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(毎日新聞 - 06月06日 11:45)
グッドウィル・グループ(GWG)の訪問介護最大手「コムスン」(東京都港区)が青森、兵庫県で運営していた施設で雇用していない訪問介護員を勤務しているなどと偽って申請し、事業所指定を受けていた問題で、厚生労働省は6日、コムスンの介護施設の新規開設や更新を認めないよう都道府県に通知した。介護施設についてこうした処分が下されたのは全国初めて。これによりコムスンは介護サービス事業から撤退する可能性が強まった。
同省老健局によると、コムスンは06年7月に青森県、今年1月に兵庫県内の事業所の新規指定を受けたが、その際、勤務実体のない職員数を水増しするなどの虚偽の申請をした。
コムスンは、04年4月〜今年1月の間に、東京都、岡山県、青森県、群馬県、兵庫県の計8事業所の新規指定の際に虚偽の申請をしたことが各都県の監査で発覚。各都県は各事業所を廃止処分にした。しかし昨春の介護保険法改正で、「居宅サービス等に関し不正または著しく不当な行為をした者」に対しては事業所を廃止後も、事業全体の指定取り消し処分ができるようになった。このため、昨春以降に指定された青森、兵庫県のケースについて規定を適用し、全国の事業所の新規指定、更新を認めない処分を下した。
利用者は、更新期限を迎えるまでは各事業所でサービスを受けられる。
コムスンは全国に約2081事業所を展開しているが、今後、更新期限(6年間)を迎える事業所が順次廃止されていくことになる。その結果、コムスンの事業所は2011年度には426カ所になる。
コムスン広報室は「午後に正式な発表をするのでお待ちいただきたい」と話している。【柴田朗、清水健二】
◇コムスン 人材派遣大手のグッドウィル・グループが100%出資し、88年に設立。老人福祉事業を全国で展開しており、民間の信用調査会社によると、06年6月期の売上高は638億円。事業内容としては、在宅サービスや通所サービスを行っている。
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