険をはらむ。切れれば納入分まる損。
つまり、多くのくすりを出すことは、処方せん料を安くし、レセプトに記載する病名の事務手続きを増やし、レセプト返礼やデッドストックのリスクを負っている。多くのくすりをだせば、薬同士の飲み合わせの悪い確率や、副作用確率もあがり、ヘタすれば訴訟リスクや評判を落とすリスク。
経営優先すれば、くすりは6種類以上出さず、院内薬局であれば、多くの種類、多くの量を仕入れない方がいい。(近年医療経営悪化で、断腸の思いで、こちらにシフトしている)
これで、泣く泣く、くすりを多く出すことが、患者さんを治したいというモチベーション以外にあるだろうか?
(少しあるとすれば、近くの院外薬局が赤字で退散されると困ることくらいか?)
単にくすりをいっぱい出すのが名医とは言わないが、くすりをいっぱい出すことが患者さんへの思いやりである確率は上がっていると思う。中にはいっぱいのんでると安心、薬が減らされると不安な患者もいるのです。