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(回答先: ブラジルのマンテガ蔵相・・・ 政府ファンド創設案 ＜レアル高回避＞ 【サンパウロ新聞】 投稿者 hou 日時 2007 年 12 月 15 日 00:02:59)
これは、いままでに無い大きな変化です。
ブラジルの力が増しています。
ブリックスのＢは、どうも侮れません。
スペインの銀行がサブプライムで苦しまなかったのもブラジルのおかげでしょう。
http://www.spshimbun.com.br/content.cfm?DA_N_ID=12&DO_N_ID=20391
消え去った黄金の夢：出稼ぎ者の帰国増える：ドルの価値下落と未来に不安
果てしなき黄金の夢を追い求めアメリカに渡った出稼ぎ者の伯人達はドルの価値下落と先行きの見通し不安で帰国者が急増している。マイホームの夢実現のため五年間アメリカで働いたアレックスさん（二九）も帰国組の一人で七日、ニューヨーク空港で伯人記者に「夢破れて祖国に帰る。もう一度人生をやりなおす」と決意を新たにした。
≪働き口が激減≫
《移住者の収入が激減》
アレックスさんの妻シモーネさんによると、家政婦として働いていたが二、三年前まではまだ暮しやすかった。不況のため家の清掃は主婦自身がやるようになり仕事が急減、夫の収入だけでは生活費に消え残らなくなったので帰国することにした。シモーネさんは生後五か月のアメリカ生まれの息子ヘンリックを抱きながら、それでもほっとした表情で語った。夫のアレックスさんも「今年に入り勤め先の修理工場の仕事がめっきり減った。五年間で残った金はマイホームの入金ぐらいだ」と言っている。ちなみにアレックスさん夫妻の出身地はミーナス州のゴベルナドール・バラダーレス市だが帰国後は首都ベロ・オリゾンテに居住を希望。
《人口の一六％が移民》
ゴベルナドール・バラダーレス市の人口は二十六万人で、うち一六％の四万一千人がアメリカで暮しておりブラジルの対米移民の発祥地として有名だが、移民のほとんどが不法入国者だ。同市は同州東部の辺境の地にあり工業もこれといった産業もなく、商業とサービス業だけの閑散とした町だが、出稼ぎ者の家族、政治家、有力者、企業家、民間自発団体（ＮＧＯ）などに対する送金があり、これが同市を潤していた。毎月平均五百万ドル、年間約六千万ドルの送金が活気と経済的豊かさを同市にもたらしていたが、出稼ぎ者の帰国が増えるごとに送金が減少。アメリカで出稼ぎ者の送金事務を扱っている連邦貯蓄銀行（ＣＥＦ）のサーレス重役によると、今年の九―十―十一月の送金額は昨年同月比で六％減少している。ちなみに六千万ドルは同市の年間予算の二三％に相当する。
《煙と化した汗の結晶》
出稼ぎ者達が帰国するたびに、市当局は帰国者達の事業が同市に定着、永続するよう企業家精神や営業の実態などを指導するが、起業から二年もたたないうちに破産するものが全体の七二％にも達している。彼らはせっかくアメリカで稼いだ金をマイホームの夢すら実現せずに煙と化してしまうのだ。
十九年前からマサツーセッツ州に在住するブラジル移民センターのロッシャ所長は「アメリカの黄金の夢は消えた。あるのは失業と生活の恐怖だけだ。出稼ぎ者達は家を出れば無事帰れるかどうかさえ分からない」と言っている。同所長は、アメリカにおける伯人コミュニティーの人口は過去五年で一三〇％増加したが、今後は悲観的な見通しが多く減少の一途をたどるだろうと推定。ちなみに同コミュニティーの人口は年初、二十七万人だったが、十一月には五千―七千人減少しているとみられている。ニューヨークのブラジル総領事のアルフレッド・グラッサさんも「アメリカの経済的見通しは来年も芳しくない」という想定から出稼ぎ伯人の帰国は増加の傾向にあるとみている。
《芳しくない米の経済》
一方、ゴベルナドール・バラダーレス市から百十キロ離れたミーナス州のイタビリーニャ市でも出稼ぎ者の逆流現象が始まっている。同市の人口は一万人だが、出稼ぎ移民の最盛期には人口の三〇％に当たる三千人がマサチューセッツ州、ニュージャージー州、フロリダ州に分散、在住していた。マンテナ同市市長は移民の帰国を歓迎、帰国者が同市に投資、その発展に寄与するよう要請している。（九日付フォーリャ・デ・サンパウロ紙、エスタード紙より）
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