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(回答先: 日の実体と理念との相違、日(の本心)を見抜いたと彼は言いました。 投稿者 日 日時 2007 年 12 月 01 日 11:29:29)
日さん、こんにちは、レスをありがとうございます。
そして、これは http://www.asyura2.com/07/idletalk27/msg/369.html 【Re: 「奪う」から「与える」への発想の転換 投稿者 日 日時 2007 年 11 月 28 日】へのレスになります。
最初にお断りしておかなければならないことがあります。それは、ご相談を承るために少しお時間をいただきたく、つまりご連絡させていただくのが12月も中旬近くになってしまいますが、どうかご容赦のほどをお願い申し上げます。
さて、それまでに再度土壌を耕すと云った意味合いを含めて、私の妄想話もしくは繰言を述べてさせていただきたく思います。
会社員時代のことですが、私は例えば麻雀のような技術的熟達を求められる賭け事ではあまり負けたことがなく、終いには部内では誰からもお声がかからなくなってしまいました。人間相手の勝負事において勝つための秘策(戦略)と謂えば至極単純な原理が支配していて、ランチェスター理論ではないのですが、自分から見て自分より技量(技術的な熟達度)が劣る者か、同等の技術的レベルならばその日の運気が最も低い者を攻撃し、然る後に強者に対抗していくように心掛ければよいのです。しかし、この逆を行なうととんでもない地獄を見ることになります。勿論、より的確な戦略・戦術の立案のために、普段から戦う相手の技量を見極める眼力と運気を覚る感覚とを研ぎ澄ましておく必要はあります。
これを直截にビジネスの世界に擬えることはできませんが、“栄達”の原資獲得のためには経済的弱者(非富裕層)から奪うことが最も現実的・合理的な方策だと謂えると思います(≒民間企業及び商人の有り様)。他方では、強者に阿り、すなわち経済的強者(富裕層)や政治的強者を利するものを提供することによって己の保身を図ると云った途もありますが、これには人並み以上の能力が必要になるでしよう(≒公共企業及び官僚の有り様)。
では、現実に私がどちらの道を選択し、あるいは選択しようとしているかと謂えば、無論、前者の道を選択せざるを得ないのですが、そこでは“大義”が必要になります。私がまだ20才台であったのならば、“大義”が必要であるなどと世界が問い掛けているとあまり意識することもなく、またそう自身に深く問うことなど想いもしなかったでしょう。しかしながら、すでに“栄達”の意味は限り無く公共性を帯びて来ているはずです。60才近くにもなり、存在理由(子孫の継続=遺伝子の保存)完結の季節を迎えた人間は押し並べてそのことを覚らなければならないと思っています。おそらく、「奪う」ことに“大義”を見出すことはできないのではないでしょうか。そうであるならば、「与える」ことにこそ“大義”を見出していかねばなりません。しかも、それはでき得る限り神格的な概念を排除して捉えたものでなければ、多くの人達に受け入れられることはないでしょう。
ところで、今ある人々の暮らしを破壊するようなものでなければ、日さんが手掛けられている事業の内容を取り立てて云々しようと思ってはいません。その事業が「儲けたい」(=「奪おう」)とする単なる人々の欲を充足させるためのものならば、何れネズミ講やマルチ商法の末路を辿ることになり、それは主に経済的弱者(非富裕層)に甚大な災厄を招くことになるのは周知の如くです。
何もヤクザの凌ぎに寄与しようとなどとは日さんは思ってはいないでしょう。それは、阿修羅上での日さんとの遣り取りからも容易に推察が可能です。きっと、何かの構想があって、できればそのためのファンドを同志と共に築いていきたいとするのが日さんの本音ではないでしょうか。そこで、日さんが心に懐かれている“大義”とは何なのでしょうか、私にはむしろそのことのほうが重要に思われます。
そして、会われた時点で日さんはそれを申し出された方に伝えておく必要があり、その線上で同志になれる人物であるかどうかを見極められることが肝要ではないかと思います。これは必ずしも相手に人格の高潔さや理念(価値観)の一致を求めることではありません。しかし、それを伝えずに「儲けたい」(=「奪おう」)とするだけの欲求に応えてしまっては、元々あった齟齬が後々に禍根を残すことにもなり、果ては事業の解体にまで波及しないともかぎりません。授与の対象者の選定(⇒決定)にあたっては慎重の上にも慎重を期するべきだと考えます。
私も人並みに借金を背負いながら世過ぎ身過ぎに勤しむ一介の匹夫に過ぎません。それでも、匹夫の勇ならぬ、市井の民の心意気とそのもっていき処だけは見失うことがないようにと心に決めています。
また、会いましょう。