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----天漢日乗 から転載------------------------------------------
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2008/01/4313095_2_nhk_091d.html
2008-01-23
首都圏救急医療崩壊 搬送先に収容されるまでの平均時間が43分以上と全国ワースト1の東京で30分で収容された95歳で心臓に持病のある女性死亡と毎日新聞酒井祥宏記者 (その2)報道被害 NHK首都圏の報道デスクと上層部は「首都圏救急医療破壊工作」を止めろ
NHK首都圏の
医療に対する感覚のズレっぷり
はすでに
報道被害の域に達している
とわたしは見る。
AKが
医療崩壊に気づいている
段階で、こんな産科医療破壊番組を放映したのは記憶に新しい。
2007-10-06 NHK 特報首都圏 「急増! お産難民」@10/05 19:30-20:00(画像はクリックすると拡大します)
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2007/10/nhk_1005_193020_db4c.html
番組冒頭で、野村アナが
ぐるっと手を回して「たらい回しが」
と言う、
事実誤認も甚だしく、医療従事者を完全に侮辱した演出
があったことだけでも、許し難いのだが、番組の内容はもっとトンデモ色に満ちあふれていた。取材はNHK千葉だったと思うが、NHKのシステム上、放映に至るまでに
なんども局内で担当のCP・PD・記者およびもっとエライCPなどが試写を繰り返してダメ出しをする慣習
があるから、この番組を放映していいと決定した
首都圏報道の上層部の医療崩壊に対する認識が間違っている
のだ。
そんな番組制作者に
「みなさまの受信料」から制作費も給料も支払われている
と思うと、さらに腹立たしい。CPクラスだと年収は1000万円を遙かに超える。こんな
時代錯誤の「放送人」
が、のうのうと生き延びていること自体
NHKはとっくに終わっている証拠
だと思う。
で、今日の昼の
95歳心臓に持病のある女性の搬送事例
だけれども、このニュースを首都圏ニュースで流すに至ったのは
毎日の追っかけ
だとすると
取材してこい
と檄を飛ばしたのは、ニュースデスクだと思われる。追っかけでなく同ソースだとすれば
放映の判断を下したのは首都圏報道部のエライ人たち
である。要するに
いまだに「医師は敵」
と思いこんでいるらしいのだ。
AKの報道部は、今も
オレはインサイダー取引をやってない
と言い張る記者を抱えているステキな部署だが、関東ローカルの報道担当部署も、
医療破壊のために公共の電波を利用する
ことに熱心だな。
首都圏の救急医療体制はぎりぎりのバランスでなんとか持ちこたえているように見える
のだったが、それは過去の話になりつつある。今年の4月からは、医師が救急や夜間診療から撤退する数が増えると思われるから、もっとすごいことになるだろう。
こんなことは、一昨年からわかりきっていたのだが、正面切って取り上げた報道機関はない。たぶん
自分の足下が崩れていることには、目を背け続けてきた
からだろう。
2006-10-29 東京で救急指定病院激減 東京の救急医療、大規模崩壊進む 大淀病院産婦死亡事例が大影響
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2006/10/post_2e78.html
2007-05-13 首都圏医療崩壊 二次医療圈の人口10万人当たりの医師数が全国平均を割り込む地域
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2007/05/10_c753.html
そして、今も尚、マスコミの
首都圏集中報道
に吸い寄せられるように、人口が首都圏に流入している。人口の増加に医師の増員はまったく追い付いていないはずで、私の目には、マスコミが
ハーメルンの笛吹男
のように見えてならない。
2008-01-23