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塗り変わる世界鉄鋼地図 只今買取り合戦中、タタがコルスを取得
世界の製鉄業界は激烈な買取り合戦の真只中にあるが、インドのタタ製鉄とブラジルのナショナル製鉄CSNがヨーロッパのコルス製鉄の買収を巡って争い、タタ製鉄が勝利を収めた。タタとCSNの争いは昨年10月4日に世界番付で52番目のインドのタタ製鉄がコルス製鉄に対し一株4・55ポンド、合計76億ドルでの買取り話を持ち掛けたのが切っ掛け。その後は相互に買取り価格を吊り上げ争っていたが、1月30日、タタ製鉄は一株6・08ポンド、総計113億ドルでコルス製鉄の買取りに成功した。
なお、これで世界の鉄鋼地図は1位が断トツで
アルセロル・ミタル(オランダ)の1億0073万トン年産で、
2位が新日鉄の3291万トン、
ポスコ(韓国)が3位で3142万トン、
4位が日本のJFEで2957万トン、
5位に今回のタタ・コルスが入り2278万トン、
6位にバオ(宝山)製鉄(中国)の2273万トン、
7位がUSスチールの1926万トン、
8位ヌーコア(米)の1845万トン、
9位リーバ(伊)の1753万トン、
10位がチッセンクルップ(ドイツ)の1655万トン
となり、CSNは49位のままである。