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(回答先: 茶々さん、早速のご丁寧な説明ありがとうございます。 投稿者 hou 日時 2008 年 1 月 22 日 22:58:08)
まず産婦人科の件ですが、houさんがお考えの対策について
>「医師の過酷な勤務をなんとかしてほしい」
>これは、医師が忙しいことを示している。
>だとしたら、分業という形をとればいい。
>産婦人科なら助産師を増加させればいい。
というのは、まっとうな考えだと思います。
理由としては、最初の私の回答にありますように、
>助産師として働く人は約二万六千人。資格を持ちながら働いていない人も二万六千人いる。
という、この働いていない人二万六千人が働いてくれれば、というのがあります。
あと、既に看護師の資格を持っている人は、養成所(修業年限は1年のところが
多い)で勉強して助産師国家試験に合格すれば助産師になることが可能です。
助産師とはなんぞやとか、どんな仕事をするのかとか、助産師になるのに必要な
条件とかは、保健師助産師看護師法で定められています。この中に「内診」のこ
とも含まれています。産婦人科で内診といったら、膣内を視診などして正常に
妊娠しているか、などを調べるのですが、これも同法により「医師か助産師」
だけが出来る仕事、となっているそうです。
ただし言うは易し行うは難し。
横浜の病院の捜索の件について色々と調べていくうちに、捜索をした理由で
ある看護師の内診について、専門家の間で意見が割れていることが判明
しました。また、医師団体は「内診が助産行為に当たる根拠はどこのあるのか」
と反論し続けていることもわかりました。
あと、医師の中には、助産師を雇いたくないという人は何人もいる、という
こと。理由は主にお産に関する考え方の違いのようです。
助産師はいわばお産に関するエキスパートですから、本来は医師が助産師を
うまく使うべきだと思うのですが。
それから助産師は、正常分娩なら助産師だけで扱えますから、助産院を開業
することもできるわけです。ただ、上記の法律により、正常分娩でないことが
分かった場合、助産師は手術等はできないわけです。それは医師にしか
できません。だから助産師の中で、助産院を独立開業させているのは少数です。
妊婦さんのニーズもあるのでしょう。
この件に関しては関連資料
「内診はなぜ助産師でなければいけないの?」を別途貼り付けておきます。