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面白かったら何やっても許されるのか
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投稿者 近藤勇 日時 2007 年 4 月 05 日 18:08:42: 4YWyPg6pohsqI
 

現在の日本では、空前のお笑いブームだと言われている。
たしかにお笑い芸人たちは、どこのテレビ局を視聴していても必ず出演している。ただ単にお笑い芸人たちを出演させれば視聴率を獲得できるという安易な発想がテレビ局関係者の脳味噌に働いている事は、理解できるが果たしてこれでいいのだろうか。
お笑い芸人の本分は名前の通り「お笑い」が本分でありそれ以下でもそれ以上でもなく何本かの娯楽番組なら大いに笑いをとって活躍しても構わないがそれがほとんどすべての番組に出演している今の現状は、異常極まりない。
大多数の国民は、毎日テレビ番組を視聴しており「毎日流されるお笑い番組」に麻痺されどの番組にも「お笑い」が無いとつまらないと考えており「お笑い」を国民自身が要求するようになってきている。
この由々しき事態は、テレビ局だけの問題に留まらず今では、政治家にも「お笑いがないとダメ」という考えが国民の間に深く根付いておりその結果、政治家のモラルが著しく低下し現在の「ポピリズム迎合政治を増大」させている。
元々、メディアリテラシーなど皆無な大多数な日本人にこのような番組編成方法で行っていればそういう事態になるのは、自明だと言える。(日本では、メディアリテラシ教育を受けた人が欧米と比べて遥かに少ない)
テレビがもたらす負の遺産に日々接するにつれメディアリテラシーがもともと養っていない大多数の国民が「黒いものでも白だと思い込み」日本人のモラルハザードは限界に来ている。
ここまで来ると品格どころのレベルの話ではなく、何が品格なのかさえ完全に見失っている輩が多すぎる。
日本の古き良き文化として誰もが「恥を知れ」という言葉を日本人の心の奥深くに養っていた。
今ではどうだろうか。
政治家を筆頭に近所のおじさんやおばさんに至るすべての日本人の心の中に「恥を知る心」を無くしているのではないだろうか。

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