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「最低賃金を1000円程度に」と言う意見はあっても、「中小企業が保たない」と言われてなかなか進まない。
考えてみれば「これは、大局的判断をせずに、局所のみを見ている限りは、ほぼ解決不能だろう。」
中小零細企業は「ほとんどが、下請け企業を生業にしている。」
元請け企業は「下請け企業への発注でコストの削減」を行う。
極端に言えば「最低労働者賃金分1000円を計算して見積もりしたら、下請け作業が回ってこない」のだから、労働者の最低賃金だけを上げられたら「中小零細は保たない」
低価格競争が進む中、人件費や下請け企業への「しわ寄せ」によってコストダウンをしてきた制度を見直さなければ、最低賃金だけを抜き出して「問題にしても駄目」なのである。
逆に言えば「競争入札」においても「人件費の確保」が計算されていない「入札」は「不当入札として処罰する」という制度を整備すれば「最低賃金が上がると中小零細企業が保たない」という理屈は成立しない。
全ての「中小零細」が「最低賃金を確保した上で、下請けをするのなら、コストの基準が変わる」からである。