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(回答先: 単純化の方向を目指せば、資金のプール化が必要でしょう。 投稿者 考察者K 日時 2007 年 12 月 02 日 07:52:03)
そうですね。わたしは、少し「公務員不信」に偏り過ぎているかもしれません。
民間を含めた日本の国民性全体の問題として、官民の役割分担を、公平に冷静に考えるべきという意見にも
頷ける点も、多々あります。
とにかく、官であれ、民であれ、目指すべき到達点としては、出来るだけ、半分、遊んでいるだけのような
”デッチ上げ仕事”(使い古された言葉としては、「搾取」)を、廃絶していくということなんじゃないでしょうか。
その目的を達成するためには、官に振るべきなのか? 民に振るべきなのか?
いったい、どちらが、効果的であるのか?
多分、本質的には、そのどちらでもない所に、答えがあるような気もします。
一部の人間に過重労働をさせておきながら、自分はエアコンの効いた部屋の中で、無意味な
机上の空論を作り、心の片隅では、多少は申し訳ないという後ろめたい気持ちは持ちつつも、
押し付け続けてしまう。
このあたりに、おそらく、官民問わずの悲劇が渦巻いている。
だから、「官が全て、諸悪の根源だ」というつもりはありません。
ただ、官と民の大きな違いは、「民は官よりは、潰しやすい」ということなんです。
「消費者の消費選択行動」や「労働者として労働力を供給しない」といった、小さい力のひとつひとつで、
取捨選択していけるメリットが、民の仕事には、あります。
つまりは、「悪い組織」への浄化作用が、民間組織にした方が、発揮されやすいのではないか。
基本的には、そのように考えています。
ただ、民間では、どうしても採算が取れないことでも、世の中から必要とされている仕事は、
たくさん有ることでしょう。
そのようなことまで、何でも民営化してしまって、官が責任放棄することはいけません。
本当は、前々から、Kさんが提唱されている「相続時精算制度」を導入するのが、一番いいと思います。
死んだ後まで、「おもちゃ(個人財産)を手放したくない」という思想だけは、理解に苦しむ。
「相続時精算制度」を、今すぐ、導入すれば、現在の貧困のかなりの部分が解消できるというのに、
「自分の子供だけが、繁栄する」というぐらいのメリットしかない相続にこだわり続ける
視野狭窄には、困ったものだ。
しかも、自分が生きているウチは、「金利による搾取」と「増税による搾取」が
苛烈を極めていく一方でしかない。
金持ちも、広い視野で、冷静に合理的な判断をして欲しいと、切に、願います。