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(回答先: Re: 事実と意味を正確につかめば、出来事の把握ができます；未来構想の共有 投稿者 ＸＬ 日時 2007 年 6 月 03 日 05:49:12)
ＸＬさん、レスありがとうございます。
事実とは何でしょうか？
それはひとまず各主体によって感受された内容です。
この内容は主体の外にある物と主体の受容パターンのアマルガム（混合物）です。
従って「事実」を語ると同時に自らの「受容パターン」を提示する事によって他者により鮮明な意味を示す事ができます。
松岡農水相の死をどう見るかについては各主体の世界観によって違ってくるのです。
自殺だと考える者と他殺だと考える者の頭の中にある「事実」は違います。
事実とは何らかの媒体によってお墨付きを得たものとして表れます。
媒体の中にはメディアや個人が含まれます。
朝日新聞が書いている事を事実と思う者と阿修羅掲示板に書かれた事を事実と思う者の事実の捉え方は違います。
「事実を正確に掴む」という概念こそが大問題です。
何によって正確だと判断できるか？という基準が不明だからです。
貴方の考えは「正確に把握された事実」という概念を前提としています。
証明できないものを前提にしているので観念論に堕していると考えます。
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