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----勤務医 開業つれづれ日記 から転載-----------------------------------
http://ameblo.jp/med/entry-10057578447.html
「【経世一言】診療報酬 納税者もモノ申す」 医療に無知な一言 論説副委員長 吠える
テーマ:医療崩壊
ネタ元は、
匿名医師さん
http://ameblo.jp/med/entry-10057059142.html#c10079631485
です。 ありがとうございます。
>議論は医療村の中だけで進み、肝心の納税者が蚊帳の外に置かれている。
…。
産経の論説副委員長、
これほどまでにレベルが低いとは
思いませんでした。
いや、
過去のおバカな記事から
薄々わかってはいましたが(笑)(1,2)。
末尾の締めの文章からして
間違っています(笑)。
医療村の中では
話は全く進んでおりません。
仮に”医療村”なるものがあるとして(笑)、
いま、
財務省、
経済財政諮問会議、
財政制度等審議会、
厚労省
などが一斉に
「医療費を減額させろ」
と言っています。
1989年に”福祉目的”として
作られた”消費税”の
ほとんど大半を法人税の優遇措置に
”吸収”して利益をこってり溜め込んだ
”大企業グループ”が
「医療を切り捨てよ」
と言っているのです。
>89年度から07年度までの消費税の累計は約188兆円なのに対し、法人3税(法人税・法人住民税・法人事業税)による税の減収分は約159兆円に。
>消費税収は社会保障どころか、大半が法人税の減収分を補填している形になっている。(3)
この方は、
>何と約2兆円の国民負担増になるから、放ってはおけない。
2兆円なんてとんでもない、
と言いますが、
”大企業グループ”は
法人税優遇措置で約159兆円
の優遇を受けているのです。
”福祉目的の消費税”から。
議論は完全に
”大企業グループ”が
”医療村”を
破壊しようとしているのです。
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【経世一言】診療報酬 納税者もモノ申す
izaニュース 2007/11/28
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/other/106414/
来年度が改定時期の診療報酬をめぐり日本医師会と財務省がバトルを展開している。引き下げを目指す財務省に対し、医師会の主張は5.7%という大幅な引き上げだ。
その理屈は「地域医療を支える」「国民の安心を守る」「医療の質を確保する」の3つ。まあ、立派な理屈ではある。だが、これを金額換算すると、税、保険料などで何と約2兆円の国民負担増になるから、放ってはおけない。
確かに医師会が言うように、一部地方や産婦人科などで深刻な医師不足が存在する。医師会の主張はその原因を先進国に比べて医療費が少ないとか、近年の2回の診療報酬引き下げに求めている。
果たしてそうだろうか。例えば、保険料や税で負担している公的医療費は、GDP(国内総生産)比で経済協力開発機構(OECD)の平均を上回っている。医師数も毎年、3500〜4000人も増えている。
診療報酬だって安くない。公務員に適用される人事院勧告や物価と比較して、まだ下げ幅に大きな乖離(かいり)がある。つまり、下げ足りないのだ。医師会は公務員との比較を筋違いとするが、税金が投入されている以上、その論法こそ筋違いだろう。
薬価もそうなのだが、税金が投入されているという事実認識が医師には希薄なのではないか。いや、納税者はこの事実をほとんど知らない。
医療費の財源は保険料が半分と最大だが、国、地方を合わせた税負担が36%も占めている。残りが患者の自己負担である。では、その使い道はどうかというと、半分は医師などの人件費、つまり診療報酬なのだ。公務員ほどではないが、医師も公費で養っている。
不思議なのは医師数、診療報酬とも十分なのに、なぜ地方や産婦人科、小児科の医師不足、そして勤務医の激務が問題になるのかだ。財政制度等審議会の建議が、これにひとつの解を示している。医局制度の問題や開業医を厚遇する診療報酬体系である。
建議は言う。診療報酬が引き下げられても開業医の利益は増えており、年収は勤務医の1.8倍だ。なのに従業時間は少なく、ほとんどが休日・時間外診療をしておらず、週休2.5日制である。
かつては深夜まで往診してくれ、それが医師への尊敬の念となっていたが、いまや往診はないに等しい。それでいて、再診料など診療報酬点数は病院より高い。こうした優遇を既得権益と言わずして何と言おう。
