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(回答先: 考察者Kの政策提言 その一 投稿者 考察者K 日時 2007 年 5 月 06 日 11:04:18)
前章で主張した「相続時清算制度」ですが、親子の絆が弱まるのではないか?
という心配もあるでしょう。
確かに「損得勘定」から判断した場合、その可能性はあるでしょう。
しかし、親の面倒と云うのは「損得勘定」でするものではないのも確かです。
「親の面倒を放棄しても生存権が確保されている」から、利己主義として、親の面倒を放棄する。
ここは、教育問題であり、道徳問題であり、社会のシステムとしての問題でしょう。
多分ですが、少し前までは「世間体を気遣って親の面倒を嫌々ながらも見ざるを得なかった」という部分が多くあるでしょう。
その部分が「個人の人権」が強調される中で変化してきたのでしょう。
良い事とは言えませんが、時代の流れの中で「老人介護」も社会がしていく方向に進む必要性もあるでしょう。
ただし、基本的には「親の介護は子供が行うという慈悲の心」は無くしてはならない考え方でしょう。
その一方で「成人になった子供は経済的に独立させる事」も必要です。
親への甘えと依存心が「婚期を遅らせ」「労働未従事者」を生み出します。
「家業を継がないのなら、家計は分離させる」という政策が必要であり
独立心を養う必要性があるでしょう。
それは「教育で強制する」のではなく、社会システムの中で「自分に選択させる」べきでしょう。
成人したら、家業を継ぐか、自分の力で立身出世をするのか?を選択させるのです。
「就労義務」というのは「日本国憲法という人権憲法にも謳われている事」です。
権利と云う義務ですから、自由選択権はありながらも就労しないという選択は社会システムが否定する必要があるでしょう。
ネットカフェに依存するのもマックに依存するのも、全ては依存体質によるもので、これは、独立心が育っていないための成人の子供化(幼稚化)現象でしょう。
ここを是正しないと「子育てから逃げ」「子供ができたら捨てる」というような現象として症状があらわれるでしょう。
晩婚化・未婚化・ニート化と様々な歪みを社会に生み出します。
ここを社会福祉によって救済しようとすると「それに甘えて悪化する」事が予想されます。
「働かざる者食うべからず」の精神で社会が対応する必要性があります。
職業斡旋はします。しかし、働かないのに食わせてはいけません
精神的な疾患の患者は別にして、保護をするのではなく、誘導して就業義務を果たすようにしなければならないでしょう。
次世代は「このような若者が作っていく」のですから、手間を掛けても育てる必要性があるでしょう。
ここを成功させれば「少子高齢化問題も幾分改善する」でしょう。
そのために「成人したら家計は別にする(=独立させる)」という政策が必要でしょう。