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(回答先: ジョンストン氏の解放を求める4/12国際行動デーに当たり,BBC記者の安否がついに公式に確認された 投稿者 馬場英治 日時 2007 年 4 月 14 日 08:49:28)
転載:http://exodus.exblog.jp/5516717/
YAHOO NEWSの3月15日速報は,BBCは同社のガザ特派員アラン・ジョンストンがすでに殺害されたという情報に大きな懸念を抱いている,と報じた.YAHOOの同日付けの詳報では,ロンドン発AFP電として,BBCと英国外務省は日曜日(15日)誘拐されたBBCのガザ特派員がよく知られていないイスラム系のグループによって処刑されたという報告を受けて緊急に調査していると語った,としている.本日付けのYAHOO続報は前日の報道内容の繰り返しである. 犯行声明は日曜日にガザ地域の報道機関にFAXで送付された.その中で聖戦統一旅団,the Kataeb al-Jihad al-Tawheed (The Brigades of Holy War and Unity)と名乗るグループは以下のメッセージをパレスチナ政府に伝えるために記者を殺害したと説明した.この声明の真偽は今のところパレスチナおよび西欧のいずれの治安当局でも確認されていない. 「我々は拘束しているジャーナリストの事件に関わるすべての当事者に我々の囚人たちを不当に拘置している牢獄から釈放せよと要求してきた.全世界はこのジャーナリストのために総動員されたが誰一人至るところの我々の何千という囚人を助けるために指一本動かしてくれなかった.我々の目的は明快なメッセージを送ることであるが政府が現実を変化させ誤った方法でこれを提示しようとしていることは驚くばかりだった.これにより我々は彼らにメッセージをできる限り速やかに受け取らせるべく不本意ながらそのジャーナリストを殺すことを余儀なくされた」 声明の中でグループは,処刑の様子を撮影したビデオをほどなくメディア各社に配布する予定であるとし,この殺人の責めはパレスチナ政府と英国政府が負うべきものであるとしている. BBC NEWSも3月15日19:42GMT に同様趣旨の記事を掲載した.BBCでは「我々の囚人」の部分を「牢獄に拘束されているパレスチナ人」としている.これはBBCの「解釈」であると思われるが,文面からはこの囚人たちがパレスチナ人であるということもそれほど明確ではない.なぜなら,もしそれがパレスチナ人であるのなら,彼らの牢獄は主に「イスラエル国内」にあるのだから,犯行グループの交渉相手も「イスラエル政府」ということになり,パレスチナ政府を咎めることはお門違いということになってしまうからである.→前回記事参照 イスラエル系のオンライン・ジャーナル ynet も3月15日に同様の報道を行っているが,こちらでは声明文をインターネットで取得したとしている.また,この記事には犯行グループはアルカイダ系のパレスチナ組織であるという(お馴染みの)記述が見える. とりあえず,今日のところは速報ということで論評は控えるつもりだが,ネット上で一つおもしろい記事を見つけたのでご紹介しておこう.イリノイをベースとする独立系ジャーナリスト,クリストファ・ボリンの「BBCのアラン・ジョンストンを誘拐したのはイスラエルではないか?」という記事である.彼はパレスチナを「世界最大の戸外刑務所(world's largest open-air prison)」と呼んでいる.パレスチナの現状をこれほど適切に表現したことばを知らない.私もパレスチナ人口140万人の70%が難民であるということを初めて知ったのだが,その経済の困難は想像を絶するものがある.イスラエルが建設しつつある隔離壁が完成すれば,パレスチナは文字通り巨大収容所に変わる.このとき,外国人ジャーナリストが一人もいなくなることがどのような意味を持つか?深く考えなくても分かるのではないだろうか?ぜひ,一読されることをお勧めする. Did Israel kidnap Alan Johnston of the BBC?
by Christopher Bollyn 9 April 2007