これでは都市部の開業医になる医師が増えるはずだ。若い女性が選ぶ結婚相手の人気職業で、IT(情報技術)成り金と肩を並べるのもうなずける。だが、納税者はこんないびつな状態を放置して、さらに2兆円も負担するほどお人よしではあるまい。
開業医の診療報酬を大幅に減らし、不足する分野に重点配分すれば、指摘されている問題の多くは解決に向かうのではないか。それは税や保険料の負担軽減にもつながる。
なのに、その配分を決める中央社会保険医療協議会(中医協)は何をしているのか。今回の改定の議論でも医師会代表だけでなく、産業界や中立の委員まで引き下げを求める声がほとんどないという。開業医減点の議論もさっぱりだ。
つまり、議論は医療村の中だけで進み、肝心の納税者が蚊帳の外に置かれている。ここは納税者が声をあげるときだ。でないと、増税は際限がなくなる。(論説副委員長)
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全体にバカすぎて
反論する気にもなりませんが、
初・再診料だけを例に取ります。
(4)でも書いていますが、
>再診料など診療報酬点数は病院より高い。
>こうした優遇を既得権益と言わずして何と言おう。
…
今の日本の医療制度が理解できない、
理解が不十分な方に説明すると(笑)、
再診料は病院57点、診療所71点で
1点10円で、自己負担は通常3割ですから、
再診料は病院570円 (自己負担 約170円)
診療所710円 (自己負担 約210円)
と諸外国に比べ激安
なんです。
170円の自己負担で病院に受診でき、
診療所は210円でかかれます。
そして、それは
”けしからんほど高い!
”170円”から見たら”210円”なんて信じられない優遇措置だ!!
さらに安くするべきだ!!”
と産経新聞の論説副委員長は
吠えているわけです。
ふつう、
「本当にこんな低額な状態で
日本の医療はまともにやっていけるの?」
と思いません?
だからこそ、地方で医療は崩壊しているのです。
>開業医の診療報酬を大幅に減らし、
>不足する分野に重点配分すれば、
>指摘されている問題の多くは解決に向かうのではないか。
…
もし、
>開業医の診療報酬を大幅に減らし、
>不足する分野に重点配分すれば、
たぶん、
開業医はバタバタと廃業し、
診療所に格落ちした
地方の中核病院すら
維持できなくなり、
日本国内の医療は崩壊することでしょう。
…
一度、きちんと医療経済学の基本的な事を
チキンと理解してから
記事にした方がいいですよ。
本当に。
まるっきり事実誤認の
小学生の文章ですから、
これでは。
ね、
”論説副委員長”さん(笑)。
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(1)
■【産経抄】11月14日 鉄腕・稲尾と全盲患者置き去り…産経は、やはり”ど根性論”(笑)
http://ameblo.jp/med/entry-10055394203.html
(2)
■狂った産経 「【主張】診療報酬改定 開業医優遇の是正が先だ」 歪んだ情報操作
http://ameblo.jp/med/entry-10057059142.html
(3)
社会保障は抑制しかないのか?
更新:2007/11/06 キャリアブレイン
http://www.cabrain.net/news/article.do?newsId=12841
<消費税ありきの国>
「財政再建」や「社会保障」というと、小泉「構造改革」の歳出歳入一体改革で示された「消費税を含む税体系の抜本的改革を実現する」とあるように、真っ先に挙げられるのが消費税だ。しかし、「福祉(社会保障)のため」という名目で89年度に導入された消費税で社会保障は充実しただろうか。先に記述した国民負担の強化や相次ぐ診療報酬マイナス改定による医療経営の圧迫など、現実は逆≠フ事態になっている。
これを裏付けるかのように、89年度から07年度までの消費税の累計は約188兆円なのに対し、法人3税(法人税・法人住民税・法人事業税)による税の減収分は約159兆円に。消費税収は社会保障どころか、大半が法人税の減収分を補填している形になっている。
(4)
「勤務医負担軽減策:初・再診料下げ」 再診料710円(窓口負担約210円)をさらに減らす
http://ameblo.jp/med/entry-10028642800.html
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コメント
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■産経バカス
>議論は医療村の中だけで進み
てか関係ない外部の連中からフルボッコにされている状態なのですが何か?
