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(回答先: 死刑(制度)存廃論議が進展するために 投稿者 如往 日時 2007 年 12 月 02 日 05:04:22)
じっくりと読ませていただきます。死刑制度の考察に関しては以下の点について考えていきたいと思います。
1 冤罪の可能性がある以上は死刑を行うべきではない。
2 死刑が犯罪の抑止力になるか?
2−1 死刑囚が犯行時に死刑になる可能性をどれだけ考慮したのか?
3 被害者遺族の感情に配慮した極刑は正しいのか?
3−1 報復としての刑罰は正しいのか?
4 犯罪の防止に資する為に犯罪者は生かして分析の対象にすべきではないのか?
5 犯罪が100%犯人の責任と言えるか?
5−1 貧困が原因で犯行に及んだ場合、貧困が発生した原因自体が犯罪の原因の一部 を構成しているのではないか?
5−1−1 貧困でも犯罪を起こす人と起こさない人がいる事をもって貧困が犯罪の原 因ではないと言えるのか?
6 我々は全員が何らかの経緯で犯罪を犯す可能性があり、そのような可能性を「自分 は犯罪など犯さない。」と根拠なく否定した上で「自分とは異質な者(=害虫)」 として「こんな極悪人は殺してしまえ!」と叫ぶ立場とは何なのか?
6−1 公開処刑に見られる見物人の残虐性は容認されうるものなのか?
6−2 犯行に至る経過に配慮せずに結果としての犯罪だけ見て死刑を叫ぶ者とは何な のか?
7 死刑ではなく終身刑にした場合は被害者遺族にも税金としての費用負担が発生して いると見なされる事についてどう考えるのか?
8 犯罪の発生の責任の一端が社会にもあるとするならな社会は犯罪者を更正に導く義 務があるのではないか?
9 犯罪を法によって裁いて終わりなのではなく、犯罪の再発防止に犯罪者の身柄は利 用すべきなのではないか?
10 死刑が持つ意味
10−1 国家権力の力を見せつける目的でも死刑は行われているのではないか?
10−1−1 国家にとって不要な人間のレッテルを国家が貼るという意味になってい ないか?
11 人は犯罪者としては生まれてこない。
11−1 犯罪に社会の責任が無いという事はあり得ない。
12 死刑の恐怖を与えるという事はいかに極悪人であってもやめるべきなのではない か?
総じて犯罪を無くす為に何がいいのか?を考えるべきであり、起こった犯罪に対してどうすべきか?的な対症療法的な思考のレベルからは脱却すべきだと考えます。