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(回答先: 福井日銀総裁の利上げ発言で２月以来の米国株式の暴落。日本の景気が回復すると利上げせざるを得なくなりドル・米国株が暴落する 投稿者 ＴＯＲＡ 日時 2007 年 6 月 08 日 09:35:14)
「為替」 欧米株続落にリスク回避の動き121.57円⇒120.88円、原油続伸67.40ドル／ニューヨーク外国為替市場概況
6月8日6時58分配信 フィスコ
「欧米株続落にリスク回避の動き121.57円⇒120.88円、原油続伸67.40ドル」ニュー
ヨーク外為市場概況 2007年6月8日（金曜日）−株式会社フィスコ 平松京子/片
山 善博
[ニューヨーク外国為替市場概況]
*06:51JST 「欧米株続落にリスク回避の動き121.57円⇒120.88円、原油続伸67.40ドル」
【ロンドン市場概況】
7日のロンドン外為市場では、ドル・円は、欧州株式動向や「北朝鮮、短距離ミサ
イルを数発発射」との報道を材料に、121円23銭から121円44銭で上下する展開とな
り、ユーロ・円は、独株価指数が軟調推移、英株価指数が上昇も伸び悩んだことを
受け163円84銭から163円40銭まで下落した。ユーロ・ドルは1.3505ドルから1.3460
ドルまで下落し、ドル・スイスは1.2189フランから1.2241フランまで上昇、ポン
ド・ドルは、1.9928ドルから1.9872ドルに下落後、やや反発していたが、英中銀の
政策金利の据え置き決定で1.9855ドルまで下落が進んだ。
【経済指標】
特になし
【金融政策】
英中銀金融政策委員会：政策金利を5.50％に据え置き決定
【要人発言】
藤井財務次官
「債券市場動向、注視していく必要ある」
「景気回復度合いに比べた過度な金利上昇は景気に悪影響あり望ましくない」
「金利はこのところ上昇傾向で推移している」
渡辺財務官
「最近の日本の金利上昇、実体経済の動きを非常に的確に反映」
「円キャリーの巻き戻し、大きく市場の安定性を損なっていない」
「長期金利上昇、世界の資金の流れにしわが寄っておらず自然な動き」
「外貨準備の運用、通貨構成を変えることには慎重」
【ニューヨーク市場寄付】
ドル・円：121円39銭、ユーロ・ドル：1.3477ドル、ユーロ・円：163円57銭、ポン
ド・ドル：1.9857ドル、ドル・スイス：1.2234フラン
【ニューヨーク市場概況】
7日のニューヨーク外為市場では、ドル・円は北朝鮮のミサイル発射のニュースや
米株式市場が一旦プラス圏に戻した事から121円57銭まで上昇したが、米金利上昇を
受けて株式市場が下落に転じた事を嫌気したリスク回避の動きに120円88銭へ反落
し、120円前後で取引を終えた。
ユーロ・ドルは欧米金利差拡大やユーロ・円絡みの売りに1.3477ドルからストップ
をつけて1.3423ドルまで反落した。ユーロ・円は欧米株安を受けたキャリートレー
ド手仕舞いなどに163円79銭から162円33銭まで下落した。ポンド・ドルは英中銀の
金利据え置き決定やポンド・円絡みの売りに1.9857ドルから1.9748ドルまで下落
し、ドル・スイスは1.2222フランから1.2268フランまで上昇した。
【FF先物米金利変更織り込み率】
6月までの利下げ確率：0％で変わらず
9月までの利下げ確率：2％で変わらず
年内の利下げ確率：6％←16％
【原油市場】
原油相場は続伸し、取引時間中に06年9月以来初めての67ドル台をつけた。6日発
表の米ドライブシーズンの第1週目にあたる先週分の在庫統計において製油所稼働率
が大幅低下しており、石油関連製品の供給懸念が引き続き買い材料となった。ガソ
リン在庫は先週まで5週連続で増加しているが、低い製油所の稼働率を受けて今後、
減少に転じるとの見方が広がっている。NY原油先物価格は約9ヶ月ぶりの高値となる
67.40ドルまで上昇し、66.93ドル（前日比+0.97ドル、+1.4％）の高値圏で取引を終
えた。
【株式市場概況】
NY株式相場は大幅下落。昨日の欧州に続き、ニュージーランドや南アフリカが相次
いで金融引き締めを実施、米国債10年物利回りが約10ヶ月ぶりに5％を上回ったこと
を嫌気して終日下落する展開となった。セクター別でも全面安となっており、特に
公益事業や不動産の下落が目立った。小売各社が5月の既存店売上げ高を発表、デパ
ートのJCペニー（JCP)やメイシーズ（M)、アパレルのアバクロンビー＆フィッチ
（ANF)などが予想を下回り売られた。イムクローン（IMCL)はモルガンスタンレーが
バイオセクターの投資判断を引き下げたことで7.3％安。一方で、アップル（AAPL)
はパイパー・ジェフレイが2009年にiPhoneの4500万台の販売を見込むなど、目標株
価を140ドルから160ドルへと引き上げ堅調に推移した。ダウ構成銘柄では、既存店
