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私は、サブプライム問題というのは、資金力のない人が「背伸び」して、高い利子のローンを組んで不動産を購入したのが「元凶」だと思っていたのですが、この記事を読むと、その背景にある、アメリカの高い医療費、クレジットカードの落とし穴、消費者の法律的無知に付け込んだ歩合商売のブローカー、いろいろな、「アメリカの風景」が見えてきます。
2007年8月24日BBCニュースからの受け売りです。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/business/6960961.stm
タイトルは Shrewd lenders spark US mortgage chaos
本文、六割ほど概訳します。
ドメスチックバイオレンスで障害がのこり無収入、でも、ペグにはまだ家がある。
しかし、今、彼女の頭上の屋根さえぐらついている。
ある、離婚したミルウオーキー郊外に住むペグというミドルクラスに属する女性の話。
医療費を払うために、家計が赤字になる。
クレジットカードによる借金が累積する。
(アメリカでは、クレジットカードの使用中、月末に、口座がマイナスになっても、一定の金額を支払えば、そのままカードを使えるようです)
http://blogs.yahoo.co.jp/giantchee2/35174852.html
「安い」ローンへの乗換えを勧める、セールスマンのセールストークに乗る。
最初の、安い「おとり」利子の数ヶ月後、利息は、急上昇した。
そして、現在、立ち退きに抗して、裁判で係争中である。
このサブプライムの問題を2年以上追っている、ミルウオーキーの女性ジャーナリストによれば、サブプライム問題は、貧しい黒人やヒスパニックのことではなく、郊外に住むは白人の問題である。
なぜ、サブプライムのところに行くのかという疑問にたいしては、サブプライムローンを売るブローカーたちは、笑顔を絶やさず、面倒な書類しごとを処理してくれる、そして「安い」スタート利子で魅惑する。
そして、いまだ大きな恐ろしく(見える)銀行に恐れを抱いていて、ブローカーと話を進めるのが「よりまし」とおもっている人たちが多いためと、彼女は説明する。
現在、アメリカでは、不動産ローンの20パーセントがサブプライムである。
矛盾した話だが、サブプライムでローンを組んでいる人の三分の一は、本来、「普通」のあるいは、「プライム」のローンを組むに十分資格のある人たちである。
パトリシアという、重病(cerebral palsy 脳性まひ?)に苦しんでいる、女性の事例。
医療費を支払うためカードの借り入れが重なり、あるローンのブローカーに、相続した家のローンの「乗換え」を勧められた。
(なぜ乗り換えたかといえば)医療費の決して多くはない負債を支払うためである。
「これこそが、アメリカの問題なんです」と彼女は言う。
「医療は人を,特に年をとった人たちを破産させることがありうる」とは、無料法律相談に応じるミルウオーキーの女性弁護士のはなし。
。。。。。。。。。
以上、本文、約65パーセントの概訳。
以下 箇条書きにします
その後は、難しい法律用語が並ぶ、時に100ページにも及ぶ契約書のこと。
金融に関して不案内な人たちが、平均以上に高い利息のローンを組みがちのこと。
歩合商売のブローカー、そしてかれらにセールスの仕事を与える銀行やローン貸付業者。
ブローカーたちの弁明(自分の財力を超えた不動産を買おうとする買い手への非難)。
現在議会では、そのブローカーたちについての法律の変更を視野に入れている。
何も異議がなければ、「非良心的な契約」にサインがなされたかどうかの結審は出るまでは、彼らは家を立ち退かなくてもいい。
(If nothing else, coming before the courts,,)
蛇足
This makes brokers the key part in the Five B's that make up a sub-prime chain that...(この部分、意味わかりません、どなたか教えてください)
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