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(回答先: 「再診料引き下げは第一線医療を崩壊」(医療・介護情報CBニュース) 投稿者 茶々 日時 2008 年 1 月 21 日 18:42:26)
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/14065.html
中医協、08年改定の骨子案を了承
中央社会保険医療協議会(中医協、会長=土田武史・早稲田大商学部教授)は1月18日の総会で、2008年度診療報酬改定の現時点での骨子案を了承した。焦点になっていた診療所の再診料については、引き下げに肯定的な意見と慎重論を併記。このほか、「外来管理加算」の算定要件に「5分以上の説明」を新たに設けるかなど、意見が分かれていた項目についても両論併記した。厚生労働省は、骨子案への意見募集を同18日から25日まで実施。25日に開く地方公聴会などでの意見も踏まえ、2月中旬ごろに次期改定案をまとめる。
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再診料は現在、病院(200床未満)の57点(1点は10円)に対して診療所は71点で、両者には14点の格差がある。
この日総会が了承した骨子案では、現在の診療所の再診料について、「軽度な医療や慢性疾患患者の管理等を包括的に評価するもので妥当」という意見と、「患者負担は診療所の方が大きくなるため、診療所の外来機能を強化して病院との連携を推進する効果が期待できない」とする主張を併記。この問題について、議論を継続することにした。
また後期高齢者医療についても、「初診時に既往歴などを確認する必要があるため、初診料を引き上げて再診料を下げる」「よりていねいに再診が行われているので、再診料を引き上げる」という2つの意見を並べた。
厚労省が廃止を提案する「デジタル映像化処理加算」(1回60〜72点)でも、画像のデジタル化処理の推進という役割を終えたため「廃止するべき」という意見と、存続を求める意見を併記。外来管理加算は「5分以上という意見があった一方、外来管理加算は無形の技術に対する評価であり、時間のみで算定について判断すべきではない」とした。
このほか「7対1入院基本料」の算定要件に、ことし7月1日に「看護必要度」の基準を導入する方向を明記。その上で、3月末時点で「7対1入院基本料」を算定する病院が、見直しにより「10対1入院基本料」にランクを下げざるをえなくなった場合には、現在は「7対1入院基本料」だけが算定できる「看護補助加算」の算定を認めることとした。2010年度末までの激変緩和措置としている。
また「療養病棟入院基本料」については、点数引き下げを示唆。一方で、日本医師会が是正を強く求めていた「医療区分1・ADL区分3」の点数設定について配慮する方針も盛り込んだ。
厚労省はこの日、中医協が総会に先立って開いた基本問題小委員会に、16日の同小委で議論した「整理案」の修正版となる骨子案を提示した。しかし、診療所の再診料引き下げなどをめぐってなお意見がまとまらず、最終的に両論併記で決着した。
更新:2008/01/18 キャリアブレイン