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(回答先: 人間の未来社会 投稿者 縄文ビト 日時 2007 年 3 月 31 日 12:13:39)
>縄文ビトさん お久しぶりです。
>【私は格差は今の社会ではこの先解消されないと考えています。なぜなら資本主義社会という現在社会は行き当たりばったりに出来上がった社会であり、貨幣が発明された時点から、貨幣を使った富の偏りが現在の社会まで続いているだけと考えるからです。当然その中では富の分配の偏りでこの世を謳歌している一部の人が手に入れた既得権をこのままでは手放す事は無いと考えます。】
Kは、この考えには同意できません。
この考えが間違っていると言うことではなく、視点の欠落があるというのがKの考え方です。
「資本至上主義」「自由経済競争原理」は現在の一つの潮流です。
ですから、縄文ビトさんの分析は「ある意味」では正しいでしょう。
この潮流の延長上では格差社会は解消されません
富を有する一部の人たちは「あらゆる手段」を講じて既得権を守ろうとするというのも正しい認識でしょう。
しかし、現在は「民主主義」の社会でもあります。多数決によって「潮流は変わる」のです。「富の独占の既得権を有しているのは一部であり、少数派」であることにも考察が向けられなければいけませんね。
>【この世を謳歌している一部の人がその既得権を守るために、反抗する者に対しテロと決め付けてしまえば押さえ込むことが出来ると思い込んでいるのではないでしょうか。】
ここは、一部の少数派左翼過激派の対処法です。Kは「テロはすべきではない」という意見です。
「金持ちの生存権を否定する」というのは「排除論」であり「テロともなれば、市民を巻き込み、無実な市民の命も奪います」
こんな行動をしていては「決して、多数派形成はできません」少数派はどこまで行っても少数派です。民主主義社会では「多数派形成を考えない者」は絶対に負け続けます。
テロという物を支援する考えの人には「反戦・平和主義」を唱える資格はありません。
国権の発動たる戦争行為も、思想の発動たる戦闘行為もKに言わせれば同じものです。
「人命よりも大切な物があると洗脳し、構成員の犠牲を強いるような行為」は間違いに決まっています。
思想でも信念でも宗教によってでも「他人の生命を奪ってはいけない」のです。
ですから、ここで【テロ】を持ち出されても評価に戸惑うのですが、権力側が【反抗する者に対しテロと決め付けてしまえば押さえ込むことが出来る】行為の範囲には「具体的な線引き」が必要でしょう。
例えば「君が代不起立」この辺すらも「テロ」の範疇なのか?
まあ、他人の生命を奪うような過激な性質のものではありませんが、他人の価値観を否定し、公共の式典に対する妨害行為であり、自分の価値観の強弁的な性質は有しています。
ただ、Kとしては「君が代強制」には反対です。これは国家権力の価値観を個人に押しつける憲法違反的な性質の強制です。
しかし、その一方で「国家国旗法」は民主的な手段によって成立してしまい。
強制を条例化した都知事も「民主的な選出によって選ばれた」のも確かです。
多数決によって決まる前までは「どのような抵抗(ただし非暴力的なもの)」もしても良いのでしょうが、民主主義ならば「決まったのなら協力する義務も発生する」だろうと思います。
会社の方針としてAの商品を完売するという計画が発案され、Bという商品を押さえて決定されたのなら「Bの商品を押していた人」もAの商品の完売に協力するのが「民主主義・多数決の原則」でしょう。
ただし、これが、Aの商品に「違法性」があったのなら、この限りではない。という意見もあり得るでしょう。
それでも、違法性を考慮した上での「多数決の結果」がAの商品に決まったとすれば、また違う考察が必要です。
その場合の考察は「その多数決の場に参加した人の全員が違法性について十分に認識していた上での決定であったか?」が問題になるでしょう。
話が横道にそれましたが、Kの考えでは「格差が完全になくなることはない」とは思いますが「理不尽すぎる格差になれば、是正を叫ぶ声が多数派化され、是正される」と思います。問題は「多数派化形成されるタイミングと、選挙の時期のタイミングが上手く一致するか?」と「そのときに並行的に存在する懸案事項の顔ぶれ」です。
また、その時に提出される「格差是正のアイデア」の質という点も重要でしょう。
まあ、色々書きましたが、格差社会は是正されるだろうと考えています。