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(回答先: 【 首都圏救急医療破壊工作 】 平均43分とワースト1の東京で30分で収容された95歳女性死亡と毎日新聞酒井祥宏記者 投稿者 どっちだ 日時 2008 年 1 月 23 日 14:29:29)
----ssd's Diary から転載-----------------------
http://ssd.dyndns.info/Diary/2008/01/post_499.html
きわめてふつうな日常
By ssd on 2008年1月23日 11:26
救急搬送:11病院で受け入れ断り95歳死亡 東京・清瀬
http://mainichi.jp/select/science/news/20080123k0000m040159000c.html
東京都清瀬市で今月8日夜、自宅で具合が悪くなった無職の女性(95)を清瀬消防署が救急搬送中、近隣の11病院から「満床で対応できない」などと受け入れを断られ、通報から約2時間半後に死亡していたことが22日、分かった。
東京消防庁などによると、8日午後9時半ごろ、女性が「胸が痛い」と訴え、同居の長男(50)が119番通報。約3分後に救急隊が駆けつけ、東京消防庁本部と協力しながら搬送先を探したが「処置困難」「患者でいっぱい」などと断られ続けた。約30分後、12番目の清瀬市内の病院が女性を受け入れて応急処置したが、午後11時55分ごろ、徐脈性不整脈で死亡した。女性は心臓に持病があったという。
受け入れを断った病院の中には、生命に危険のある患者を処置する3次救急医療施設も含まれていた。公立昭和病院(東京都小平市)もその一つ。総務課によると、病院では夜間と休日、循環器集中治療室(CCU)など7科で医師が1人ずつ当直している。女性の受け入れ要請時、CCUで心不全の女性の処置中だった。「順番を待てば命にかかわる」と判断し、他の病院への搬送を求めたという。
同課は当直体制をとる医局の医師不足などを挙げ「受け入れたくても受け入れられない状況がある」と説明する。
長男は「まさか自分の身に降りかかるとは思っていなかった。関西などで問題になっているのに連携体制は全く改善されていない」と話している。【酒井祥宏】
医局の名誉教授が山登りが大好きだった。
医局員やOBを引き連れて、冬スキーをするのが恒例の行事。
かなりのご高齢だったのだが、一度、心筋梗塞をおやりになり、幸いにも回復はされたものの、山好きは死んでも治らない。
翌年にはありとあらゆる薬品、酸素ボンベ・除細動器(こじゃれたAEDじゃなくてごついヤツ)などの大荷物を担いだ主治医軍団が(というか参加者全員医者だけど)ゾロゾロお供に付いて山に登ったらしい。
なにしろ実際、世界の高山遠征隊に付いてった連中までいたのだからマジで山でどうにかするつもりだったらしい。
毒舌家で知られる、某病院院長は、そのこっけいな光景を見て、ぼそっと言った。
「スコップ一本だけもってけばいいじゃん」
医者の死生観がよくわかるエピソードだ。
さて、95歳の不整脈持ちのお婆さんの除脈性不整脈。
まあ、別に医者でなくたって、ふつうは、世界一般の常識では
「お迎えでゴンス」
だよね。
いや、別にペースメーカー入れたっていいですヨ。儲かるなら。
昔のペースメーカーは患者が死んでも心臓を動かし続けたと言うが、今ではいいのがでていて空気を読んで、患者が死ぬと止まるそうじゃありませんか。
でもどうせ、年だからって、積極的な治療はしなかったんでしょ。
でだ、その95歳のお婆さんのCPAを三次に運ぼうとした救急隊の空気の嫁無さったら、「47歳福島県在住・農業・両親と同居」並みである。
まあそれでも30分で病院に担ぎ込んだんだからいいや。
11件/30分なら、そんなに悪くないたらいの回転速度だと思う。
そして、この騒動の最後のシメを飾るのが、長男のコメント。
相撲部屋の「まだまだチャンコの味が染みていないようだな」という決まり文句風にいうなら、
「まだまだ、医療崩壊の味が染みていないようだな」
というところだろうか。
まあ、心配しなくても、これからは救急隊からの電話をうけるような間抜けな病院は減っていくので、たらい回しの件数は伸び悩むことになるだろう。
そうなると、今度は、数少ない貧乏くじの救急病院を探して回るような無駄は起きない。
病院の前でキャンセル待ちの行列ができるわな。
処置台が空いていても、「予約済み」という札を立てておく。
受付の前に「名前・症状・保険」とか書く紙が置いてあって、そこに書いて順番待ちをするわけだ。
待ち時間の暇がつぶせるように、無料のアンビューバッグとか、点滴の自動販売機とか置いておくといいかもね。
経済界のエライ人が、医療は民間のノウハウがなくて非効率的だと批判されているので、ERもファミレスなどの外食産業に習うべきだろう。
コメント
ドロッポ小児科 said:
公立昭和病院って、ただでさえ最近士気が下がって、なかなか患者とってくれなくなったのに、また毎日新聞は余計なことを。
2008年1月23日 13:32