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(回答先: 大和総研・・・ 「日本経済への影響は、日銀による3回の利上げ(0.75%)に匹敵する」 【毎日新聞】 投稿者 hou 日時 2007 年 11 月 20 日 22:35:09)
http://www.moyai.net/modules/m1/index.php?id=1&tmid=7
<もやい>は、アパートで新生活を始める人々の、暮らしの基盤づくりをお手伝いします。
経済的に貧しく、人とのつながりにおいても孤立している。このことが今、路上・公園・施設・病院など、広い意味での「ホームレス状況」に置かれている人々にとって、 自立をさまたげる大きな要因となっています。そしてその「人間関係の貧困」を象徴するのが、 「アパートに入居したくても連帯保証人が見つからない」という問題であると言えます。
私たちは、アパート入居に際して連帯保証人を提供するシステムを構築すると共に、共通の課題を 抱える当事者同士の交流を通じて、社会的な孤立状態の解消をめざします。 そして、人間関係を新しく紡ぎながら、安心して地域社会での生活を築けるよう、専門家の協力も得ながら、 「困ったときにはお互いさま」と言えるつながりを作っていきます。
「自立」とは、ひとりで生きることではなく、つながりの中で生きること・・・人生の再出発を迎える皆さんと一緒に、 新生活の基盤づくりをお手伝いする。そして、誰もが排除されることなく、安心して暮らせる社会をつくっていく。 それが私たちの活動指針であり、理念です。
http://www.moyai.net/modules/news/index.php?storytopic=4&tmid=17
トピックス : 今のままではない世を、たぐり寄せるために
投稿者: Moyai 投稿日時: 2007-10-24 11:55:40 (563 ヒット)
「生活困窮者は、はよ死ねってことか」…今年7月、日記にそう書き残した男性が北九州市小倉北区の自宅で餓死しているところを発見されました。男性は病気のため昨年12月から生活保護を受けていたものの、今年4月に「辞退」を強要されたと見られています。
翌8月、東京都北区で、公園で寝ていた男性に火をつけるなどの襲撃を繰り返していた15〜17歳の少年5人が逮捕されました。新聞報道によると、少年グループのリーダーは、「汚くて街に迷惑をかけている。死んでも仕方がない」など、野宿者に対する差別意識に満ちた発言をしていると言います。
こうした事件は、ごく一部の役所や官僚、ごく一部の少年たちによる「逸脱した行為」に過ぎないのでしょうか?
「生活保護の相談に行ったけど、窓口で追い返された」
「保護を受けていたけど、辞退届を書くように強要された」
という話は、<もやい>の相談活動の間でも繰り返し聞く話です。北九州市の生活保護行政は「ヤミの北九州方式」と呼ばれるほど悪質だと言われていますが、似たような人権侵害は東京を含めた各地で日常的に起こっています。「死んでも仕方がない」と明言する職員はさすがにいないでしょうが、実際の行動でそのように言っているとしか思えない事例は数え切れません。
そうした生活困窮者に対する行政の非人道的な対応を許容してしまい、時にはそれに加担してしまっているのが、私たちの大人社会です。そして、「勝ち組・負け組」といった空疎な言葉を流行らせ、経済力のみで人間を判断するような価値観をのさばらせてきたのも、私たちの社会です。少年たちはそうした社会の空気を敏感に感じ取っているのではないでしょうか。
「生活困窮者は、はよ死ねってことか」という男性のうめきに答えなければならないのは、行政機関だけではありません。「死んでも仕方がない」人など、どこにもいないということ。生活に困窮しようとも、野宿生活を強いられようとも、まさにそれゆえにこそ、ひとりの人間として尊重されなければならないということ。私たちは微力ですが、同じように感じている人は世の中にたくさんいると信じています。その人たちと共に、私たちは今のままではない社会をたぐり寄せていきたいし、今のままではない世の中を用意するための価値観を育んでいきたいと思っています。
(2007年9月、稲葉剛)