★阿修羅♪ > 雑談専用22 > 810.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: クエスチョン、秋吉悠加、スパイラルドラゴンに告ぐ。私は共産党員ではない。 投稿者 heart 日時 2007 年 3 月 06 日 23:53:23)
>色眼鏡で見るな、とAAA+さんがhttp://www.asyura2.com/07/senkyo31/msg/456.htmlで書いておられましたが、色眼鏡、それも、権力者たる自民党にとって都合のいい色眼鏡で物を見る風潮がこびりついてしまっているということが、日本の病原の一つなのかもしれない。
これは心理学で言う「ステレオタイプな認知」の問題なので、日本だけではなく、どの社会にでも在る現象ですね。権力者よりの色眼鏡も、たぶん、何処の国でも同じでしょう。
『新・心理学の基礎知識』p.387 に面白いことが書いてあった。以下抜粋。
心理学では、ステレオタイプ、偏見、差別は、社会集団とその成員に対する個人の反応の問題としておもに扱われてきた。
ステレオタイプ(stereotype)は、ある社会的集団やその成員に対して個人が抱いている一般化された信念や期待などの認知である。個人はその認知に基づいてその集団や成員に対する評価や感情を発生させ、それらの認知や感情に基づいてその集団や成員に対して行為する。
この評価や感情が否定的であるときには、それは偏見(prejudice)と呼ばれ、この行為が選別的で否定的であるときには、それは差別(discrimination)と呼ばれる。
・・ステレオタイプな認知に対する分析が何種類かあがっている。その内の一つの説明・・
現実的葛藤理論(realistic conflict theory,による分析によれば)は、
偏見などの問題が、稀少資源をめぐる集団間の競争の結果であると仮定する。((誰に投票すべきか、というのは稀少資源の競争であるといえる))。
現実の利害の葛藤が、外集団からの脅威として知覚され((そりゃそうだ、相手陣営が有利になれば、自分にとっては脅威だ))、
一方では、内集団に対するアイデンティティ意識と連帯を高揚させ、
他方では、外集団に対する嫌悪や敵意を生み出すことによって、偏見などに特徴的な自民族中心主義が生まれる。