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一応だが9条ネットというのは「市民の声を吸い上げる」という性質の市民運動としての体をなしている。
確かに「新社会党」との繋がりは強い部分があるとは思う。
しかし、9条ネットからの公認候補は「公募」である。
http://www.9jo-net.org/kaisoku/kaisoku.htm
の5にしっかり明記されている。
新社会党の影響力は強いとしても
【6.政 策
本会は「憲法改悪に反対し憲法を政治と暮らしに生かす」ことを最重要政策とし、それに付随する政策は「9条ネット」に参加する政党、グループで協議する。】
との会則なので、新社会党も参加する政党の一つとしての位置付けであろう。
新社会党=9条ネットではなく、9条ネットが「新社会党の応援団(=下部組織)」でもないのである。位置付けとすれば「9条ネット」の参加組織政党に「新社会党」が入っているということである。
それに対して早速「共産党はケチを付けた」ようである。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2007-05-01/20070501faq12_01_0.html
>【しかし、その実態は新社会党委員長らを国会に送ろうという運動団体です。第一次公認予定候補は、栗原君子新社会党委員長や新社会党九州ブロック協議会政策委員長の経歴をもつ人など三人です。】
この説明は非常に誤解を招く表現になっている。
三人の中の一人「みどりのテーブル徳島代表」の藤田恵氏の名前の掲載が省略されている。おそらく故意であろう。
http://www.9jo-net.org/kohosha/kohosha.htm
あらためて9条ネットの「組織」を見てみると
http://www.9jo-net.org/soshiki/soshiki.htm
「新社会党」という政党と言うより「市民活動団体」としての性格の方が強いと感じる顔ぶれである。
「9条ネットメッセージ」に寄せられた声を見ても政党色はほとんど感じない。
http://www.9jo-net.org/9-jo-mj/9-jo-mj.htm
http://www.9jo-net.org/topics/news/070524_kaitou.pdf
によると「9条ネット側から社民党と共産党に協力依頼がされているが、蹴られている」
しかし9条ネット側では「要請があれば支援する」(護憲派である事が条件)としている。
その上で共産党の回答は「予断と偏見に満ちたもの」とされている。
多分であるが「新社会党の別働隊」という「異政党に対する回答」という意味合いの強い回答だったのだろう。
先の東京都知事選挙において「共産党の浅野候補に対する対応は常軌を逸した誹謗中傷のオンパレード」であったと思う人もいるだろうが、今回も基本的には同様なのだろう。
この反応は「一人の異性を奪い合う嫉妬心」に近い感覚を感じる。
自分の地位を脅かしそうな「新人」に対する「古株の駄目職員」が「重箱の隅を突っつくかのようなアラ探しをしている」のと同じような心理を感じ取れるだろう。
同じ護憲勢力の仲間ではなく、自分の地位を脅かす敵と「頭から決め付けて、予断による偏見からの、足を引っ張る材料だけを見ようとしている」としか思えない。
本当の意味で庶民のためという「庶民重視」から考えれば、党利より同方向の勢力が拡大する方が結果論として「良い」という事もあるのだろうが、完全に組織の都合(党勢拡大が最優先)との「党利党略」に捉われてしまっているのだろう。
非常にみっともないし、かつ、幻滅である。