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(回答先: 日本人が勤勉だと思い込みたい奴隷労働者 投稿者 あっくん 日時 2007 年 10 月 07 日 06:48:01)
>あっくんさん どうもです。
「日本人は勤勉」というのは一種の憑き物（思い込み）というのは面白い見方です。
大戦後の一定期間、多分、高度成長期が失われた１０年期に切り替わるくらいの時期までは、基本的に「日本人は集団主義」で「欧米は個人主義」の差がありました。
Ｋはその差が「勤勉」の差になったのだろうと思っています。
狼的な「集団生活属性」を持っていた日本では「集団の中で自分の地位を確立するためと、集団全体のために努力する」という２種の目的ができますが
虎的な単独主義が習性ですと、個人の目的意識の喪失が即、自堕落な本性に飲み込まれると言う事になります。
基本的に人間には自堕落な本性が埋もれているのでしょう。
ニートという存在は「全て自己責任」との共通認識が育ち、犯罪に走らず、他人の迷惑とならないのでしたら、あっくんさんの意見はその時には正当性を獲得できるでしょう。
多分ですが、時代はその方向性に進んではいるでしょう。
ニートにも種類があるでしょう。
非常に大まかに分けると
１ 自分の意志として「ニートを楽しんで（好きで）やっている」人
２ 自分の意志に関係なく「ニートに甘んじている」人
１の場合は「親のスネという自分で形成したのではない既得権に依存しているのでないのなら」それは別段問題視する必要性はありません。あっくんさんの意見に正当性があるでしょう。
しかし、２のケースのニートの場合には救済が現在社会の価値観においては救済するのが妥当だろうと思います。憲法では「全ての国民には最低の文化的生活の保障義務」が明示されています。
自分で選んだニートなら「それが、その人の文化的生活」でしょうが、そうでない場合には「国の基準の最低限の文化的生活」を「社会が提供する」と言う事です。
ここの区切りが旨く機能していないのですが、「全てを自己責任に押し込めてしまって見捨てるのも間違い」なら、「全ての人を一律的に救済しようとするのも間違い」なのでしょう。あっくんさんの意見はこの「後半部分の強調」という意見です。
「救いを求めている人はいる。」のです。
森永卓郎氏は「年収３００万円時代を生き抜く経済学」
http://www.amazon.co.jp/%E6%96%B0%E7%89%88-%E5%B9%B4%E5%8F%8E300%E4%B8%87%E5%86%86%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%82%92%E7%94%9F%E3%81%8D%E6%8A%9C%E3%81%8F%E7%B5%8C%E6%B8%88%E5%AD%A6-%E7%9F%A5%E6%81%B5%E3%81%AE%E6%A3%AE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E6%A3%AE%E6%B0%B8-%E5%8D%93%E9%83%8E/dp/4334783554
という本を出していますが、あっくんさんの意見は「その本の内容に近いものがある」と思います。
すでに時代は年収３００万から２００万円以下になってきましたが、年収がどんなに低くても「本人がそれで満足」ならば「何も問題ない」という考え方は間違いなく成立するでしょう。
その場合「その人が日本という集団社会への帰属から離れる」という選択をしたのですから、ＧＤＰがどうだとか、日本経済の競争力などを問う必要性はないと思います。
しかし、集団から離れた人は「集団への依存心も捨て去る必要があり」また「他人の人権侵害をされても困ります」
そのあたりまで、含めてのご意見になっているのなら、Ｋは同意しますよ。
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