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(回答先: 本格的に始まる有機EL開発戦争と生き残る企業 【Nevada経済速報4月12日(木)】 投稿者 愚民党 日時 2007 年 4 月 12 日 14:24:19)
東芝が2010年度売上高9.5兆円・営業利益4800億円目指す、09年に有機ELテレビ参入
19:55 JST
[東京 12日 ロイター] 東芝(6502.T: 株価, ニュース , レポート)は12日、経営方針説明会を開き、2010年度に売上高9兆5000億円、営業利益4800億円、営業利益率5%、ROE(株主資本利益率)15%とする収益目標を示した。原子力とNANDフラッシュメモリーの事業拡大を継続するほか、09年にも次世代テレビの有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)テレビに参入するなど新たな成長戦略を掲げた。東芝の西田厚聡社長は説明会で「2010年度に全ての事業領域で高成長、高収益を実現したい」と語った。
10年度の目標数値は、06年度売上高見込み(7兆円)から35%、同営業利益(2500億円)から92%それぞれ引き上げた水準。09年度までの3年間で1兆7500億円の設備投資を実施。04─06年度の設備投資額は1兆4421億円で、次の3年間では約3000億円の増額となる。西田社長は、原子力や半導体、デジタル製品を強化する一方、「今年は現有事業を総点検し、その結果として成長事業への資源傾斜配分をさらに進める」との考えを示した。
04─06年度と07─09年度での設備投資額は、いずれも昨年買収した米原子力大手のウエスチングハウス(WH)の買収費用(約4800億円)を除いた。同時に発表した09年度までの収益計画では、09年度に売上高8兆7000億円、営業利益4000億円を狙う。D/Eレシオ(有利子負債自己資本比率)は06年度見込み110%以下から09年度には100%以下に低下させるとしている。
<NANDフラッシュは毎年50%の価格下落を想定>
09年度までの設備投資額のうち1兆円超は半導体事業に投入するが、投資金額規模には06─08年度の計画から上積みはない。NANDフラッシュメモリーでは今年度中に第4製造棟で生産を開始し、09年度に第5棟で製造を始める。会見した西田厚聡社長は「半導体メモリーは毎年50%ずつ価格が下がると想定している」と説明。第5棟の立地選定と投資規模は07年度中に決定する。
第5棟の生産開始は当初に比べ1年遅れとなるが、西田社長は、微細化加工の進展と歩留りの改善で生産性が向上しており、第5棟の計画を急ぐ必要はないとの見方を示した。
<ウエスチングハウス投資回収は3年間短縮>
買収したウエスチングハウスの活用では、新型炉「AP1000」が中国で4基受注予定であるほか、米国でも受注拡大を狙う。東芝の西田社長は説明会で「昨年ウエスチングハウスを買収した時は米国で11基の建設見込みだったが、現時点では30基以上」として受注機会が拡大していると強調。17年間としていた買収金額の回収期間を14年間に短縮した。西田社長は、住友商事(8053.T: 株価, ニュース , レポート)によるWHへの投資(5%程度で調整)について「まだ話し合いが続いてる」と述べた。
<有機ELに参入意向もSEDは足踏み>
テレビ事業では、超薄型化が可能な有機ELテレビの商品化が2009年度にも可能との認識を示した。有機ELパネルは、松下電器産業(6752.T: 株価, ニュース , レポート)との共同出資会社の東芝松下ディスプレイテクノロジー(本社東京都港区)が、既に21型の有機ELパネルを開発。西田社長は「09年には間違いなく、少し大きいカラーテレビ用の有機ELが出る」と述べた。比較的低価格な機種と高級タイプを併せて投入する意向だという。
有機ELに先行して、東芝は2007年10─12月期にSED(表面電界ディスプレー)テレビの発売を目指していたが、米国企業との特許係争を受けて、計画が足踏み。キヤノン(7751.T: 株価, ニュース , レポート)との合弁会社をキヤノンの全額出資に切り替えた。西田社長はSEDについて「戦略的位置付けは変わらない」としたが、SEDテレビの発売時期については、特許係争への影響を理由に明言しなかった。
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