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(回答先: 90年代に日本で起こった長期低迷の経済がアメリカ国民を直撃する。引き締めで世界的な資産バブルが崩壊する 投稿者 TORA 日時 2007 年 12 月 25 日 15:10:38)
非常に的確に状況を表していると思います。これをハートランド理論では所得線のシフトの推移で表しています。デフレインフレの一般理論第2章http://www.eonet.ne.jp/~hitokotonusi是非参照して下さい。
私見ですが日本のバブルの崩壊は日本の金融資産と土地資産の空前のバブルと洪水的輸出の結果、ほとんどの産業が大借金を被りました。その経緯は人工的に政府が資金の流通をカットしましたのが原因です。今回のサブプライムの問題は自然に破裂したもので、日本に比べると、少ない被害のように今は思われます。この借金が貯蓄量以上であればデフレに入っていくでしょうが、そうでなければ、また政策的に過度に生産量を促す政策を取らなければ大丈夫だと思います。世界の金融指導者は、おそらくもう少し賢く、日本を参考にするでしょう。
資産バブル崩壊は、ハートランドすなわち国民所得を形成している産業経済基盤から借金返しのための資金を奪います。それがハートランドの資金量と生産量の比率を変え、所得線の角度を下げる原因になります。それが消費不況につながっていくことになります。この所得線の角度の低下が貯蓄量をなくすほどであれば問題だが、そこまで行かなければ通常の需要と供給の経済政策で回復するでしょう。
もしデフレになってももはやあわてる必要はありません。デフレの原因は消費者側の資金不足にあるのだから、消費税のを下げたり、公共料金を安くするような、使えば得するような政策をして資金を消費者側に組み込んでいけばいいだけです。これからどの程度不良債権が出るかには興味がわきます。