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最近、従軍慰安婦というのは無かったという意見が半ば公然のように語られる事がある。
最近発行された「嫌韓流3」では、従軍慰安婦は「単なる売春婦」と結論されている。
多分であるが、従軍慰安婦というのは従来イメージされているようなものではないだろうとは思う。しかし、軍が関与した「強制」は相当数あっただろうとKは思っている。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』によると
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%93%E8%BB%8D%E6%85%B0%E5%AE%89%E5%A9%A6
元総理である当時は海軍将校だった中曽根が【ボルネオ島で「慰安所」を設営したと回顧録で述べている】というのが確認できるが、これだけで需要はあったし、軍は需要に配意して「供給」の努力をしたのは間違いないと言えるだろう。
嫌韓流3に限らず従軍慰安婦はなかったとする論では「日本軍による強制連行の証拠は見つかっていない」という論が出される。
これは正確ではない、正確に表現するなら「その論者にとって納得できる証拠は見つかっていない」と言うだけである。
まあ、時の経過の中で「全ての記録が曖昧」となっているし、敗戦の中で不利となる証拠は処分されたりされているので、軍に公式な記録が残っていないという部分はあるが、それは「軍に公式な記録が残っていない」という事以上の意味はない。
需要があり供給があったのは事実として
「供給」が「需要」を満たせるか?という問題がある。
女子挺身隊というのは公募の結果では7%しか集まらなかったと言われている。
ここで、抜け落ちている視点がある。
この問題「現在の女子の人権も尊重されている状況下の常識で考えてはいけない」のである。
当時は男尊女卑の差別がまかり通り、赤紙一枚で「男子も兵隊に引っ張られた時代」なのである。
日本でも「東北地方の人」が、かなり酷使されたと言われているが、本土でない「植民地と認識している人も多く存在した満州・朝鮮の女子の人権がどの程度尊重されたのか?」
そこを考える必要があるのである。
良識的な人はいる。
しかし、良識のない人も大勢存在するのである。