売上高が予想を下回ったウォルマート（WMT)が下落。また、リーマンブラザーズ
（LEH)が投資判断を引き下げたプロクター＆ギャンブル（PG)も軟調。結局ダウは
198.94ドル安の13266.73、ナスダックは2541.38ポイント安の45.80で取引を終了し
た。債券ファンドマネージャーで米国債に強気で知られたピムコ社のビル・グロス
氏が、25年ぶりに弱気に転じたことを明らかにした。今後3年で米国債10年物利回り
は6.5％程度まで上昇するとの見方を示している。
【通貨オプション】
オプション市場では、リスク回避の動きを受けて堅調に推移し1ヶ月物は6.450％
から6.350％へ低下するものの、3ヶ月物は6.525％から6.625％、6ヶ月物は6.675％
から6.775％、1年物は6.750％から6.900％へそれぞれ上昇した。
リスクリバーサルは、株式市場の調整を受けたリスク回避の動きが継続、G8におい
て人民元への懸念が示されたとのニュースを受けた円先高感に伴い円コール買いが
強く、25デルタ円コール・ドルプット1ヶ月物は+1.100％から+1.200％へ拡大、3ヶ
月物は+1.300％で昨日と同水準、6ヶ月物は+1.375％から+1.425％へ拡大、1年物は
+1.525％で昨日と同水準で取引されている。
【経済指標】
米・週次新規失業保険申請件数：30.9万件（予想31万件、前回31万件）
米・4月卸売在庫：前月比+0.3％（予想+0.3％、3月+0.4％←+0.3％）
米・4月消費者信用残高：+26億ドル（予想+60億ドル、3月+140億ドル←+134.6ド
ル）
【金融政策】
南ア準備銀：政策金利を0.5ポイント引き上げ9.5％に
【要人発言】
米政府
「北朝鮮のミサイル実験確認」
ジョンドロー米国家安全保障会議（NSC）報道官
「北朝鮮によるミサイル発射実験は建設的でない。米国と同盟国は、北朝鮮がミサ
イル実験を控えるべきと確信する」
バローゾ欧州委員長
「サミットで為替相場について協議した」
「人民元への懸念があった」
ポールソン米財務長官
「中国は米国への投資に関心」
「米国外国投資委に関する法律の米議会通過の可能性大」
「人民元動かす必要性は今のほうが05年7月当時より強い」
G8声明
「世界不均衡は徐々に是正」
「世界経済は力強いペースで拡大している」
「世界経済は、良好である」
「新興経済国や産油国にも努力を求める。多額かつ増加する経常収支黒字を有する
新興経済国においては、為替レートが、必要な調整が進むように変動することが重
要」
「世界不均衡は安定している兆候がみられる」
「世界不均衡の緩やかな是正は世界経済において必要だが、時間がかかる」
プロディ伊首相
「G8首脳が地球温暖化への対処で世界的に新たな行動を推進する事で合意したもの
の温室効果ガス削減に向けて米国とロシアに数値目標を義務付けるにはいたらず」
「欧州連合（EU）、日本、カナダは温室効果ガスを2050年までに半減する事を公
約」
スマギ欧州中銀専務理事
「金融政策は経済動向次第」
「経済加速したため金利引き上げ」
トリシェECB総裁
「人民元の柔軟性は世界の利益にかなう」
ガルガナス・ギリシャ中銀総裁
「金融政策は引き続き緩和的」
「ECBは綿密に監視」
「インフレを抑制するため行動をおこす」
「原油価格、力強い経済成長、豊富な流動性がリスク」
【東京市場終値-ニューヨーク市場終値】
為替市場： （始値） （高値） （安値） （終値）
ドル・円 121.27 121.57 120.88 120.99
ユーロ・ドル 1.3498 1.3505 1.3423 1.3434
ユーロ・円 163.68 163.84 162.33 162.51
ドル・スイス 1.2194 1.2268 1.2189 1.2241
ポンド・ドル 1.9924 1.9938 1.9748 1.9781
株式市場：
NYダウ 13463.48 13480.22 13259.82 13266.73
ナスダック 2576.07 2585.73 2541.38 2541.38
債券市場： （始値） （終値）
米国債 2年物 4.950 5.030
米国債10年物 4.964 5.132
米国債30年物 5.081 5.231
先物市場：
NY金先物 674.0 675.5 662.5 665.2
NY原油先物 65.91 67.40 65.85 66.93
シカゴ日経平均先物 17890 17970 17730 17785
最終更新:6月8日6時58分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070608-00000002-fis-brf
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