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ブラジル・スペインへの投資は必須に
http://www.spshimbun.com.br/content.cfm?DA_N_ID=14&DO_N_ID=20352
政府ファンド創設案 マンテガ蔵相が明かす <余剰ドル購入し原資に、中銀のドル買い軽減、コスト高回避へ>
マンテガ蔵相は二二日、国庫の為替市場への介入を強化し、現在中銀が市場で購入して対ドルのレアル高回避と余剰外資のコントロールを行っているが、国庫が外貨を購入し、このドル資金を債券その他に運用、これを原資にブラジル企業の投資に融資するファンドを外国に設置する案を検討していることを明らかにした。
同ファンドの資金は外貨準備高とは別個に市場での余剰ドルを購入するもので、資金額や創設時期については明示しなかった。
中銀による市場での外貨購入で、今年は外貨準備高が740億ドル増えて既に1760億ドルに達している。問題はこの外貨のほぼ全量が米国財務省の証券に運用されているため、政府にはコスト高となっていることがある。
中銀がドル安回避に余剰ドルを市場で買うため、その分レアル通貨の流通量が増える。インフレ圧力を避けるために、政府は政府債券を発行し、流通資金量を下げる。海外での外貨準備高の運用益が国内市場での国内債務のコストよりも低いため、この差を国庫が負担する形に現在なっている。
国庫自体がファンドを創設し市場で外資を購入すれば、中銀が購入する量が現在よりも減らされ、調整も少なくて済むという考えである。外貨の流入スピードも現状ほど長くは続かないと見ていると考えてよさそうだ。
この種の外国政府のファンドでは最大が
アラブ首長国連邦の8750億ドルがあり、
シンガポールが4300億ドル、
ノルウエーが3150億ドル、
サウジアラビアの3千億ドル、
中国の3千億ドル、
クウェートの2500億ドルなどがあり、
モルガン・スタンレーではこの種ファンドの合計額は2兆5千億ドルに上るという。ブラジルの場合は100億ドル程度の小型でスタートする可能性が言われている。