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(回答先: 経過と結論が逆になっています。 投稿者 考察者K 日時 2007 年 12 月 30 日 08:22:25)
生産力の進化という段階で見れば、現在は、おそらく「食うために働く」というレベルは、
とっくに超越しているのだと思っています。
もちろん、未だに、飢餓に苦しんでいる地域は、数多くありますが、それは、生産力の問題というよりは、
分配の歪みの問題なのでしょう。
ゴールドマンサックスの会長のボーナスが、77億円だったらしいですが、こんなバカけたところに
皆の生産力が、スポイルされてしまっているのです。
だから、食べて寝るだけで満足してしまう人間が急増する恐れは、否定できませんが、
全体的には、適切な分配設計をすれば、取るに足らない影響しか与えないと思います。
それから、20〜30年前は、エアコンや携帯電話など持っていない人が、多数でしたが、今では
ほとんどの人が持っているでしょう。
そのように、人間というものは、次の段階の欲望を求め続ける生き物なんだと思います。
だから、労働意欲の減退も、それ程、大きくはならないだろうと見ています。
ベーシックインカムが導入されたら、「旅行に行きたいから働く」という人が、たくさん居て、
30日労働して、一回しか旅行に行けない生産性をなんとかして、向上させて、
15日労働で、一回旅行に行けるように頑張ろうと、努力していくと思います。
「食うために」という動機ではなくて、”より上位の欲望”を、”より少ない労働時間”で、
満たそうとする方向性での、生産性向上追求が起きるのです。
これは、エサをゲットするために、馬車馬のように働かされるのとは、天地の差があると思いませんか?