★阿修羅♪ > 雑談専用24 > 461.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: これは、失敗投稿でしたね(汗) 投稿者 考察者K 日時 2007 年 7 月 08 日 21:09:37)
強者に優しく弱者に残酷なファシズム!【bishouの日記】
2007年6月27日
私は丸山真男を読んだ事がない。
「打ちのめされるようなすごい本」(文藝春秋)で著者米原万里が
櫻井哲夫は著書の「<自己責任>とは何か」(講談社現代新書)にて
強者に優しく弱者に残酷なファシズム体質を、
丸山真男による天皇制国家の「無責任の体系」論の中で用いられる
「抑圧移譲の原理」から説明している。
「個人の内面的倫理」が確立されておらず、
個人の行動の規準が権力との一体化の中にあるため、
常に上級者の顔色をうかがい、自分の行為が上から正当化されるのを求める。
上から正当化されれば、それは自分の責任ではない。
しかし、常に上からの圧迫を感じているから、
下へ威張り散らす事で発散しようとする。上からの圧迫は、
常に下へ下へと送られ、最も弱い存在に責任転嫁されていく。
これが「抑圧移譲の原理」です。
タクシーの運転手達が、郵政民営化賛成に力を入れた。
その理由は郵政民営化の内容を云々するのでなく、
「親方日の丸で、気楽なものだ!」「良い給料取って!ボーナス貰って!」
「年金もしっかり出るそうだ」「あいつ等だけにいい目をさせるか!」
郵便局員に比べて自分たちは…の思いが、賛成の原動力だったのです。
「弱い立場の者同士が協力しよう!」ではない理由は
「抑圧移譲の原理」で理解できたでしょう。
丸山真男 1914〜1996政治学者、思想史家、東大教授、
戦後民主主義のオピニオンリーダー
http://d.hatena.ne.jp/bishou/20070627