ててれけ 2007-11-28 19:08:23 [コメント記入欄を表示]
■>ててれけ さん
コメントありがとうございます。
実はこっそり楽しませてもらっています(笑)。
この記事見て、こっちがウンコもらしそうでした(爆)。
福島県で凄い決断がなされたようです
http://ameblo.jp/tetereke/entry-10056420483.html
今後ともよろしくお願いいたします!!
中間管理職 2007-11-28 19:24:54 [コメント記入欄を表示]
■マスコミってヤツは…
これほどまでに腐っているとは。中間管理職さんの言われるように、”医療村”を外資のアメリカ軍が爆撃を行っているような状況なんですが。
これほどのバカは久しぶりに見ました。「恥を知れ」以来かなwww。
XX 2007-11-28 19:29:08 [コメント記入欄を表示]
■突っ込みどころは数あれど
>医師会は公務員との比較を筋違いとするが、>税金が投入されている以上、その論法こそ筋
>違いだろう。
じゃあ、医師も多少ミスがあったり、間違ったことをしても「知らんぷり」で「なかったこと」にしてもらえるんですね。
>財政制度等審議会の建議が、これにひとつの
>解を示している。医局制度の問題や開業医を>厚遇する診療報酬体系である。
医局制度をつぶしたおかげで今の地方や産婦人科の衰退がはじまったんですが、何か?
地方の衰退がはじまったから医局制度をつぶしたんじゃないですよ?
Seisan 2007-11-28 19:43:00 [コメント記入欄を表示]
■所詮マスコミも
大企業側ですからね〜
自分たち大企業・経団連優遇策をやめて、庶民の社会保障に回せって言うはずがないです(´・ω・`)
パン 2007-11-28 21:04:59 [コメント記入欄を表示]
■このくだりが一番キました
>従業時間は少なく、ほとんどが休日・時間外診療をしておらず、週休2.5日制である。
診療時間外は遊んでいると思っているのでしょうか。「学校の先生は夏休みなど長期休暇がとれてうらやましい」的な考えなのでしょうが、ひどすぎます
wehe 2007-11-28 21:57:34 [コメント記入欄を表示]
■マスコミは
苦労は美徳だ
というふりをしながら
外資のマネーゲームに荷担する
こんた 2007-11-28 22:57:30 [コメント記入欄を表示]
■無題
さすが経団連の犬、「経済」「産業」新聞ですねw
まあブルジョワジーって奴らは、自分たちのために
いくら金を使っても当然である一方、愚民共のためには
びた一文使うことはまかりならんと本気で考えている
人々ですからねー。本音がポロリしちゃいましたね。
akki 2007-11-28 23:01:46 [コメント記入欄を表示]
■産経終ってます
記事に突っ込みながらエントリー立てましたが、もう医師を挑発する文句たっぷりですね。
診療報酬、医師数とも足りているとの認識に立った新聞は初めて見ました。
この乖離は「経済」と「医療」に住む者の差でしょうか。
それにしても終わっています
trias 2007-11-29 00:08:43 [コメント記入欄を表示]
■産経新聞は
産経新聞はアメリカの犬ですから。
混合診療解禁が目的じゃないでしょうか。
今までもずーとあからさまな医者叩き。
無知じゃなく確信犯でしょ。
世論誘導を狙った非常に悪質な記事ですね。
じっとてをみる 2007-11-29 00:17:27 [コメント記入欄を表示]
■論説副委員長の正体
>いま、
財務省、
経済財政諮問会議、
財政制度等審議会、
厚労省
などが一斉に
「医療費を減額させろ」
と言っています。
気付いてました?
この論説副委員長自身が、その
「財政制度等審議会のメンバー」
であることに!
耶馬苦痢陰弔 2007-11-29 01:01:13