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(回答先: 憲法第9条は捨てるにはあまりに惜しい。なぜなら美しすぎるから。 投稿者 まさちゃん 日時 2007 年 10 月 14 日 18:28:53)
>まさちゃんさん どうもです。
失礼ですが、非常に妖しい意見だと感じています。
まず
【憲法第9条に抵触しない程度の武力(=自衛力)ならば、現行憲法下でも保有することは可能と私は考えます。】
と
【やっぱり、憲法第9条を保持したまま核武装というのは駄目ですね。】
の意見の差です。
どこにも「論理的な明確な差」が論証されていない。
その差は「ロジックの差」と言う事なのでしょうが、それは「憑き物」と言う事です。
核兵器は「自衛力として使用しても攻撃兵器」というロジックには何ら論理性はないとKは思っています。
先のレスでも書きましたが「ピストル」と「核」は基本的に「同じ種類の道具」でしょう。殺傷能力の大きさが違うだけです。
「自衛隊は違憲」になる可能性はあります。使用法次第では「占領軍」として機能するからです。
一方「核」は占領軍にはなり得ません。道具でしかないからです。
憲法9条は「二度と侵略戦争は行わない」という反省が原点です。
その意味では「核」は侵略戦争の兵器としては非常に不都合な兵器です。
「核」は使われてはいけない兵器ですが、侵略のための道具ではなく、殺人兵器です。
憲法上は「武力」と「戦力」については規制をしています。
威嚇のための武力も駄目です。
つまり、日本が所有したとしても「核を使って、日本の言う事を聞かないと核を使用するというような態度をしたらアウト」でしょう。
しかし、強力な兵器を特に規制するというような条文にはなっていませんね。
自衛権が認められていると仮定するのなら「自衛のための核は除く」とは書いてありませんね。
実は「核廃絶」には一つのアイデアを持っています。
多分ですが、NPTの延長線上では「絶対に核は無くならない」とKは思っています。
すでに核を有している有利な国が自ら進んで既得権を放棄はしないと思うからです。
しかし、全ての国が「NPTの不平等に異を唱え脱退し、核武装を宣言した。」とすればどうなるでしょう。
現在の核所有国は「我が国は核を放棄するから、全ての国も核を放棄しよう。地球より核を無くそう」と言い出すでしょう。
全ての国が核を持ったら「核を所持している優位性は消し飛び、どこかの馬鹿が使用する可能性と、事故で発射される危険性が、世界の脅威となる」ので、核先進国は「核廃絶を約束して、核を放棄させる」という方法論に走ると想像されます。
で、核を全廃した後でも「通常兵器分の有利が残る」ので、世界に核廃絶の提案も出来るのです。
核廃絶は「核を既得権としてすでに所有している国が、廃絶を言い出さない限りは実現しません」
「毒をもって毒を制す」というのは「核を拡散させれば実現する」のかもしれません。