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(回答先: 罪はブラック企業にあるのであり過労死した労働者に罪はない。 投稿者 ワヤクチャ 日時 2007 年 11 月 17 日 11:37:11)
>ワヤクチャさん どうもです。
言いたい事は分からないでもありません。
企業に主たる責任の所在があり、過労死した人は被害者ですから、一連の議論における「流れ」の中での「死者にムチ打つのはお門違いだ」というワヤクチャさんの意見には一定の理があります。
ただ、それは「泣き寝入りの敗北論」であり、全く改善に繋がらない意見です。
「労働者の権利は労働者自らが声を上げて変えようとしない限りは変わりません。」
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1011757395
を読んで下さい。
この記事から「何が読み取れるでしょうか?」
Kは2つの事を読み取ります。
多くの労働者は「時間外労働80時間を超えたら過労死の危険領域」と言う事も知らない。
多くの企業で「それを超える時間外労働が、当たり前のように行われている」
の2点です。
結婚という儀式は「男女間の合意がなければ成立しません。」
「穀潰しのハシにも棒にも引っかからないような異性に引っかかって不幸になる」という結婚であっても、その結婚をしてしまったのは「自分自身」であり、そこには一定の自己責任が生じているでしょう。
あらかじめ、不幸になる事が予想された結婚であって「断らなかった」としてもです。
基本的には「残業」も同じです。
「企業の理不尽な要請」に対して「NO」と言えないのが「自己責任」になります。
そんな事を「言え」と強制するのはおかしい。という考えはあるでしょう。
しかし、言える人も少なからず存在します。
日本人は「周りの状況から、自分の身の振り方を決める」と言う事が多々ある民族性を強く持っています。
おそらくは「企業の要請を理不尽なもの」と思っても「周りの人の行動を見て、それに迎合する」と言う人が圧倒的に多数でしょう。
まずは「第一位の責任は理不尽な要求を課した企業」にあります。
次に「第二位の責任は、理不尽な要求を断る事を異端児と見るような社会環境」にあると見るべきでしょう。
でも、それでもなおかつ、「理不尽な要求を断らない」事によって「遺族を悲しませるような結果を残した」のは「本人の勇気が足りなかった」という点が無実とはなりません。
とは言え、これは「Kの意見」であり、議論の余地はあるでしょう。
ですから、それは置いておいても、「今回ワヤクチャさんがレスを付けたKの意見はブラック企業の定義付け」であって、過労死した被害者たる労働者についての意見を書いたものではありません。(まあ、元となるスレッドに付けられたのなら若干意味合いも違うでしょうが)
このレスは不適切だろうと思っています。