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(回答先: 多分、間違った意見ですねぇ〜 投稿者 考察者K 日時 2008 年 1 月 11 日 23:07:37)
ちょっと横から入り込み申し訳ないです。いつもいろんなご意見を伺うことを楽しみに致しております。しかしデフレに対してもう少しお考え頂きたいと思います。
デフレの資金不足というのは、金融機関がだぶだぶに資金を持っているような状態であっても、
法人や個人が、これ以上お金を借りられません、借りても返さなくてはならないお金は不必要という意味です。個人から見ますと、これ以上借金できる資産などの担保はありません。所得が減っているのでこれ以上借金すれば債務超過で返せませんと言う意味です。買いたい物が山ほど有っても、借金して購入しても返済できません、と言う意味です。貯金や資産がなくて借金もできず、所得が少なく十分に買えない状態の人たちが多いと言うことです。一部にはたくさんお金を持っている方が大勢居ますが全体で見ると、貯蓄がなく、借金の方が多い状態です。
これがデフレの資金不足の状態で商品を購入資金が少ないため、どうしてもできるだけ価格の安い物を買うことになります。これに対して企業はその要請に応えなければ、生き残れないため十分に利鞘を付けずに販売しようとします。この十分に利鞘が付けられないために、次の循環で拡大再生産ができない資金量で運営するため、さらに市場が縮小していくことになります。
法人の方も一緒です。儲かっている企業もたくさんありますが、全体では赤字なのです。さらに政府や地方公共団体にも巨額なあかじがあります。この3すくみの状態がデフレなのです。お金がだぶだぶに垂れ流しても誰もそのお金をこれ以上借りることができないのです。原因は国内に儲かるような投資先がないからです。投資先がないのは市場に十分な需要がないからです。
需要がないのは、所得が少ないか、借金が多いか、であり、誰も十分に買えない状態です。
これがデフレの実体なのです。阿修羅の方々も政府やマスコミが発表するデータに惑わされ
本質が見えなくなっています。格差と言いますが貧乏の人が圧倒的に多いのです。黒字企業より赤字企業が圧倒的に多いのです。一部で春闘で賃金を上げるよう促していますが、上げられない企業が圧倒的に多いのです。賃金が下がってもそこで働かなければならない人の方が、圧倒的に多いのです。そうでなければ低賃金過剰労働は発生しないのです。
この辺のことをお考えの上もう一度勘案していただくことを願います。